「あれ、どこにいったの?」
お気に入りのおもちゃを探したり、なくした鉛筆を見つけたり。子どもとの毎日には、「探す」「見つける」がいっぱい。
英語では、何かを探すときは look for、見つけたときは find、知らなかったことを調べて分かるときは find out がよく使われます。
似ているけれど、少しずつ役割の違う3つの表現。
意味を整理したあとで英語絵本を開いてみると、それぞれの違いが物語の場面と結びついて、ぐっと身近に感じられるかもしれません。
look forの意味は「〜を探す」
look for は、人や物などを「探す」という意味。
例えば、お気に入りのぬいぐるみが見当たらないときには、こんな声かけが使えます。
- I’m looking for my teddy bear.(くまのぬいぐるみを探しているの)
- What are you looking for?(何を探しているの?)
- Let’s look for it together.(一緒に探そう)
ここでのポイントは、look for が「探している行動」に注目した表現だということ。
まだ探している途中なのか、結局見つかったのか。それは look for だけでは分かりません。
ちなみに、よく似た look at は「〜を見る」。前置詞が変わるだけで、意味も変わるんですね。
英語絵本『Find Spot: The Rainy Day』では、雨の日に水たまりを探す場面が登場。
「あったかな?」「こっちかな?」
そんなやり取りを思い浮かべると、look for のイメージがつかみやすくなります。
find・find outとの違いは?
3つの表現を並べてみましょう。
| 英語 | 基本の意味 | 注目するところ |
|---|---|---|
| look for | 〜を探す | 探している行動 |
| find | 〜を見つける | 発見したこと |
| find out | 調べて知る・確かめて分かる | 新しい情報を得ること |
look forとfindは「探す」と「見つける」
例えば、なくした鉛筆を探しているとき。
- I’m looking for my pencil.(鉛筆を探しているの)
- I found my pencil!(鉛筆を見つけた!)
最初は look for、見つかったら find。
同じ鉛筆の話でも、探しているところなのか、見つけたところなのかで使う言葉が違います。
もちろん find は、探していた物だけでなく、偶然何かを見つけたときにも使える表現。過去形の found も、日常会話ではよく登場します。
find outは「知らなかったことが分かる」
では、find out はどうでしょう。
こちらは物を見つけるというより、答えや事実など、新しい情報を知ることに注目した表現です。
- Let’s find out!(確かめてみよう!)
- Let’s find out why.(どうしてなのか調べてみよう)
- I found out the answer.(答えが分かったよ)
「どうして?」「何だろう?」
子どものそんな疑問から始まる会話に、ぴったりですね。
例えば、庭で見つけた虫の名前を図鑑で調べるとき。
虫を見つけるのは find。何という虫なのか調べて分かるのが find out です。
ただし、find にも「経験して分かる」といった使い方があります。物なら必ず find、情報なら必ず find out と分けられるわけではありません。
まずは、この基本的な違いから覚えておくと使いやすいでしょう。
英語絵本で3つの表現を確かめよう
意味が分かったところで、今度は絵本の世界へ。
登場人物が何かを探したり、発見したり、知らなかったことを確かめたり。物語の流れに重ねると、言葉の違いがより鮮明になります。
探す・見つける:『Are You My Mother?』
お母さんを探して歩き回る、小さな鳥の物語。
探している間の行動と、お母さんを見つけようとする気持ちが、お話を通して描かれています。
look for と find の違いを考えるときにも、イメージをつかみやすい一冊です。
▶ 『Are You My Mother?』の絵本紹介を見る
探す行動と発見:『George’s DINO Day』
恐竜が大好きなジョージが、博物館で骨や化石を探すお話。
こちらの記事では、look for と find の違いをジョージの探検に重ねて解説しています。
「今は探しているところかな?」「何か見つかったかな?」
そんな声かけをしながら読んでみるのも楽しそう。
知らないことを確かめる:『Penguin and Pumpkin』
秋を知らないペンギンが、氷の世界を離れて冒険へ。
農場を訪れ、秋がどんなものなのか確かめようとする場面には、find out がぴったりです。
この絵本には、陸地の手がかりを探す look for の表現も登場。
何かを探すことと、知らないことを確かめること。その違いを、同じ物語の中で感じられるのが面白いところですね。
▶ 『Penguin and Pumpkin』の絵本紹介を見る
「どんな姿かな?」を調べる:『Max the Brave』
勇敢な子猫のマックスは、ネズミを追いかけたいのに、肝心のネズミがどんな姿なのか知りません。
そこで登場するのが、find out what … looks like。
「〜がどんな姿なのか調べて知る」という意味で、find out の使い方がよく分かる場面です。
何かを見つける前に、まずはそれが何なのか知らなくちゃ。
マックスのちょっとおかしな冒険に、思わず笑ってしまいそうですね。
親子の日常で使ってみよう
3つの表現は、特別な勉強時間を作らなくても、普段の遊びの中で使えます。
例えば、おもちゃを探しているとき。
親: What are you looking for?
(何を探しているの?)
子: My dinosaur!
(恐竜のおもちゃ!)
親: Oh, I found it!
(あ、見つけたよ!)
無事に恐竜のおもちゃが見つかったら、今度は図鑑を開いてみてもいいですね。
親: Let’s find out what dinosaurs ate.
(恐竜が何を食べていたか調べてみよう)
探して、見つけて、調べてみる。
たった一つの遊びの中にも、3つの表現を使う場面があるんです。
もちろん、最初から全部覚える必要はありません。
まずは探し物をしているときの、What are you looking for? から。
絵本で出会った言葉が、いつもの親子の会話につながっていく。そんな小さな発見も、英語を楽しむきっかけになりそうですね。