「ママ、なんで『おうちに帰ろう』は “Let’s go home” なのに、”Let’s go house” じゃないの?」
子供との英会話で、こんな素朴な疑問を持ったことはありませんか?
日本語ではどちらも「家」と訳されますが、英語の Home と House には、ネイティブなら誰もが持っている「決定的なイメージの違い」があります。
今回は、この2つの違いを「ハート(心)」と「ハコ(箱)」のイメージで解説。子供に聞かれてもすぐに答えられる、わかりやすい使い分けのルールをご紹介します。

1秒でわかる!HomeとHouseの決定的な違い
結論から言うと、ネイティブは無意識にこの2つをこう使い分けています。
- House = 「箱」(建物・物理的なモノ)
- Home = 「居場所」(心・安心できる場所)
House(ハウス)は「建物」
House は、コンクリートや木でできた「建物そのもの」を指します。
不動産屋さんで売っているのは「House」です。「一軒家」という建築物をイメージしてください。
そこに人が住んでいてもいなくても、建物があればそれは House です。
- 例: “That is a big house!” (あれは大きな家(建物)だね!)
※外から建物の大きさや形を見ているニュアンス。
Home(ホーム)は「心の居場所」
Home は、「自分が帰るべき場所」「家族がいる安心できる場所」という心理的な居場所を指します。
建物である必要はありません。テント暮らしでも、そこが大好きな家族と過ごす温かい場所なら、そこは Home です。
逆に、どんなに立派な豪邸(House)に住んでいても、家庭内が冷え切っていて帰りたくない場所なら、それは Home とは呼べないかもしれません。
- 例: “Let’s go home.” (おうちに帰ろう。)
※「愛する家族が待つ、安心できるあの場所へ戻ろう」というニュアンス。
なぜ “Go home” には “to” がつかないの?
学校で Go to school (学校へ行く)と習ったのに、なぜ Go home (家に帰る)には to がつかないのでしょうか?
実は、Home という単語には、「家(名詞)」という意味だけでなく、「家へ(副詞)」という意味も最初から含まれているからです。
- School (学校) → ただの「場所」。向かうには
to(~へ)が必要。
⭕Go to school. - Home (家へ) → 単語自体に「~へ」という矢印が含まれている。
⭕Go home.
❌Go to home.(「へ」が二重になってしまう)
一方、House はただの「建物(名詞)」なので、そこに向かう場合は to が必要です。
- ⭕
Go to the house.(その建物へ行く)
場面別!子供と使えるフレーズ使い分け
「どっちを使えばいいの?」と迷ったときは、「家族団らんの温かさ」があるかどうかで判断しましょう。
1. 「おうちに帰ろう」
一番よく使うフレーズです。
⭕ Let’s go home.
(私たちの居場所へ帰ろう)
❌ Let’s go house.
(間違い:建物に行こう?不動産の内見に行くの?と聞こえてしまいます)
2. 散歩中に大きなお家を見つけた時
よそのお宅を指して言う場合です。
⭕ Look at that big house!
(見て、大きな家(建物)だね!)
❌ Look at that big home!
(間違いではないですが、外から見ただけでは「温かい家庭(Home)」かどうかはわかりません。建物として褒めるならHouseが自然です。)
3. 「お家で映画を見ようよ」
家の中でくつろぐ提案をする時です。
⭕ Let’s watch a movie at home.
(自分たちのくつろげる場所で)
❌ Let’s watch a movie at house.
(不自然:建物の中で?場所としては通じますが、Homeの持つ「自宅感」が出ません。)
まとめ
- House は 「見える建物(箱)」。不動産や建築物としての家。
- Home は 「見えない絆(心)」。家族が待つ、安心できる居場所。
迷ったときは、「ただいま!」と帰る場所なら Home、「あれ見て!」と指差す建物なら House と覚えておけば間違いありません。
お子さんと「あのお家(House)大きいね!」「早くおうち(Home)に帰ってご飯食べようか」と、使い分けを楽しんでみてくださいね。