子どもが小さかった頃、家でフォニックスの教材を使っていました。
でも、カードに出てくる英単語を見て覚えるだけでは、なかなか頭に残らないんですよね。
そこで、普段の会話の中に、ちょっとした英語の言葉遊びを混ぜるようにしていました。
英語を勉強するときだけのものにせず、日常の中でも自然に親しんでほしかったからです。
手をたたいたり、声をまねしたり、覚えた言葉を思い出したり。文字がまだ読めない幼児でも楽しめる英語遊びは、意外と身近なところにあります。
今回は、親子で気軽にできる英語の言葉遊びを4つ紹介します。
まずは、手をパチパチするところから始めてみませんか?
親子ですぐできる!英語の言葉遊び4選
1.英単語に合わせて、手をパチパチ!
まずは、声を出して手をたたくだけの遊びです。
たとえば、こんなふうに。
dog 👏(1回)
apple 👏👏(2回)
banana 👏👏👏(3回)
英単語を声に出しながら、音のまとまりに合わせて手をたたきます。
親が「banana!」と言いながら3回手をたたいたら、子どもも一緒にパチパチ。
「何回だった?」とクイズにしなくても、まねするだけで楽しめます。

英語で声をかけるなら、
Let’s clap!
「手をたたこう!」
という短い表現も使いやすいですね。
実はこの遊び、英語の「音節(syllable)」という音のまとまりを感じる遊びでもあります。
dogは1音節、appleは2音節、bananaは3音節。英語の発音に合わせて手をたたくのがポイントです。
ただ、家庭で遊ぶときに「音節」という言葉を教える必要はありません。
親子で声を出して、パチパチ。
好きな食べ物や動物の名前に変えてみるのも面白いですよ。
2.まねっこ英語!だんだん速くしてみよう
子どもって、大人の言葉や動きをよくまねしますよね。
そんな「まねっこ」を英語でもやってみましょう。
たとえば、赤い服を指さして、
Red!(赤!)
子どもも続けて「Red!」
次は黄色いおもちゃを指さして、
Yellow!(黄色!)
こちらも「Yellow!」とまねします。
最初はゆっくり。慣れてきたら、少しずつテンポを上げてみます。
Red! Yellow! Red! Yellow!
赤い服を指さそうと見せかけて、サッと黄色いおもちゃを指したり。
急に切り替わると、つい違う色を言ってしまうことも。そんなやり取りも、親子で楽しめるところです。

色だけでなく、apple、ball、dogなど、身の回りの知っている英単語でも遊べます。
おもちゃで遊んでいるときや、着替えの途中など、ちょっとした時間にできるのもいいところ。
子どもが慣れてきたら、今度は子どもが指さす番。親が英語で答えるのも楽しいですね。
3.おしまいの響きが似ている言葉を見つけよう
英語には、意味は違うのに、最後の響きが似ている言葉があります。
たとえば、cat(猫)とhat(帽子)。
続けて声に出すと、なんだかリズムがよくて、ちょっと面白いですよね。
こうした音の組み合わせを、韻(ライミング/rhyming)といいます。
まずは、親が2つの言葉を続けて言ってみましょう。
cat、hat。cat、hat。
ほかにも、こんな組み合わせがあります。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| cat / hat | 猫 / 帽子 |
| bee / tree | ハチ / 木 |
| mouse / house | ネズミ / 家 |
| boat / goat | ボート / ヤギ |

最初は、親が言って子どもがまねするだけでも楽しめます。
慣れてきたら、猫・帽子・犬の絵を並べて、「catとおしまいの響きが似ているのは、どっちかな?」と聞いてみましょう。
英語で聞くなら、
Which one rhymes with cat, hat or dog?
「catと韻を踏むのは、hatとdogのどっち?」
という言い方もできます。
ライミングは、英語の歌や絵本にもよく登場します。
『Rhyming Dust Bunnies』もその一冊。登場人物たちが韻を踏む言葉を次々に言い合う、音の面白さが詰まった作品です。
4.「B」で始まる英単語、いくつ言える?
英単語を少しずつ覚えてきたら、こんな言葉遊びも楽しいですよ。
ルールは簡単。
同じ音から始まる英単語を、親子で交互に言い合うだけです。
たとえば、「B」で始まる言葉なら……
親「Ball!(ボール)」
子「Bear!(クマ)」
親「Banana!(バナナ)」
子「Book!(本)」
こんなふうに、しりとりのように順番に言葉を出していきます。

我が家でも、子どもが小さかった頃、フォニックス教材で覚えた英単語を使って、普段の会話の中で言葉遊びをしていました。
カードを見ればわかる単語も、急に聞かれるとなかなか出てこなかったり。逆に、思いがけない言葉が飛び出してきたりするのも面白いところです。
まだ知っている英単語が少ないうちは、親が「ball、bear」と声に出して、子どもがまねするだけでもOK。
単語が増えてきたら、今度は子どもが答える番です。
また、この遊びはフォニックスの学習にもつながります。
ballやbearの最初に聞こえる音に親しんだあと、文字に興味が出てきたら、アルファベットのBを見せてみる。
「あ、この音はBで表せるんだね」
そんなふうに、耳で聞いていた音と文字が結びついていきます。
ただし、ゲームで使う最初の音は、アルファベットの名前「ビー」ではなく、ballやbearの最初に聞こえる短い /b/ の音です。
覚えた英語を、普段の会話の中でも
今回紹介した英語の言葉遊びは、特別な教材をそろえなくても楽しめるものばかりです。
手をたたいたり、身近なものを指さしたり、似ている響きを探したり。
そして、少しずつ覚えてきた英単語を、親子で言い合ってみる。
フォニックス教材を使っていた頃、私が意識していたのは、英語を勉強の時間だけで終わらせないことでした。
せっかく覚えた英単語なら、普段の会話でも使ってみたい。
絵本を読んでいるときも、おもちゃで遊んでいるときも、ちょっとした英語の音遊びを混ぜてみる。
そうしているうちに、英語が子どもの日常の中に少しずつ入り込んでくる。そんな感覚がありました。
韻の面白さが気に入ったら、造語が楽しい『There’s a Wocket in my Pocket!』もおすすめです。
今日、目についたものや、お子さんが好きな単語から。
親子で英語の言葉遊びを楽しんでみてくださいね。