英語絵本『This is Not My Hat』の読み聞かせ動画のご紹介です。
この絵本は2013年コルデコット大賞受賞作品で日本語版では「ちがうねん」というタイトルになっています。人気絵本作家の長谷川義史さんが日本語訳をして話題になりました。前作に「どこいったん」という同シリーズの絵本もありますね。
日本語版では大阪弁で語られているようで、合わせて読むと楽しめそうです。
英語版では冒頭でいきなり”stole”という単語が出てきて驚くかもしれません。小さな魚が、大きな魚の頭から帽子を盗んだところからお話は始まります。
小魚が言い訳を語りながら逃げていく様子と、対象的に進むイラストがユーモラスです。
This is Not My Hat
シンプルで短めな文とビジュアルで、初級英語のリスニングにちょうど良い読み聞かせです。読み手の語りのリズムを真似て、一文一文追いかけるように発声してみると英語独特の発音練習にもなりそうです。
視聴する前に子どもと一緒におこなった訳です。
This hat is not mine.
この帽子は私のではない。
I just stole it.
私は、ちょうどそれを盗みました。
I stole it from a big fish.
私はそれを大きな魚から盗みました。
He was asleep when I did it.
私がそれをした時彼は寝ていた。
And he probably won’t wake up for a long time.
そして、彼は長い間多分起きないでしょう。
And even if he does wake up,
そして、たとえ彼が起きたとしても、
he probably won’t notice that it’s gone.
彼はそれが無くなったとしても気が付かないかも知れない。
And even if he does notice that it’s gone,
そして、たとえ彼がそれがなくなったと気がついても、
he probably won’t know it was me who took it.
彼は、それをしたのは私であったということを多分知らないでしょう。
And even if he does guess it was me,
そして、たとえ彼がそれが私であったと思ったとしても
he won’t know where I’m going.
彼は、私がどこに行っているかわかりません。
But I will tell you where I’m going.
しかし、私は、どこに行っているかについてあなたに話します。
I am going with the plants grow big and tall and close together.
私は大きくて背が高く密集した植物達と一緒のところに向かいます。
It is very hard to see in there.
そこで中でわかるのは非常に難しいです。
Nobody will ever find me.
誰も、私を決して見つけません。
There is someone who saw me already.
すでに私に会った誰かがいます。
But he said he wouldn’t tell anyone which way I went.
しかし、彼は、私がどちらに行ったかについて誰にも話さないと言いました。
So I am not worried about that.
それで、私はそれについて心配しません。
I know it’s wrong to steal a hat.
私は、帽子を盗むのは間違っているということを知っています。
I know it doesn’t belong to me.
私はそれが私のものではないことを知っています。
But I’m going to keep it.
しかし、私はそれを保つつもりです。
It was too small for him anyway.
それは、いずれにしろ彼の割にあまりに小さかったです。
It fits me just right.
それは、ちょうどぴったり私に合います。
And look! I made it!
そして見て！ 私は成功した！
Where the plants are big and tall and close together!
大きくて高くて混み合ってる植物たちの場所
I knew I was going to make it.
私は、成功するつもりであるということを知っていました。
Nobody will ever find me.
誰も、私を決して見つけないでしょう。
