こんにちは!
今回は、みんな大好きなピート・ザ・キャット(Pete the Cat)が世界を旅する英語絵本「Pete the Cat’s World Tour」をご紹介します!
なんとピートが、バンドの仲間たちと一緒に世界中をツアーで回るんです。しかも、行く先々で現地の文化をちゃんと楽しんじゃうっていう、旅と音楽とグルメのいいとこ取りな一冊。
ここでは「Pete the Cat’s World Tour」の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
ピートとバンドメンバーたちは、ギターとスーツケースを持って、世界一周ツアーへ出発します!
最初の国はメキシコ。ピートはお腹ぺこぺこ。そこで食べたのは…魚とサルサが入ったピリ辛のタコス!「Tangy and delicious!(ピリッとして美味しい!)」ってご機嫌です。
そのあとも、ペルーでホットチョコレートを飲んだり、アイスランドで温泉に入ったり、フランスでバゲットとエクレアを両方食べたり。もうね、ピート、満喫しすぎなんです。
行く先々でライブして、食べて、ちょっとリラックスして…というテンポのよさが心地よくて、読んでるこっちも一緒に旅してる気分になります。
そして旅のラストには、やっぱりピートらしい一言が。
「世界はグルーヴィーなものであふれてる!」って。
…うん、わかる。グルーヴィー、なんかいい。
英語学習のポイント
この絵本、すごく読みやすいです!
というのも、ピートシリーズに共通する「短くて簡単な文」+「ちょっとしたユーモア」がしっかりあるからなんですね。
「What should I eat?(何食べようかな?)」とか、「Look at the time!(時間見て!)」みたいな、日常でそのまま使える表現が自然に出てきます。
そして、各国でピートが言う感想のセリフがまたいいんですよ。
「Ahhh, just what I needed.(ああ、まさにこれが必要だった)」とか、「Groovy!(いい感じ!)」とか。
音の響きも楽しくて、子どもたちもついマネしたくなっちゃいます。
There’s no place like home.(やっぱり家が一番)
この表現、実は英語圏ではけっこう定番で、「帰る場所のありがたさ」みたいなものをしみじみ表してるんです。
例文:
After a long trip, there’s no place like home.(長旅のあとは、やっぱり家が一番)
I love traveling, but there’s no place like home.(旅は好きだけど、やっぱり家が落ち着く)
I can’t wait to…(〜するのが待ちきれない!)
これはワクワクしてる気持ちをそのまま表すフレーズで、ピートも最後に言ってます。
例文:
I can’t wait to see my friends.(友だちに会うのが待ちきれない!)
I can’t wait to try the tacos!(タコスを食べるのが楽しみ!)
言うだけでテンション上がるやつです。
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
Pete and his band mates are going on a world tour.
ピートと彼のバンド仲間はワールドツアーに出かけるところです。
They are ready to rock!
彼らはロックする準備万端!
The first stop is Mexico.
最初の目的地はメキシコです。
Pete is very hungry before the concert.
ピートはコンサートの前にとてもお腹が空いています。
“What should I eat?” he wonders.
「何を食べようかな?」と彼は考えます。
“How about tacos?” suggests Gus.
「タコスはどう?」とガスが提案します。
Pete try a taco filled with fish, salsa and lettuce.
ピートは魚、サルサ、レタスが入ったタコスを試します。
“Tangy,” he says, “and delicious!”
「ピリッとして美味しい!」と彼は言います。
Cus eats one filled with no powers.
カスはノーパワー(※原文ママ)が入ったものを食べます。
That is a kind of cactus!
それはサボテンの一種です!
Next the band performs on a mountain in Peru.
次にバンドはペルーの山で演奏します。
“The view is awesome,” says Pete, “but it’s chilly up here.”
「景色は最高だけど、ここは肌寒いね」とピートは言います。
“Would you like a cup of Peruvian hot chocolate?” ask the fan.
「ペルーのホットチョコレートはいかがですか?」とファンが尋ねます。(※原文ママ ask)
“I would love some!” it says Pete.
「ぜひいただきたい!」とピートは言います。(※原文ママ it says Pete)
Everyone tries the hot chocolate, and it warms them up.
みんなホットチョコレートを試してみて、体が温まります。
Peru is awesome!
ペルーは最高!
When the band arrives in Iceland, everyone is tired.
バンドがアイスランドに到着すると、みんな疲れていました。
“That was a long flight,” Pete says.
「長いフライトだったね」とピートは言います。
“We need to relax.”
「リラックスする必要があるね。」
“Let’s take a dip in the Blue Lagoon,” suggests Octopus.
「ブルーラグーンに浸かろうよ」とオクトパスが提案します。
It is cold outside and hot in the lagoon.
外は寒いですが、ラグーンの中は暖かいです。
The water is very soothing.
お湯はとても心地よいです。
“Ahhh, just what I needed,” Pete says.
「ああ、まさにこれが必要だったんだ」とピートは言います。
Now the pan will be ready to rock out tomorrow.
これでフライパン(※原文ママ pan)は明日ロックする準備ができるでしょう。
In France, he wants something fancy.
フランスでは、彼は何かおしゃれなものを欲しがっています。
“Should I have a baguette or an eclair?” asks Pete.
「バゲットにしようか、エクレアにしようか?」とピートは尋ねます。
“Try both,” says the baker.
「両方試してみては」とパン屋さんが言います。
“Merci,” says Pete.
「メルシー」とピートは言います。
Pete eats his French treats in front of the Eiffel Tower.
ピートはエッフェル塔の前でフランスのお菓子を食べます。
It is a beautiful sight!
それは美しい光景です!
The next show is in London.
次のショーはロンドンです。
The band jumps on a red double-decker bus and explores the cool City.
バンドは赤い2階建てバスに飛び乗り、クールな街を探検します。
They see Big Ben.
彼らはビッグベンを見ます。
“Look at the time! We’ve got to go to our next stop,” says Grumpy toad.
「時間を見て! 次の目的地に行かなくちゃ」とグランピートード(気難しいヒキガエル)が言います。
Next the band performs with a cool local singer on the Great Wall of China.
次にバンドは万里の長城でクールな地元の歌手と共演します。
Afterward, they’re starving!
その後、彼らはとてもお腹が空いています!
They eat dumplings with chopsticks.
彼らは箸で餃子を食べます。
In India, the band performs in front of a palace.
インドでは、バンドは宮殿の前で演奏します。
They jam for hours in the hot sun.
彼らは暑い太陽の下で何時間もジャムセッションをします。
“I could use a refreshment,” says Pete.
「何かさっぱりしたものが欲しいな」とピートは言います。
He takes a sip of cold mango Lassie.
彼は冷たいマンゴーラッシーを一口飲みます。(※原文ママ Lassie)
Yum!
おいしい!
Pete and his friends ride camels in Egypt.
ピートと彼の友人たちはエジプトでラクダに乗ります。
They rock out in front of the Great Pyramid.
彼らは大ピラミッドの前でロックします。
“Do you think my drums wake up the mummies?” asks Gus.
「僕のドラムでミイラが起きちゃうかな?」とガスは尋ねます。
The band walks out of Victoria Falls.
バンドはビクトリアの滝から歩き出します。(※原文ママ walks out of)
It is a waterfall between Zambia and Zimbabwe.
それはザンビアとジンバブエの間にある滝です。
“We are in two countries at the same time,” says Squirrel.
「僕たち、同時に2つの国にいるんだね」とスクイレル(リス)が言います。
“Groovy,” says Pete.
「グルーヴィーだね」とピートは言います。
The last stop on the tour is in Trinidad.
ツアーの最後の目的地はトリニダードです。
“Let’s make this one count,” says Pete.
「これを最高のものにしよう」とピートは言います。
The band performs on the beach all day.
バンドは一日中ビーチで演奏します。
The crowd goes wild.
観客は熱狂します。
“That was an amazing show,” says Pete.
「素晴らしいショーだった」とピートは言います。
“I can’t wait to come back.”
「また戻ってくるのが待ちきれないよ。」
The worldwide tour is over, and it is time to go home.
ワールドツアーは終わり、家に帰る時間です。
“There’s no place like home,” Pete says.
「我が家に勝る場所はないね」とピートは言います。
“But the world is full of groovy things, and I can’t wait to see them all!”
「でも世界はグルーヴィーなものでいっぱいだ。全部見るのが待ちきれないよ!」