小学6年生になる子供の英検受験を前に最後の模擬テストを受けさせてみました。
今回受験するのは英検準2級。前回、英検3級に合格してから半年間がんばって取り組んできたラストスパートです。
模擬テストの結果を見ると、小学5年生の時合格した3級の時より正解率が上がっていました。特にリスニングの精度は高くなっていたように思います。
筆記試験の採点では75点中ミスったのは16点。合格ラインである54点以上はクリアです。
この調子で本番に臨めば、多分合格できるかな?。 ただし、今回から新しく導入されたライティングは未知数なのでどのくらい加点されるのか、どのくらい減点されるのかはわかりません。
この2、3日ライティングに関しては例題を頼りに似たようなお題をいくつも出して子供に答えさせる練習をしていました。
この時、つくづく思ったことがあります。
英語は聞くだけで終わりにしない
日頃、子供にリスニングで聴かせているコンテンツは、聞くだけで終わりではなく、やはりできるだけ自分の口でリピートして繰り返し発音することが大切だと感じました。
インプットしたらすぐアウトプットですね。
例えば 英検4級の頃から聴き続けているNHKのラジオ番組 「エンジョイシンプルイングリッシュ」。 この番組では、毎日日替わりで比較的分かりやすい英語のお話を聞くことができます。物語や落語、ショートストーリーなど多彩なコンテンツを楽しみながらリスニングトレーニングできる番組なのですが、日常会話やお決まりのフレーズなどもよく出てくるので、英検受験者や英会話学習者にとって気軽に聞くことができる良コンテンツだと思います。
ただ、今回英検問題を子供と見ていて感じたのは、頻出の熟語や英会話の流れのお決まりフレーズなど重要部分が穴埋めの選択問題になっていたり、 ライティング問題で自分自身の考えを書くときのフレーズパターンが聞いていただけでは今ひとつ身になっておらずイージーミスを繰り返していました。
聞き流しで英語のお話を理解しているだけだと、内容については分かっていても、いざフレーズを書き表そうとするとなかなか正しく出てこないようです。
作文では、日本語で考えた文章を何とかして英語にしようとするあまりbe動詞を2つ1文に並べてしまったり、接続詞や冠詞が抜け落ちてしまったり・・自分がヘンな英語を書いていることにさえ気づきません。
読み返してみて、「気持ち悪い」と感じないのは口にしていないから。
これらを解決するには、ただ聞いているだけでなくアウトプットが必要であるということは以前から分かっていましたが時間的なこともあるしリスニングしているだけでもまあいいかと最近はおろそかになっていました。
「なんとなくおかしな文になっているな」とか「この英語の並びはちょっと気持ち悪い」とニュアンスで感じられるようになるには、やはり聞いているだけではなくて聞いた英文を口に出してリピートする習慣を身につけておくことが必要です。むしろ、この方が結果的に短時間の学習で済むことに気づきました。
エンジョイシンプルイングリッシュを聴くときには書店で売られている公式テキストまで必要ないかなと思っていたのですが、やはりテキストを購入して文字を見ながら聴き、聞いた後はすぐにリピートする習慣が必要です。自分の声に出して英文を語り、そしてできれば暗記できるぐらいフレーズを自分のものにするというのが有効な勉強法だと思います。
これをやっておけば、英語を間違って並べた時「なんとなく変」なことに気づきます。
この読んで口にする習慣を身につければ、現在英検4級レベルで英検3級や英検準2級などをこの先受けようと思っている方は比較的楽に合格できるでしょう。
とは言っても、英語を聞いて真似して話すという習慣はいきなりだとなかなか続けるのは難しいかもしれません。
この聞いて真似して発音する勉強法は七田の「7+バイリンガル」がなかなか良くできています。
英語圏の小学生ぐらいの子供たちが日常使う英単語がまんべんなく網羅されていて、英会話のロールプレイがふんだんに盛り込まれている七田開発の子供向け英会話教材「7+バイリンガル」 。幼児期に七田チャイルドに通っていたこともあり、子[…]
もう、うちの子も繰り返し聞きすぎて物足りなくなってしまい、今では違うものを聞くようになっていますが、ストーリー仕立ての英語を聞ききながら、毎回直後に自分の口でリピートする勉強法が身につきます。
この教材の良いところは ネイティブの子どもたちが普段使ったり聞いたりしている頻出の フレーズを うまく盛り込んだ展開になっていること。 子供達が考えたり口にするフレーズをまんべんなく身につけることができます。
7+バイリンガルは小さなお子さんでも英検5級レベルくらいの英語力があれば聞き始められる教材ですが、いきなりラジオ講座から入るのは少し敷居が高いとお感じのお子さんにはおすすめかもしれません。
聞いて真似して発音するクセを小さいうちから無理なくつけさせるにはピッタリな教材です。