幼児向け英語絵本『Spot's Windy Day and Other Stories』

幼児向け英語絵本『Spot’s Windy Day and Other Stories』

「スポット」シリーズは、エリック・ヒルによって描かれた、世界中の子供たちに愛される絵本シリーズです。かわいらしい子犬のスポットとその家族や友達の冒険が描かれ、幼児にとってわかりやすく親しみやすいストーリーが特徴です。英語の学習を始めたばかりの子供たちにとっても、楽しく学べる教材として最適です。

ここではそのスポットシリーズから『Spot’s Windy Day and Other Stories』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現やおすすめの読み聞かせ動画のご紹介、日本語訳などを掲載しています。

あらすじ

ある風の強い日、スポットは凧を持って野原に出かけます。風に乗せて凧を高く揚げることに成功しますが、突然の突風で凧が木に引っかかってしまいます。スポットは凧を取ることができず、少し悲しくなっていると、頭上に何か大きなものが飛んできます。それはカンガルーさんの帽子でした。カンガルーさんに帽子を返すと、カンガルーさんはお礼に木に引っかかったスポットの凧を取ってくれます。再び凧を揚げることができたスポットは大喜び。風が強すぎてカンガルーさんには感謝の言葉が届かないけれど、心温まるエピソードです。

英語学習のポイント

この絵本では、日常で使える英語のフレーズがたくさん登場します。以下の例文とその解説を参考にしてみましょう。

“Don’t get blown away!”

意味: 「飛ばされないようにね!」

解説: “get blown away” は「吹き飛ばされる」という意味です。風が強い日に使えるフレーズで、他にも驚きや感動を表す「感動する」意味もあります。

“Thank you, Spot, you saved my best Sunday hat!”

意味: 「ありがとう、スポット。私の日曜日用の一番のお気に入りの帽子を助けてくれた!」

解説: “saved” は「救う」「助ける」という意味です。大切なものがなくなりそうになった時に使える表現です。

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

One windy day, Spot went out to fly his kite.
ある風の強い日、スポットは凧揚げをしに外に出かけました

“See you later, Mom,” he called to Sally.
「じゃあね、お母さん」と彼はサリーに呼びかけた

“Don’t get blown away, sport!” said Sally.
「飛ばされないようにねスポート!」とサリーが言った

Spot ran up and down the field with his kite, trying to get the wind to lift it up into the air.
スポットは凧を持って野原をずっと駆け回り、風に凧を上げようとしていた

Suddenly, a strong gust caught at the kite.
突然、凧に強い向かい風が吹いた

“Oh,” Spot cried, “Lok how high it is!”
「おお」スポットが叫んだ、「凧がすごく高く上がったよ!」

 

Then, “Oops!” said Spot. “how did that happen?” His kite had landed in a tree.
それから「おっと!」とスポットが言った。「どうしてこんなことに?」彼の凧は木に引っかかってしまった

Spot looked up at it. “I can’t reach up there,” he said.
スポットは凧を見上げた。「私にはそこまで手が届かない」と言った

“that’s the end of flying my kite.” “Oh no!”
「これで私の凧揚げは終わりだ」「おやおや!」

 

Spot started to walk home. He was a little sad.
スポットは家に向かって歩き始めた。彼はちょっと悲しかった

Leaves were blowing all around him in the wind,
風に吹き回される葉っぱが彼の周りにあった

Red, yellow, green, and orange ones.
赤や黄色、緑、オレンジ色の葉っぱが

 

“I’ll try and catch a leaf,” he said. But it was harder than he thought.
「葉っぱを捕まえてみようかな」と彼は言った。でも思ったより難しかった

As soon as one came near, the wind whisked it away again.
一枚の葉が近づくと、すぐに風に吹き飛ばされてしまった

Spot looked up and saw something big and dark above him.
スポットは上を見上げると、大きくて暗い何かが頭上にあった

It wasn’t a leaf. “Oh!” Spot said, reaching up, “what’s that?”
それは葉っぱではなかった。「おお!」スポットが手を伸ばしながら言った、「あれは何だろう?」

 

It blew here and there. It came lower and lower and – whoosh – it landed right on Spot’s head and covered his eyes.
それはここちらと風に運ばれていた。だんだん低くなり、そしてーーーヴーーーンと、まっすぐスポットの頭に落ちて目を覆った

 

Spot couldn’t see anything.
スポットは何も見えなかった

But he heard a voice say, “Well, well, look, there’s my hat!”
しかし彼は「ひゃっほ〜、私の帽子があった!」という声を聞いた

Spot pulled on the sides of the hat and someone pulled on the front.
スポットは帽子の側面をひっぱり、誰かが前面を引っぱった

Pop! Off came the hat and Spot found himself looking up at Mr Kangaroo.
ポン!帽子が外れ、スポットはカンガルー氏を見上げていることに気づいた

 

“Thank you, Spot, you saved my best Sunday hat!”
「ありがとう、スポット。私の大切な日曜日用の帽子を助けてくれた!」

“It was nothing,” said Spot.
「いえ、そんなことありません」とスポットは言った

“I wish I could do something for you, Spot,” said Mr. Kangaroo.
「あなたに何かお返しがしたいですね、スポット」とカンガルー氏は言った

“You can!” said Spot,
「できますよ!」とスポットは言った

“My kite is stuck up in the tree. Can you reach it?”
「私の凧が木に引っかかっているんです。取ってもらえますか?」

 

“Certainly,” said Mr Kangaroo.
「もちろんです」とカンガルー氏は言った

He jumped up and knocked the kite down to the ground.
彼は飛び上がり、凧を地面に落とした

“Wow!” said Spot, “I’m glad your hat found me!”
「わあ!」とスポットは言った、「あなたの帽子が私に見つかってよかったです!」

 

Spot’s kite once again soared up in the sky.
スポットの凧はまた空高く舞い上がった

“Thank you, Mr Kangaroo!” shouted Spot,
「ありがとうございます、カンガルー氏!」とスポットは叫んだ

But Mr Kangaroo couldn’t hear.
しかしカンガルー氏には聞こえなかった

It was too windy.
風が強すぎたのだ

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