三単現のsと言えば、英語の授業で習ったのを覚えています。
ちょうど子供の通う英語教室で今習っているみたいです。
英語の先生によると、みんなここの言い変え練習でつまずいてしまっているとか・・。「重要なのでしっかり身につけましょう」と言われました。
教科書のアクティビティの中で、動詞を変えてロールプレーしているみたいですが、彼とか彼女、第3者の時の動詞にsを付け忘れてしまうのですね。
今までは、モノ(名詞)が複数の時に“s”と覚えていたからちょっとややこしくなってきたようです。
例)
When do you exercise?
When does he exercises?
三単現の“s”の法則
一般動詞の文の主語が三人称単数になる時、動詞には“s”や“es”を付ける。
use→uses
exercise→exercises
listen→listens
clean→chines
語尾が“s”“o”“sh”“ch”“x”の時が“es”
go→goes
do→does
watch→watches
wash→washes
その他、
子音+“y”の時にはyを“i”に変えて“es”
語尾がfまたはfeの時は“v”に変えて“es”
不規則に変化するhave → hasなどもあります。
名詞の複数形に“s”や“es”を付けるのは何となく分かるのですが、どうして三人称の動詞に“s”や“es”が付くのでしょう?気になったのでググってみました。
そもそも古い英語では、かなり多彩な語尾変化を起こしていたようです。
英語とよく似た語源を持つドイツ語の場合その語尾変化が今も残っていて、英語のLoveではliebe(原形)→liebst(二人称)→liebt(he,she,it)→lieben(we)→lieben(they)とそれぞれに発音が変化しています。他のヨーロッパの言語でも同じように複雑な変化をします。
英語の場合、時代とともにその変化が簡素化され、その名残が“s”や“es”として残っているという話です。多くの人に話されていくうちにそうなったんでしょうね。
辞書でいろいろな英単語を調べていると、sやesが付いていたり、語尾変化されたものが出ていたりどちらでも良いようなものもよく見かけます。場所や時とともに多少は変化するってことでしょうか。
三単現のsは会話の中ではさほど重要だとは思いませんが、やはりsが抜けていると、日本語でたとえるなら「遊んでいました」「あそんでました」のような雰囲気になってしまうんでしょう。
英検でもよく出てきそうな問題なのでしっかり子供とロールプレイを繰り返して慣れておいたほうが良いかもしれません。