こんにちは!
前回、前々回とご紹介してきたフォニックス絵本シリーズ、『Fat cat on a mat』と『Big pig on a dig』。
「アット!」や「イッグ!」といった、リズミカルな音の響きは、もうすっかりお子さんのお気に入りになっているかもしれませんね。
さて、英語の音と仲良くなる冒険、第3弾!
今回ご紹介するのは、このシリーズの中でも特に有名な一冊、『Hen’s pens』です。今度の主役は、ペンを持った、かしこい雌鳥(めんどり)さんですよ!
ここでは『Hen’s pens』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画どを掲載しています。
お話のあらすじ
赤い雌鳥さん(a red hen)が、何やらペン(pens)を持っています。
それも、一本や二本ではありません。なんと10本(ten)ものペン!
そこにやってきたのは、10人の男の人たち(ten men)。
彼らも、雌鳥さんのペンが気になっている様子。
さあ、この雌鳥さんと10人の男の人たち、そして10本のペンが揃って、一体どんなお話が始まるのでしょうか?
この絵本がそっと教えてくれること
cat, mat の「-at」ファミリー、pig, dig の「-ig」ファミリーに続いて、今回のテーマは、もうお分かりですね。そう、「-en」ファミリーです!
hen, pen, ten, men と、「エン、エン」という、これまたキャッチーで覚えやすい音のオンパレード。
フォニックス絵本の旅を続けていると、子どもたちがただ音を聞くだけでなく、自然と文字の形にも興味を持ち始めることに気づくかもしれません。
「この音は、いつもこの形で終わるんだ!」
その発見こそが、英語を読む力の、確かな土台になっていきます。
そんな時、ぜひ試してみてほしいのが、読み聞かせをしながら、お子さんと一緒に「文字を指でなぞってみる」こと。
耳で聞いた音と、目で見た形、そして指でなぞった感触。この三つが繋がった時、子どもの中での「わかった!」という感覚は、何倍にも膨れ上がります。
さらに、絵本に出てきた mix のような単語に合わせて、実際に何かを「まぜまぜ」してみる。
こんな風に、全身を使って、遊びながら学ぶ。
これこそ、フォニックス絵本がくれる、最高の贈り物なのかもしれませんね。

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英語学習のポイント
さあ、今回も英語の音と、もっともっと仲良くなりましょう!
-en の仲間たち(The -en family)
この絵本の心臓部です。hen(ヘン)、pen(ペン)、ten(テン)、men(メン)と、日本語の音にも近くて、とても覚えやすいのが特徴です。このワードファミリーをマスターすれば、英語の短母音「e(エ)」の感覚が、自然と身につきます。
単数形と複数形
この絵本では、pen(1本のペン)と pens(複数のペン)、man(1人の男)と men(複数の男)のように、単数形と複数形が自然に登場します。特に man → men のように形が変わる不規則な複数形は、理屈で覚えるより、この絵本のように物語の中で出会う方が、ずっと記憶に残りやすいですよ。
読み聞かせ動画のご紹介
最後に:英語は「体で覚える」のが一番!
というわけで、フォニックス絵本シリーズ第3弾『Hen’s pens』をご紹介しました。
フォニックスのルールは、頭で覚える知識ではありません。
それは、歌ったり、踊ったり、指でなぞったりしながら、体全体で吸収していく、スポーツの感覚に近いのかもしれません。
難しいことは、全部抜き!
まずは親子で、この楽しい音とリズムの世界に、思いっきり飛び込んでみてください。
「勉強」が「最高の遊び」に変わる瞬間が、きっとそこに待っていますよ。