ハロウィーンの夜、スーパーヒーローに仮装したねこのピートは、お父さんと一緒にトリック・オア・トリートへ出かけます。
でも、暗い夜道にはちょっと気になるものがいっぱい。
木の上で何かが動いたり、庭に不思議な影が見えたり、玄関の向こうから変な音が聞こえたり……。
「怖いものだったらどうしよう?」
そんなドキドキを感じながら進んでいくと、実はフクロウだったり、かかしだったり、知っている人の仮装だったり。
『Pete the Cat: Trick or Pete』は、トリック・オア・トリートの夜をPeteと一緒に歩きながら、「怖そう」と「大丈夫」を繰り返し楽しめる仕掛け英語絵本です。
絵本の基本情報
| タイトル | Pete the Cat: Trick or Pete |
|---|---|
| シリーズ | Pete the Cat |
| テーマ | ハロウィーン・トリック・オア・トリート・ちょっとした怖さ |
| 本のタイプ | Lift-the-Flapの仕掛け絵本 |
| おすすめ | 怖すぎないハロウィーン絵本を探している子、仕掛け絵本が好きな子 |
『Trick or Pete』のあらすじ
ハロウィーンの夜。
ピートはスーパーヒーローの衣装を着て、お父さんと一緒にトリック・オア・トリートへ出発します。
ピートは楽しみな一方で、「あまり怖いことが起きないといいな」と少し心配しています。
外へ出ると、風で葉っぱがカサカサ。
木の上で何かが動いています。
でも、よく見るとただのフクロウ。
次の家では庭に何かが立っていますが、正体はかかし。
玄関にはジャック・オー・ランタンが光り、知っている友だちや先生からお菓子をもらいながら、ピートたちは夜の街を進んでいきます。
そして最後の家で現れた「怖い幽霊」の正体は……。
びっくりしながらも、最後にはトリック・オア・トリートは怖いものではなく、楽しい驚きでいっぱいだったと気づくお話です。
「何かいる!」と思ったところで仕掛けをめくり、正体を確かめる楽しさがあります。
怖そうに見えたものが、実はフクロウやかかしだったと分かる流れなので、怖いお話が苦手な子にも入りやすいハロウィーン絵本です。
アメリカのトリック・オア・トリートの雰囲気が伝わる
この絵本では、子どもたちが仮装して夜の住宅街を歩き、家々のベルを鳴らしながらお菓子をもらう様子が描かれています。
日本でもハロウィーンは身近になりましたが、家を一軒ずつ訪ねて「Trick or treat!」と声をかけるのは、英語圏のハロウィーンらしい場面です。
絵本を通して、
- costume(仮装)
- flashlight(懐中電灯)
- owl(フクロウ)
- scarecrow(かかし)
- jack-o’-lantern(ジャック・オー・ランタン)
- ghost(幽霊)
といったハロウィーンの英単語にも自然に触れられます。
この絵本で覚えたい英語表現
I hope ~ ―「~だといいな」
I hope ~は、「~だといいな」「~でありますように」と願うときに使う表現です。
ここでは、ハロウィーンの夜を楽しみにしながらも、ちょっと怖がっているピートの気持ちが表れています。
I hope ~は日常でもとても使いやすい表現です。
I hope it doesn’t rain.なら、「雨が降らないといいな」という意味になります。
It’s just ~ ―「なんだ、ただの~だ」
It’s just ~は、「ただの~だよ」「なんだ、~だったのか」というニュアンスで使えます。
暗い中で何かが動いていてドキッとしたけれど、正体はただのフクロウ。
この絵本では、怖いと思ったものの正体が分かるたびに安心する流れにつながっています。
justには「ただの」「単に」という意味があります。
怖がっている子にIt’s just a shadow.(ただの影だよ)のように使うこともできます。
not too spooky ―「そんなに怖くない」
tooは「~すぎる」。
そのためnot too spookyなら、「怖すぎない」「そんなに怖くない」という意味になります。
この言葉は、絵本全体の雰囲気をよく表しています。
ハロウィーンらしい少し不気味な場面はあるけれど、本当に怖いものは出てきません。
full of ~ ―「~でいっぱい」
full of ~は「~でいっぱい」という意味です。
最初は怖いことが起こるかもしれないと心配していたピート。
でも振り返ってみると、その夜は怖いことではなく、楽しくて甘い驚きでいっぱいでした。
full ofは物だけでなく、気持ちや出来事にも使えます。
full of funなら「楽しさいっぱい」、full of surprisesなら「驚きがいっぱい」です。
仕掛けをめくるドキドキも楽しめる
『Trick or Pete』は、Lift-the-Flapタイプの仕掛け絵本です。
「あれは何だろう?」と思ったところで仕掛けをめくり、正体を確かめます。
英語を全部理解できなくても、
「怖そう!」→「なんだ、○○だった!」
という流れだけで物語に参加できます。
読み聞かせでは、すぐにめくらずに、
「What is it?」
と聞いて少し待ってみるのもおすすめです。
「何が隠れていると思う?」と予想してから仕掛けをめくると、読み聞かせがちょっとしたクイズになります。
英語が分からなくても、絵と仕掛けだけで十分楽しめます。
読み聞かせ動画でトリック・オア・トリートを体験
動画では、夜の道を進んでいくピートたちのドキドキした雰囲気を、声の調子や効果音と一緒に楽しめます。
聞き取りに挑戦するときは、全文を追うよりも、
- Trick or treat!
- spooky
- It’s just ~
- not too spooky
といった繰り返しやすい言葉を探してみると聞きやすくなります。
怖いと思ったら、実は楽しいものだった
この物語のおもしろいところは、ピートが最初から怖がらないわけではないことです。
木の影や変な音、庭に立つものを見るたびに、少しドキッとします。
でも近づいて確かめてみると、怖いと思っていたものはフクロウだったり、かかしだったり、知っている人だったりします。
分からないと怖い。でも正体が分かると安心できる。
そんな子どもの気持ちにも重なるお話です。
最後には、トリック・オア・トリートの夜は怖いものではなく、楽しい驚きでいっぱいだったと気づきます。
Peteと一緒に「ちょっと怖い」を楽しもう
『Pete the Cat: Trick or Pete』は、ハロウィーンの夜ならではの少しドキドキした雰囲気と、仕掛け絵本の楽しさを味わえる1冊です。
怖いものが次々に登場するのではなく、怖そうに見えたものの正体を確かめて安心する流れなので、初めてのハロウィーン英語絵本にもおすすめです。
仮装やカーニバルをもっとにぎやかに楽しみたいなら、『Pete the Cat’s Happy Halloween』も違った魅力があります。
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