こんにちは!
新しい幼稚園、初めての習い事、ピカピカの小学校。子どもが新しい環境に一歩踏み出す時って、親も子も、なんだかドキドキしてしまいますよね。「お友達、できるかな?」「先生の話、ちゃんと聞けるかな?」「泣かないで過ごせるかな?」なんて、心配事は尽きません。
もちろん、そんな不安な気持ちも大切です。でも、もしどんな場所に行っても、まるでお気に入りの公園を散歩するように、鼻歌まじりで楽しめちゃう子がいたら…?
今日は、そんな最高にクールでご機嫌なねこが主人公の、読んでいるこちらまで楽しくなってしまう英語絵本『Pete the Cat: Rocking in My School Shoes』をご紹介します。
ここでは『Pete the Cat: Rocking in My School Shoes』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
毛むくじゃらの4本足に、お気に入りの赤い靴を履いた、ねこのピート。今日は、初めての学校へ行く日です。
ピートは、学校の中のいろんな部屋に案内されます。壁一面に本が並んだ、静かな図書室。たくさんの子で賑わう、騒がしいランチルーム。みんなが走り回る、広い遊び場。
初めての場所ばかりで、普通ならちょっぴり不安になってしまいそう。でも、ピートは心配するかって?「まさか、全然!(Goodness, no!)」
ピートは、どんな場所にいたって、お気に入りのスクールシューズでロックンロール!ご機嫌な歌を歌いながら、全部楽しんでしまうんです。「図書室では、靴を履いて読書だ!」「ランチルームでは、靴を履いてご飯だ!」ってね。
さて、ピートの最高にクールな一日は、どんな風に終わるのでしょうか。
英語学習のポイント
ピート・ザ・キャットのシリーズは、繰り返しのフレーズと、思わず口ずさみたくなるリズムが特徴です。難しい単語はほとんどなく、イラストを見ているだけでもストーリーが分かるので、英語絵本に初めて触れるお子さんにもぴったりですよ。
今回は、ピートの楽観的な性格がよく表れている、素敵なフレーズを2つご紹介します。
Goodness, no!
これは、「とんでもない!」「まさか!」「いやいや、全然!」といった、強い否定を表す言葉です。「Does Pete worry?(ピートは心配する?)」という問いかけに対して、必ずこのフレーズが返ってきます。心配なんて、これっぽっちもしてないよ!という、ピートのクールな気持ちが伝わってきますね。
(例文)
A: “Are you tired?”(疲れた?)
B: “Goodness, no! I could dance all night!”(とんでもない!一晩中でも踊れるよ!)
It’s all good.
物語の最後に登場する、ピートの哲学を象徴する一言です。「すべて順調だよ」「万事OK」「大丈夫、問題ないよ」といった意味で、何かあってもなくても「まあ、全部いい感じじゃん!」と捉える、究極のポジティブワードです。
(例文)
(計画が少し狂ってしまっても)
“Don’t worry about it. It’s all good.”(気にしないで。大丈夫、なんとかなるよ。)
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
Here comes Pete strolling down the street, rockin red shoes on his four
furry feet.
ピートが通りを散歩しているところです。毛皮で覆われた4本の足に赤い靴を履いています。
Pete is going to school, and he sings this song.
ピートは学校に行き、彼はこの歌を歌います。
“I’m rocking in my school shoes,
「私は学校の靴でおどります、
I’m rocking in my school shoes.
私は学校の靴でおどります、
I’m rocking in my school shoes.”
私は学校の靴でおどります」
Pete is sitting at his desk when his teacher says,
先生が話すとき、ピートは机に座っています。
“Come on, Pete, down that hall to a room with books on every wall.”
「さあ、ピート、そのホールを下りて、すべての壁に本がある部屋に行きなさい。」
Where is Pete going?
ピートはどこへ行くの?
Pete has never been to the library before!
ピートはこれまで図書館に行ったことがありません!
Does Pete worry? Goodness, no!
ピートは心配しますか? 良い、いや!
He finds his favorite book and sings his song!
彼はお気に入りの本を見つけて歌を歌います!
“I’m reading in my school shoes,
「私は学校の靴をはいて本を読んでいます、
I’m reading in my school shoes,
「私は学校の靴をはいて本を読んでいます、
I’m reading in my school shoes.”
「私は学校の靴をはいて本を読んでいます」
Check out Pete.
ピートをチェックしてください。
He’s ready to eat in a big, noisy room with tables and seats.
彼はテーブルと座席のある大きくて騒がしい部屋で食事をする準備ができています。
Where is Pete?
ピートはどこですか?
The lunchroom!
食堂!
It can be loud and busy in the lunchroom.
食堂では騒々しくて忙しいことがあります。
Does Pete worry?
ピートは心配しますか?
Goodness, no!
良い、いや!
He sits down with his friends and sings:
彼は友達と一緒に座って歌います:
“I’m eating in my school shoos,
「私は学校の靴を履いて食べています、
I’m eating in my school shoos,
私は学校の靴を履いて食べています
I’m eating in my school shoos.”
私は学校の靴を履いて食べています。」
Pete and his friends are playing outside on a green, grassy field with swings and tall slides .
ピートと彼の友達は、ブランコと背の高い滑り台のある緑の芝生のフィールドで外で遊んでいます。
where was Pete?
ピートはどこにいたの?
The playground!
遊び場!
kids are running in every direction!
子供たちはあらゆる方向に走っています!
Does Pete worry? Goodness, no!
ピートは心配しますか? 良い、いや!
He slides, and swings, and sings his song.
彼はスライドし、スイングし、そして彼の歌を歌います。
“I’m playing in my school shoes,
「私は学校の靴で遊んでいます、
I’m playing in my school shoes
私は学校の靴で遊んでいます
I’m playing in my school shoes.”
学校の靴で遊んでいます。
All day long Pete sings his song.
一日中ピートは彼の歌を歌います。
“I’m singing in my school shoes,
「私は学校の靴をはいて歌っています、
I’m singing in my school shoes,
私は学校の靴をはいて歌っています、
I’m adding in my school shoes,
私は学校の靴を追加しています、
I’m writing in my school shoes.”
学校の靴で書いています。」
“I was racking in my school shoes,
「私は学校の靴を履いていた。
I was racking in my school shoes,
私は学校の靴を履いていた、
I was racking in my school shoes,
私は学校の靴を履いていた、
And I will do it again tomorrow!
そして明日またやります!
Because it’s all good.”
それはすべて良いからです。」
最後に:お気に入りの靴さえあれば
というわけで、今回はご機嫌なねこ、ピートのスクールライフを描いた『Pete the Cat: Rocking in My School Shoes』をご紹介しました。
新しい環境に飛び込むとき、私たちはつい「何をすべきか」「どう振る舞うべきか」と、周りのことばかり気にしてしまいがちです。でも、ピートは違いました。彼が気にしていたのは、ただ一つ。「自分のお気に入りの靴で、ご機嫌に過ごすこと」だけ。
場所が図書室だろうとランチルームだろうと、彼の「楽しい」という気持ちは揺るぎません。環境が自分を決めるのではなく、自分のご機嫌は、自分で作る。ピートは、そんな大切なことを、クールな歌で教えてくれているのかもしれません。
お子さんの新しい一歩が、心配よりもワクワクでいっぱいになるように。「あなたのお気に入りの『靴』は何?」なんて、話してみるのも楽しいかもしれませんね。