ねこのピートと一緒にドキドキのキャンプ体験!初めてでも楽しめる英語絵本「Pete the Cat Goes Camping」をご紹介します。キャンプの楽しさだけでなく、ちょっぴり怖い(?)ビッグフットの謎にも触れながら、親子で英語に親しんでみませんか?
ここでは「Pete the Cat Goes Camping」の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
おしゃれでクールなねこのピートが、初めてのキャンプに挑戦!お父さんやお母さん、友達のボブと一緒に、森の奥深くにあるキャンプ場へやってきました。
テントを立てたり、ハイキングで動物の足跡を見つけたり、魚釣りをしたりと、初めてのキャンプを満喫するピート。夜にはキャンプファイヤーでマシュマロを焼いて、チョコレートとクラッカーで「スモア」を作るのも楽しみの一つです。
ところが、夜になってボブから森に住むという恐ろしい毛むくじゃらの巨人「ビッグフット」の話を聞いて、ピートはちょっぴり不安に…。テントで寝ていると、風の音、虫の声、フクロウの鳴き声など、夜の森の物音にドキドキしてしまいます。パキッという音には、もしかしてビッグフット!?と、眠れない夜を過ごすピート。
翌朝、ピートがビッグフットのために残しておいたスモアがなくなっていて、そこには不思議なメッセージが! ビッグフットは本当にいたのでしょうか? そして、ビッグフットは怖い存在なのでしょうか? ピートのキャンプの結末はいかに?
英語学習のポイント
この絵本は「Level One I Can Read」シリーズの一冊で、短い文章と基本的な単語で構成されており、英語を学び始めたお子さんにもぴったりです。ここでは、日常会話でもよく使われる便利なフレーズを2つご紹介します。
Don’t forget … (〜を忘れないでね)
お父さんがピートに寝袋を持っていくように言う場面で使われています。持ち物を確認したり、何かを忘れないように注意したりするときにとても便利な表現です。
例文:
Don’t forget your homework! (宿題を忘れないでね!)
Please don’t forget to buy milk. (牛乳を買うのを忘れないでくださいね。)
set up … (〜を設置する、〜を組み立てる、〜を準備する)
お父さんとお母さんがテントを張る場面で出てきます。キャンプ用品だけでなく、会議やイベントの準備など、様々な場面で使うことができます。
例文:
Let’s set up the table for dinner. (夕食のためにテーブルを準備しよう。)
We need to set up the projector for the presentation. (プレゼンテーションのためにプロジェクターを設置する必要がある。)
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
Pete the Cat Goes Camping
ねこのピート、キャンプへ行く
Pete is excited to go camping!
ピートはキャンプに行くのが楽しみでたまりません!
This is his first time.
今回が初めてです。
“Don’t forget your sleeping bag!” says Dad.
「寝袋を忘れないで!」とお父さんが言います。
“Or your hiking boots,” Mom says.
「それと、ハイキングブーツもね」とお母さんが言います。
The campsite is deep in the woods.
キャンプ場は森の奥深くにあります。
Mom and Dad set up the tent.
お母さんとお父さんはテントを張ります。
Pete and Bob help collect sticks so they can make a fire later.
ピートとボブは、後で火を起こせるように、枝を集めるのを手伝います。
Pete and Bob go for a hike.
ピートとボブはハイキングに行きます。
Bob shows Pete the footprints of different animals.
ボブはピートに様々な動物の足跡を見せます。
“Do you think we will see anything cool?” asks Pete.
「何かかっこいいものが見られるかな?」とピートは尋ねます。
“Maybe,” says Bob.
「たぶんね」とボブは言います。
Pete and his dad Go Fishing.
ピートとお父さんは魚釣りに行きます。
They must be very quiet and very still to catch a fish.
魚を捕まえるには、とても静かに、じっとしていなければなりません。
Fishing takes a long time.
釣りには長い時間がかかります。
They finally catch some fish.
彼らはついに何匹か魚を捕まえます。
Mom fills a fire.
お母さんは火を起こします。
She cooks the fish for dinner.
夕食に魚を料理します。
Next, Pete toasts marshmallows.
次に、ピートはマシュマロを焼きます。
Pete makes s’mores with chocolate and graham crackers.
ピートはチョコレートとグラハムクラッカーでスモアを作ります。
It starts to get dark out.
外は暗くなり始めます。
Bob tells Pete a story about a scary hairy giant.
ボブはピートに、恐ろしい毛むくじゃらの巨人の話をします。
The giant lives in the woods.
その巨人は森に住んでいます。
His name is Bigfoot.
彼の名前はビッグフットです。
“Do you think Bigfoot lives here?” asks Pete.
「ビッグフットはここに住んでいると思う?」とピートは尋ねます。
“No one has ever seen Bigfoot,” says Bob.
「誰もビッグフットを見たことがないよ」とボブは言います。
“Don’t let Bob scare you,” says Dad.
「ボブに怖がらせられないようにね」とお父さんは言います。
“Bigfoot is not real,” Mom says.
「ビッグフットは実在しないわ」とお母さんは言います。
Pete sighs with relief!
ピートはほっとしてため息をつきます!
“But if he is real, I bet he’s friendly,” says Dad,
「でももし本当にいるなら、きっとフレンドリーだと思うよ」とお父さんは言います。
“and likes s’mores too!”
「スモアも好きだろうし!」
That’s not scary, thanks, Pete.
それは怖くないね、ありがとう、ピート。
Maybe he wants a s’more,
もしかしたら彼はスモアが欲しいのかもしれない。
Pete leaves one for his hairy friend.
ピートは毛むくじゃらの友達のために一つ残しておきます。
Soon it’s Time for Bed.
まもなく就寝時間です。
“Lights out, boys!” Dad says.
「電気を消すぞ、みんな!」とお父さんは言います。
Bob and Pete share a tent.
ボブとピートは一つのテントを共有します。
Pete gets into his sleeping bag.
ピートは寝袋に入ります。
It is cozy, but he cannot sleep.
居心地は良いのですが、眠れません。
The woods seem extra dark.
森はいつもより暗く感じます。
And all the sounds seem extra loud at night.
そして、夜になると全ての音がいつもより大きく聞こえます。
Pete hears a weird swooshing sound.
ピートは奇妙なヒューッという音を聞きます。
“What is that?” he asks Bob.
「あれは何?」と彼はボブに尋ねます。
“That’s just the wind,” says Bob.
「それはただの風だよ」とボブは言います。
Pete hears an odd chirping noise.
ピートは奇妙な鳥の鳴き声を聞きます。
“What is that?” he asks out loud.
「あれは何?」と彼は大声で尋ねます。
Those are just the crickets.
それはただのコオロギだよ。
Pete hears a strange hooting sound.
ピートは奇妙なホーホーという音を聞きます。
“What is that?” he wonders.
「あれは何だろう?」と彼は思います。
That’s just an owl.
それはただのフクロウだよ。
Pete thinks of his friend Owl.
ピートは友達のフクロウのことを考えます。
Pete hears a loud snapping sound.
ピートは大きなパキッという音を聞きます。
Crack!
パキッ!
“What is that?” he wonders.
「あれは何だろう?」と彼は思います。
But Bob is already fast asleep.
しかし、ボブはもうぐっすり眠っています。
Pete listens carefully.
ピートは注意深く耳を傾けます。
Crack!
パキッ!
Is it Bigfoot?
ビッグフットかな?
Pete peeks outside.
ピートは外を覗きます。
It is too dark to see anything.
暗すぎて何も見えません。
When Pete wakes up, he checks the spot where he left the s’more for Bigfoot.
ピートが目を覚ますと、ビッグフットのためにスモアを置いておいた場所を確認します。
The s’more is gone!
スモアはなくなっています!
There is a note.
メモがあります。
It says, “Thanks for the treat. XOXO”
「ごちそうさま。XOXO」と書いてあります。
Pete shows his family.
ピートは家族に見せます。
“Wow. I knew Bigfoot was real!” says Bob.
「わあ。やっぱりビッグフットは本当にいたんだ!」とボブは言います。
Pete knows Bigfoot is not scary.
ピートはビッグフットが怖くないと知っています。
Just because he looks different does not mean he is scary.
見た目が違うからといって、怖いわけではありません。
He even likes s’mores too!
彼はスモアも好きなんです!