昨日は、退屈な日常から勇気を出して冒険に出かけた、小さな靴下のお話『Little Sock』をご紹介しました。あのドキドキの冒険の後、リトルソックはどうしたのでしょうか?
今回は、その続きの物語『Little Sock Makes a Friend』です。この絵本では、リトルソックが新しい友達を作ることに挑戦します。初めての友達作りの不安と喜び、そして勇気を出すことの大切さを教えてくれる、かわいらしい幼児向け英語絵本です。親子で一緒に、リトルソックの新たな一歩を応援しながら、やさしい英語に触れてみましょう。
ここでは【Little Sock Makes a Friend】の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
主人公は、引き出しの中に他の靴下たちと暮らしている「リトルソック」。
リトルソックには秘密があります。それは、夜中にこっそり引き出しを抜け出して、乾燥機の奥にある秘密のトンネルを通ること!
トンネルの先には、靴下だけが行ける特別な場所「ソックシティ」が広がっています。
ソックシティには楽しいことがいっぱい!一人で楽しめることもたくさんあるけれど、やっぱり友達がいないとできないことや、友達と一緒だともっと楽しいこともあります。
「友達がいたらなあ…」と思っていたリトルソック。
ふと見ると、向こうに一人でいる別の靴下がいます。
「あの子、僕の友達になってくれるかな?」
でも、いざ声をかけようとすると、リトルソックはドキドキして心配になってしまいます。
「どうやって話しかけたらいいんだろう?」
「僕のこと、面白いって思ってくれるかな?」
「そもそも、僕みたいな友達がほしいかな?」
緊張しながらも、リトルソックは勇気を出して深呼吸。
そして、思い切って尋ねます。
“Will you be my friend?” (僕の友達になってくれる?)
「うーん、いいよ!」と返事をもらえて、リトルソックは大喜び!
二人で一緒にソックシティで遊ぶと、一人でいる時よりもっともっと楽しいことに気づきます。
新しい友達を作るって、本当に素敵なことですね!
英語学習のポイント
この絵本には、シンプルで日常会話でも使いやすい英語表現がたくさん出てきます。今回はその中から2つのフレーズをピックアップしてご紹介します。
make a friend 友達を作る
解説: 新しく誰かと知り合って友達になる、という時に使う定番の表現です。「make friends」と複数形にすることもあります。絵本の中でリトルソックが一番知りたかったこと、そして勇気を出してできたことですね。
例文:
公園で新しいお友達を作ったよ! – I made a new friend at the park!
新しい学校で友達を作るのは少し緊張するな。 – I’m a little nervous about making friends at the new school.
by oneself (by myself / by yourself / by herself / by himself)
意味: ひとりで、自分(だけ)で
解説: 他の人の助けを借りずに、一人で何かをすることを表します。絵本では、リトルソックが一人でいる場面や、相手の靴下が一人でいる場面で “by herself” や “by yourself” が想像されます。(本文中では “by herself” が直接出てきます)主語に合わせて “myself” (私自身で), “yourself” (あなた自身で), “himself” (彼自身で) など形が変わります。
例文:
見て!ひとりで靴下をはけたよ! – Look! I can put on my socks by myself!
あの子はひとりで砂遊びをしているね。 – That child is playing in the sand by herself.
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
This is little sock.
これは小さな靴下です。
Little sock lives in a drawer with other socks.
小さな靴下は他の靴下と一緒に引き出しの中に住んでいます。
A little thought has a secret.
小さな靴下には秘密があります。
Sometimes after the other socks have gone to sleep,he sneaks out of the drawer…
時々、他の靴下が眠った後、彼は引き出しからこっそり抜け出して…
and into a hidden tunnel in the back of the dryer.
そして乾燥機の奥にある隠されたトンネルの中へ。
This leads to a place where only socks can go.
ここは靴下だけが行ける場所につながっています。
Sock city!
靴下の街!
In Sock City, there are so many fun things to do.
靴下の街には、たくさんの楽しいことがあります。
There are some things you can do by yourself.
一人でできることもあります。
But there are some things you can’t do without a friend.
でも、友達がいないとできないこともあります。
Little soft wishes he had a friend.
小さな靴下は友達がいたらいいなと思っています。
Oh look! There’s another sock who is by herself.
あっ、見て!一人でいる別の靴下がいます。
Little sock wonders.
小さな靴下は思います。
“Could she be my friend?”
「彼女は僕の友達になれるかな?」
Oh here we go!
さあ、行くぞ!
Little sock starts to worry.
小さな靴下は心配し始めます。
“How do i make a new friend?”
「どうやって新しい友達を作ろう?」
“Would she be a good friend?”
「彼女は良い友達になってくれるかな?」
“Will she want to play with me?”
「彼女は僕と遊びたいかな?」
“Does she even want a friend like me?”
「そもそも、彼女は僕みたいな友達を求めているのかな?」
“Will she think i’m fun?”
「彼女は僕を面白いと思ってくれるかな?」
Little sock is nervous, but he tries to be brave.
小さな靴下は緊張していますが、勇気を出そうとします。
Little sock takes a deep breath.
小さな靴下は深呼吸をします。
Little sock asks,
小さな靴下は尋ねます、
“Will you be my friend?”
「僕の友達になってくれる?」
“Hmm, sure!”
「うーん、いいよ!」
Hooray! Woo-Hoo!
やったー!わーい!
Let’s go play!
遊びに行こう!
In Sock City, there are so many fun things to do.
靴下の街には、たくさんの楽しいことがあります。
There are some things you can do by yourself.
一人でできることもあります。
And other things are just better with a friend.
そして、友達と一緒ならもっと楽しいこともあります。
Making new friends is fun.
新しい友達を作るのは楽しい。
“Thanks for playing with me!”
「一緒に遊んでくれてありがとう!」
“See you next time!”
「またね!」