英語絵本『I'll Always Love You』

英語絵本『I’ll Always Love You』|「ずっと大好き」の意味とペットとの別れを描く物語

I’ll always love you. は、「これからもずっと大好きだよ」「いつまでも愛しているよ」という意味の英語表現です。

I love you. だけでも十分に気持ちは伝わりますが、I’ll always love you. には、「これから先も変わらず大切に思い続けるよ」という気持ちが込められています。

英語のポイント

I’ll always love you.
これからもずっと大好きだよ。/いつまでも愛しているよ。

この言葉をタイトルにした英語絵本『I’ll Always Love You』は、一人の少年と愛犬エルフィーの成長、そして別れを描いた物語です。

ペットとの別れを扱った絵本ですが、ただ悲しいだけのお話ではありません。

「大好き」という気持ちを、心の中だけでなく言葉にして伝えておくこと。その大切さを、少年とエルフィーの時間を通して静かに伝えてくれます。

英語絵本『I’ll Always Love You』はどんなお話?

主人公は、一人の少年と、彼が世界で一番大好きな犬のエルフィー。

少年とエルフィーは、一緒に遊び、一緒に成長していきます。

でも、人間よりもずっと早く年をとる犬のエルフィーは、少しずつ眠る時間が増え、大好きだった散歩もつらそうになっていきます。

やがて、少年の部屋がある二階へも、自分では上がれなくなってしまいました。

少年はそんなエルフィーのために、一階に柔らかい枕を用意します。そして眠る前には、いつも同じ言葉を伝えていました。

I’ll always love you.

ずっと、ずっと大好きだよ。

そして、ある朝。

少年が目を覚ますと、エルフィーは夜の間に静かに息を引き取っていました。

家族みんなが悲しみに暮れます。

少年ももちろん、とても悲しい。それでも、彼の心を少しだけ支えてくれたものがありました。

それは、毎晩エルフィーに「大好きだよ」と伝えてきた記憶でした。

この絵本の大切なところ

少年はエルフィーとの別れを避けることはできませんでした。

でも、「もっと気持ちを伝えておけばよかった」という後悔ではなく、「ちゃんと伝えてきた」という温かな記憶が残ります。

絵本の基本情報


I'll Always Love You

Amazonで詳細を見る

『I’ll Always Love You』から覚えたい英語表現

I’ll always love you.|これからもずっと大好きだよ

この絵本のタイトルであり、物語の中心になる言葉です。

I’ll は I will の短縮形。always は「いつも」「ずっと」という意味なので、未来に向かって「これからも変わらず大好きだよ」と伝える表現になります。

英語のポイント

I love you. が今の気持ちを伝える表現なのに対して、I’ll always love you. には「これから先も」という時間の広がりがあります。

家族や大切な人、ペットなど、これからもずっと大切に思っている存在に使える言葉です。

grow old|年をとる・年齢を重ねる

エルフィーが年をとっていく場面で使われる表現です。

grow old

年をとる。/年齢を重ねる。

grow には「成長する」という意味がありますが、grow old とすると「年をとる」「年齢を重ねる」という自然な表現になります。

英語のポイント

grow + 形容詞 で、「だんだん~になる」という変化を表すことがあります。

たとえば、grow old は「だんだん年をとる」、grow tired は「だんだん疲れてくる」という意味になります。

『I’ll Always Love You』では、少年が成長していく一方で、エルフィーは少しずつ老いていきます。

同じ時間を過ごしていても、人と犬では時間の進み方が違う。その切なさが、シンプルな英語で描かれています。

「ずっと大好き」を英語で伝えるときの表現

「ずっと大好き」と英語で伝えたいときは、相手や場面によっていくつか表現があります。

  • I love you.:大好きだよ。/愛しているよ。
  • I’ll always love you.:これからもずっと大好きだよ。
  • I will always love you.:意味はほぼ同じ。will を省略しないぶん、「これからもずっと」という気持ちを少し強く表せる。訳すなら「これからもずっと愛してるよ」。

I’ll always love you. は、子どもや家族、大切な人、そしてペットへの深い愛情を表すときにも使える言葉です。

検索すると「ずっと大好き=I love you forever.」のような表現を見かけることもありますが、『I’ll Always Love You』では、未来に向けて変わらない気持ちを伝える will always が使われています。

読み聞かせ動画で物語を聞いてみよう

『I’ll Always Love You』は、文章そのものは比較的シンプルです。

少年とエルフィーの時間の流れを絵と一緒に追いながら聞くと、I’ll always love you. という言葉が物語の中でどんな意味を持っているのか、より伝わってきます。

日本語訳

This is a story about Elfie – the best dog in the whole world.
We grew up together, but Elfie grew much faster than I did.
これは、世界でいちばん素敵な犬、エルフィーのお話です。
僕たちは一緒に大きくなりました。でも、エルフィーは僕よりずっと早く成長しました。
I loved resting my head on her warm coat.
Then we would dream together.
僕は、エルフィーのあたたかい毛に頭をのせるのが大好きでした。
そして、僕たちは一緒に夢を見ました。
My brother and sister loved Elfie very much, but she was my dog.
兄と妹もエルフィーのことが大好きでした。
でも、エルフィーは僕の犬でした。
Every day, Elfie and I played together.
毎日、エルフィーと僕は一緒に遊びました。
Elfie loved to chase squirrels
and to dig in my mother’s flower garden.
エルフィーは、リスを追いかけるのが大好きでした。
それから、母さんの花壇を掘ることも。
Sometimes my folks would get very angry with Elfie when she would get into mischief.
But they still loved her, even when they scolded her.
The trouble was, no one told her except me.
エルフィーがいたずらをすると、父さんや母さんがとても怒ることもありました。
叱っているときでも、みんなエルフィーのことが大好きでした。
でも困ったことに、僕以外は誰もその気持ちをエルフィーに伝えていませんでした。
The years passed quickly, and while I was growing taller and taller, Elfie was growing rounder and rounder.
年月はあっという間に過ぎていきました。
僕の背がどんどん高くなる一方で、エルフィーはだんだん丸々としていきました。
The older Elfie got, the more she slept, and the less she liked to walk.
I was getting worried!
エルフィーは年をとるにつれて、眠る時間が増え、散歩をしたがらなくなっていきました。
僕はだんだん心配になってきました。
We took Elfie to the vet, but there wasn’t much he could do.
“Elfie is just growing old,” he said.
僕たちはエルフィーを獣医さんのところへ連れていきました。
でも、獣医さんにできることはあまりありませんでした。
「エルフィーは、ただ年をとっているんだよ」と獣医さんは言いました。
It soon became too difficult for Elfie to climb the stairs.
But she had to sleep in my room.
やがてエルフィーにとって、階段を上ることがとても大変になりました。
それでも、エルフィーは僕の部屋で眠らなくてはなりませんでした。
I gave Elfie a soft pillow to sleep on, and before we went to sleep I would say to her,
“I’ll always love you.”
I know she understood.
僕はエルフィーが眠れるように、やわらかい枕を用意しました。
そして眠る前には、いつもこう言いました。
「ずっと大好きだよ」
エルフィーには、きっと伝わっていたと思います。
One morning I woke up and discovered that Elfie had died during the night.
We buried Elfie together.
We all cried and hugged each other.
ある朝、目を覚ますと、エルフィーが夜の間に亡くなっていたことに気づきました。
家族みんなでエルフィーを埋葬しました。
みんなで泣いて、お互いを抱きしめました。
My brother and sister loved Elfie a lot, but they never told her so.
I was very sad, too, but it helped to remember that I had told her every night,
“I’ll always love you.”
兄と妹もエルフィーのことが大好きでした。
でも、その気持ちをエルフィーに伝えたことはありませんでした。
僕もとても悲しかったけれど、毎晩エルフィーに「ずっと大好きだよ」と伝えてきたことを思い出すと、少し心が救われました。
A neighbor offered me a puppy.
I knew Elfie wouldn’t have minded, but I said no.
I gave him Elfie’s basket instead.
近所の人が、僕に子犬を譲ろうかと言ってくれました。
エルフィーなら気にしなかっただろうと思いましたが、僕は断りました。
その代わりに、エルフィーのかごをその子犬にあげました。
He needed it more than I did.
Someday I’ll have another dog, or a kitten or a goldfish.
その子犬のほうが、僕よりもそのかごを必要としていたからです。
いつかまた、犬を飼うかもしれません。
それとも、子猫や金魚かもしれません。
But whatever it is, I’ll always tell it every night:
“I’ll always love you.”
でも、どんな子だったとしても、毎晩きっとこう伝えます。
「ずっと大好きだよ」と。

まとめ|「大好き」を言葉にして伝えること

『I’ll Always Love You』は、少年と愛犬エルフィーの出会い、成長、そして別れを描いた英語絵本です。

I’ll always love you. は、「これからもずっと大好きだよ」「いつまでも愛しているよ」という意味。

この絵本で心に残るのは、少年がエルフィーを大切に思っていたことだけではありません。

その気持ちを、毎晩きちんと言葉にして伝えていたことです。

大切な存在との別れは、なくすことができません。でも、少年には「ちゃんと大好きだと伝えてきた」という温かな記憶が残りました。

今日伝えられる「大好き」を大切に

家族でも、友達でも、ペットでも、近くにいると「言わなくても分かっている」と思ってしまうことがあります。

でも、気持ちは言葉にして初めて残ることもあります。

『I’ll Always Love You』は、そんなシンプルで大切なことを思い出させてくれる一冊です。

英語を学びながら、「大好き」という気持ちをどう伝えるかを親子で話してみるのもいいですね。

関連記事

こんにちは!今回は、東京の“出前文化”を舞台にした、スピードと職人魂がつまった一冊の絵本『Noodles on a Bicycle』をご紹介します。この絵本のイラストを手掛けたのは、なんと2024年にコールデコット・オナー賞[…]

コールデコット受賞絵本「Noodles on a Bicycle」
関連記事

『The Giving Tree(おおきな木)』は、一本の木と、幼いころからその木のもとへ通う少年の物語です。少年が成長するにつれて、欲しいものは少しずつ変わっていきます。お金、家、遠くへ行くための船。そのたびに木は、自分が与えられ[…]

『The Giving Tree(おおきな木)』を英語で読もう|日本語訳で追うあらすじ・英語表現

ランキング参加中です。
応援が更新の励みになります!
にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ
にほんブログ村

広告