英語絵本『How To Catch a Mermaid』

伝説の人魚は捕まる?わくわくが止まらない英語絵本『How To Catch a Mermaid』

こんにちは!

子供の頃、「もしも伝説の生き物に会えたら、友達になれるかな?」なんて想像したことはありませんか?キラキラした宝物で誘い出したり、すごい仕掛けを作ってみたり…そんな子供らしい無邪気な計画って、考えているだけでワクワクしますよね。

今回は、伝説の人魚を捕まえようと奮闘する子供たちの、ユーモラスで心温まる冒険を描いた英語絵本『How to Catch a Mermaid』をご紹介します。

ここでは『How to Catch a Mermaid』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

お話のあらすじ

「先週、人魚を見たんだ!」物語は、そんな衝撃的な一言から始まります。主人公の男の子は、人魚と友達になるために、仲間たちと壮大な「人魚捕獲計画」を立てることにしました。宝石箱やキラキラの王冠、巨大な貝を使った罠など、子供らしいアイデアがたくさん詰まった仕掛けで人魚をおびき寄せようとします。

ところが、この人魚がとっても賢くて、すばしっこいんです。子供たちの計画は、あと一歩のところで見破られてしまいます。潜水艦まで持ち出して、あの手この手で挑戦する子供たち。でも、人魚はいつも一枚上手。そんな追いかけっこの中で、予期せぬピンチが彼らを襲います。もうダメかと思ったその時、事態は思いもよらない方向へ…。「捕まえる」ことだけを考えていた子供たちが、最後に見つけた大切なものとは何だったのでしょうか。

How to Catch a Mermaid

英語学習のポイント

この絵本には、リズミカルで楽しい英語表現がたくさん登場します。今回は、日常会話でも使える便利なフレーズを2つご紹介しますね。

catch her eye

これは「彼女の目を引く」や「彼女の注意を惹きつける」という意味の、とてもよく使われる表現です。物語の中では、”a crown will catch her eye.”(王冠が彼女の目を引くだろう)という形で使われています。

物理的に視界に入るものだけでなく、人の興味や関心を引く時にも使える便利な言葉です。例えば、お店で素敵な洋服が目に留まった時に、「That red dress caught my eye.」(あの赤いドレスに目が留まったよ)なんて言うことができます。かんたんに言うと、「おっ!」と心惹かれる感じですね。

pull out all the stops

物語の終盤で、”It’s time to pull out all the stops.”(ありとあらゆる手を尽くす時が来た)という一文が出てきます。これは「全力を尽くす」「あらゆる手段を講じる」という意味のイディオムです。もともとはパイプオルガンの演奏で、すべての音栓(ストップ)を引いて最大の音量を出すことから来ている言葉だそうです。

例えば、友達の誕生日パーティーを盛大に祝ってあげたい時に、「We pulled out all the stops for her birthday party.」(彼女の誕生日パーティーのために、私たちは本当に全力を尽くしました)のように使えます。飾り付けも料理もプレゼントも、できる限りのことをした、というニュアンスが伝わります。

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

Last week I saw a mermaid.
先週人魚を見ました。

It’s not something I’d pretend!
それは私が偽って主張する何かではない!

I’d really like to catch her so she could be my friend.
彼女が私の友達になれるように彼女を捕まえたいです。

We’d have the best adventures.
私たちは最高の冒険をしたいと思います。

I’d learn her mermaid ways.
私は彼女の人魚のやり方を学びたいと思います。

We’d tore her mermaid city.
私たちは彼女の人魚の町へ泳いだ。

We’d swim for days and days.
私たちは何日も泳いだ。

 

Hey you two, come follow me!
お二人、私についてきてください!

I need you on my team.
私はチームにあなた方が必要です。

The water’s where we need to plan our mermaid – catching scheme.
水は、人魚捕獲計画を立てる必要がある場所です。

 

But how to catch a mermaid?
しかし、どのように人魚を捕まえるのですか?

You don’t learn this in school.
あなたは学校でこれを学びません。

We’ll need to build a gentle trap and start near the tide pool.
私たちは穏やかな罠を作り、潮だまりの近くから始める必要があります。

 

First, I have this jewelry box;
まず、私はこの宝石箱を持っています。

she’ll love this bait I bought her.
彼女は私が買ったこの餌を気に入るはずです。

She can’t resist a treasure chest!
彼女は、宝箱に抵抗することができません!

Oh, no! It’s in the water!
あらいやだ! それは水中にあります!

 

Well mermaids love bright, shiny things;
よく人魚は明るく、光沢のあるものが大好きです。

a crown will catch her eye.
王冠は彼女の目を引くでしょう。

Will lure her in with this new trap and then our net will fly!
彼女をこの新しい罠に誘い込み、それから私たちのネットは飛ぶでしょう!

 

Her seaweed lass snatched the crown!
彼女の海草少女は、冠をうばい取りました!

Will need a different plan.
異なる計画を必要とします。

 

Let’s put a sparkly necklace down inside a giant clam.
オオシャコガイ内部に輝くネックレスを置きましょう。

 

She switched the necklace with a rock to stop the clam from snapping.
彼女は、貝がパチンというのを止めるために、ネックレスを岩と交換しました。

Now she has another prize.
現在、彼女にはもう一つのほうびがあります。

We need some better trapping!
もっと良い捕獲が必要です!

 

We made a lasso of our own and hid in the seaweed.
私たちは自分でなげなわを作って海藻の中に隠しました。

She swam too fast for us to catch.
彼女は私達が捕まえるには速すぎた。

Oh, when will we succeed?
おお、いつ成功するのか?

 

Now let’s try to switch it up and play some funky beats.
それでは、スイッチを入れてファンキーなビートを弾いてみましょう。

Maybe that will draw her in?
多分それは彼女を引き込むのだろうか?

Oh, no! There’s sharks! Retreat!
あらいやだ! サメがいます! 退却!

 

We escaped from all the sharks.
私たちはすべてのサメから逃げた。

That was a scary scene.
それは怖いシーンでした。

But now we get to up our game with this cool submarine!
しかし今、我々はこのかっこいい潜水艦でゲームを始める!

 

This submarine has robot arms to catch our fishy lass.
この潜水艦は私達が魚を捕まえるためのロボットアームを持っています。

But this mermaid can’t be caught.
しかし、この人魚を捕まえることはできません。

She really is too fast!
彼女は本当に速すぎます!

 

It’s time to pull out all the stops.
すべて引き出す時が来ました。

We have to be quite sneaky.
私達はかなりこっそりしなければなりません。

But she heard our trap from far away – that treasure chest was creaky!
しかし彼女は私達の罠を遠くから聞いていた – その宝箱はガタガタしていた!

 

Oh No! Look out! The Sharks are back!
あらいやだ! 外を見る! サメが帰ってきた!

We’re doomed – what can we do?
我々は悲しい運命です – 何ができるでしょうか。

We used up all our traps and bait..
私たちはすべての罠と餌を使い果たしました。

Without some help we’re through!
何らかの助けがなければ、私たちは終わりです!

 

Our mermaid comes to save the day!
我々の人魚は、窮地を脱しに来ます!

She made a trap to save us.
彼女は、我々を救うために、罠を作りました。

She scares the sharks and scoops us up – she really is courageous!
彼女はサメをこわがらせて、我々をすくい上げます-彼女は本当に勇敢です

 

Hooray! Were safe and back on land.
万歳! 安全で陸に戻った。

Three cheers to our mermaid!
私たちの人魚への3つの歓声!

We’ll miss her smart and clever tricks.
私たちは彼女の頭が良くて巧妙なトリックが見られなくて寂しいです。

We wish she could have stayed!
私たちは彼女がまた現れることを願っています!

最後に

というわけで、今回は英語絵本『How to Catch a Mermaid』をご紹介しました。

子供たちが立てる計画は、どれもクスッと笑えるものばかりですが、その根底にあるのは「友達になりたい」という純粋な気持ちです。そして、捕まえようとしていた相手に逆に救われるという展開は、本当の「つながり」とは何かを優しく教えてくれるような気がします。力ずくで手に入れるのではなく、思いがけない形で心が通じ合う瞬間の大切さを感じさせてくれる、素敵な一冊です。



 

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