「英語の形容詞や比較表現を、子どもにどう教えたらいいんだろう?」とお悩みではありませんか?
文法として教え込むのはまだ早いし、かといって日常生活の中だけで自然と身につけるのも意外と難しいものです。そこでおすすめなのが、子どもたちが大好きな「恐竜」をテーマにした絵本『Hello, World! Dinosaurs』です。
恐竜の大きさ、速さ、強さなどを比べることで、感覚的に「言葉」と「意味」が結びつく絶好の教材になります。大好きな恐竜の力(パワー)を借りて、楽しく英語の感覚を育ててみましょう。
ここでは『Hello, World! Dinosaurs』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Hello, World! Dinosaurs』の基本情報
| タイトル | Hello, World! Dinosaurs |
|---|---|
| 著者・イラスト | Jill McDonald |
| 出版社 | Doubleday Books for Young Readers |
| 対象年齢(目安) | 0歳〜3歳(内容的には小学生低学年まで楽しめます) |
あらすじ
かつて地球を歩き回っていた恐竜たち。今は博物館でその骨(化石)を見ることができます。古生物学者がパズルのように骨を組み立てる様子から始まり、巨大なアパトサウルス、小さくて素早いコンプソグナトゥス、3本の角を持つトリケラトプスなど、個性豊かな恐竜たちが次々と登場します。
彼らは何を食べていたの?どうやって身を守っていたの?カラフルなイラストと共に、恐竜たちの多様な生態をやさしく解き明かしていく、はじめての恐竜図鑑にぴったりの一冊です。
英語学習のポイント
特徴を表す「形容詞」の対比
この絵本には、対照的な特徴を持つ恐竜が登場するため、形容詞をセットで覚えるのに最適です。絵を見ながら直感的に理解できます。
- Some dinosaurs were very big… Other dinosaurs were small.(とても大きい恐竜もいれば、小さい恐竜もいました。)
- Compsognathus was small but fast.(コンプソグナトゥスは小さいけれど速い。)
専門用語をやさしく解説する表現
難しい単語を、簡単な言葉で言い換える説明の仕方が学べます。これは「英語で説明する力」の基礎になります。
- Iguanodon was herbivorous. This means it ate plants, not meat.(イグアノドンは草食でした。つまり、肉ではなく植物を食べるということです。)
- Stegosaurus means plated lizard.(ステゴサウルスとは「鎧のトカゲ」という意味です。)
道具や体の部位の英語名
恐竜の名前だけでなく、博士が使う道具や、恐竜の体のパーツを表す英単語も豊富に登場します。
- chisel / hammer / brush / magnifying glass(のみ/ハンマー/ブラシ/虫眼鏡 ※発掘道具)
- horns / teeth / tail / feathers(角/歯/しっぽ/羽毛)
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
Long ago, dinosaurs roamed the Earth.
昔々、恐竜は地球を歩いていました。
Today, you can see their bones at a museum!
今日、あなたは博物館でその骨を見ることができます!
Dinosaur bones are found by paleontologists, who fit them back together like a puzzle.
恐竜の骨は古生物学者によって見つけられ、彼らはそれらをパズルのように組み立てます。
A paleontologist is a scientist who studies fossils.
古生物学者は化石を研究する科学者です。
Let’s look at all the different tools they use.
さて、彼らが使うさまざまな道具を見てみましょう。
They have a notebook, measuring tape, chisel, geological hammer, a brush, a magnifying glass, and a trowel.
彼らはノートブック、メジャーテープ、のみ、地質ハンマー、ブラシ、拡大鏡、そしてトロウ(移植ごて)を持っています。
Some dinosaurs were very big, like Apatosaurus.
一部の恐竜は非常に大きかったです、例えばアパトサウルスのように。
Its long neck could reach high into the treetops.
その長い首は木の上まで届くことができました。
Apatosaurus could whip its large tail around to scare off other dinosaurs.
アパトサウルスは大きな尾を振り回して他の恐竜を怖がらせることができました。
Other dinosaurs were small, like Compsognathus.
一方、他の恐竜は小さかった、例えばコンプソグナトゥスのように。
It was only about the size of a chicken.
それは鶏の大きさくらいしかありませんでした。
Compsognathus was small but fast; it could run away quickly from larger enemies.
コンプソグナトゥスは小さいですが速かったです。大きな敵からはっと逃げることができました。
Triceratops was a large, heavy dinosaur with three horns, which it used for protection.
トリケラトプスは、3本の角を持つ大きくて重い恐竜で、それを防御に使っていました。
The “tri” part of Triceratops’ name comes from the three horns it had on its head.
“トリ”という部分は、トリケラトプスの名前にある3本の角から来ています。
Triceratops had hundreds of teeth.
トリケラトプスは何百本もの歯を持っていました。
New teeth would replace old ones as they wore down.
古くなった歯はすり減ると新しい歯に取り替わっていました。
This slow-moving dinosaur, that looks like it’s wearing a suit of armor, is an Ankylosaurus.
この動きが遅い恐竜、まるで鎧を着ているような見た目の恐竜は、アンキロサウルスです。
Ankylosaurus used its clubbed tail for protection.
アンキロサウルスは、鎚(ハンマー)のような尾を防御に使っていました。
Velociraptor was a small and very speedy dinosaur!
ヴェロキラプトルは小さくて非常に速い恐竜でした!
This dinosaur had feathers!
この恐竜には羽毛が生えていました!
Stegosaurus had triangle-shaped plates down its back.
ステゴサウルスは背中に三角形のプレートを持っていました。
Do you also see its spiky tail?
それとも、トゲトゲした尾も見えますか?
Stegosaurus means plated lizard.
ステゴサウルスは「鎧のトカゲ」という意味です。
Tyrannosaurus rex was fierce!
ティラノサウルス・レックスは獰猛でした!
With its large head, sharp teeth, and strong legs. It was one of the most powerful meat-eating dinosaurs.
大きな頭、鋭い歯、そして強力な足を持っていました。最も力強い肉食恐竜の一つでした。
T-rex’s arms were very small even though its body was large.
ティラノサウルス・レックスの腕は非常に小さかったですが、体は大きかったです。
Iguanodon was herbivorous.
イグアノドンは草食動物でした。
This means it ate plants, not meat.
これはつまり、肉ではなく植物を食べていたということです。
See the big spike on its thumb?
親指にある大きな突起を見ましたか?
It was used to open fruits and seeds – and also to scare off enemies!
これは果物や種を開けるのに使われました。そして敵を威嚇するのにも!
Where did dinosaurs come from?
恐竜はどこから来たのでしょうか?
Baby dinosaurs hatched from eggs that were laid in a nest!
恐竜の赤ちゃんは、巣に産まれた卵からかえりました!
Dinosaur parents dug nests into the ground or built them up out of mud.
恐竜の親は、地中に穴を掘ったり、泥で巣を作ったりしました。
Now that you know a little more about dinosaurs, it’s time to let out a big dino
これで、恐竜について少しでも知識が広がったところで、大きな恐竜の声を出してみましょう。
Roar!
ガオー!
まとめ
『Hello, World! Dinosaurs』は、ただ恐竜の名前を覚えるだけでなく、「大きい」「速い」「重い」といった形容詞や、それらを比較する感覚を自然と養える一冊です。大好きな恐竜の特徴を英語で表現できるようになれば、子供たちの英語への自信もぐんと深まるはず。最後は親子一緒に大きな声で「Roar!(ガオー!)」と叫んで、楽しい英語時間の締めくくりにしてくださいね。