「たまには夫婦でゆっくり出かけたいけれど、子供がベビーシッターさんを嫌がったらどうしよう…」「お留守番を怖がって泣かないかな?」と、外出をためらってしまうパパやママは多いのではないでしょうか。お子さんにとっても、大好きなお父さん・お母さんがいない時間は、ちょっぴり不安で心細いものですよね。
そんな時におすすめなのが、世界中で愛されているカエルの男の子・フロッギーの物語『Froggy’s Best Babysitter』です。
新しいベビーシッターさんと過ごすフロッギーのドタバタ劇を見れば、「ベビーシッターさんと過ごす時間って、こんなに面白いことが起きるんだ!」と、ワクワクした気持ちに変わるはず。読んでいるうちに、親子で一緒にお留守番の予習ができてしまう一冊です。
ここでは『Froggy’s Best Babysitter』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Froggy’s Best Babysitter』の基本情報
| タイトル | Froggy’s Best Babysitter |
|---|---|
| 著者・イラスト | Jonathan London (著), Frank Remkiewicz (イラスト) |
| 出版社 | Puffin Books |
| 対象年齢(目安) | 4歳〜9歳 |
あらすじ
土曜日の朝、フロッギーの両親が結婚10周年をお祝いするために、一晩街へ出かけることになりました。やってきたのは新しいベビーシッターのサンディ。最初は「一緒に行きたい!」と泣いたり、「意地悪な人だったらどうしよう」と不安がっていたフロッギーでしたが、サンディはとっても楽しい人でした!
ところが、フロッギーは良かれと思って妹の世話を焼いたり、自分でお風呂に入ろうとしたりして、家中をひっちゃかめっちゃかにしてしまいます。台所はベタベタ、カーペットは泥だらけ…。サンディと一緒に繰り広げる、笑いと混乱の一夜。果たしてパパとママが帰ってくるまでに、家はきれいになるのでしょうか?
英語学習のポイント
この絵本には、普段の生活でそのまま使える便利なフレーズがたくさん詰まっています。特に子供が自分で何かをしようとする時の表現に注目してみましょう。
「〜しようとする」を伝える表現
何かに挑戦するフロッギーの様子を表すときによく使われるのが tries to… (〜しようとする)という表現です。本文では、妹に食事を与えようとしたり、自分でお風呂に入ろうとしたりするシーンで登場します。日常の「お手伝い」を促すときにも使える便利なフレーズです。
家事や日課に関する具体的な動詞
お留守番中の活動を通して、多くの生活動詞を学ぶことができます。
- mop the floor(床を拭く・清掃する)
- taking a bath(お風呂に入る)
- get dressed(着替える)
- feeding(食べさせる)
これらの単語を覚えれば、お留守番の約束をするときにも英語でコミュニケーションが取れそうですね。
感情や状態を表す面白いオノマトペ
フロッギーシリーズの魅力は何と言っても、擬音語(オノマトペ)の多さです。フロッギーが歩く時の flop flop flop や、何かが飛び散る splash! splash! など、声に出して読むだけで子供たちは大喜びします。英語特有の音の感覚を養うのに最適です。
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
It was Saturday morning and Froggy was hungry.
土曜日の朝、フロッギーはお腹が空いていました。
He lay in bed and dreamed about French toast sprinkled with sugar-coated flies. Yum!
彼はベッドに横たわり、砂糖をまぶしたハエをふりかけたフレンチトーストの夢を見ていました。おいしそう!
Froggy! called his mother.
フロッギー!とお母さんが呼びました。
“What?”
「なあに?」
“It’s time to get up, dear! your babysitter’s coming!”
「起きる時間よ、あなた!ベビーシッターさんが来るわよ!」
Froggy hopped out of bed and flopped to the kitchen – flop flop flop.
フロッギーはベッドから飛び起き、キッチンへ向かいました。バタバタバタ。
“But I don’t want a babysitter!” cried Froggy.
「でも、ベビーシッターなんていらない!」とフロッギーは叫びました。
“I want to come with you!”
「僕も一緒に行きたい!」
“But it’s our tenth anniversary, dear!
「でも、今日は私たちの10周年の記念日なのよ。」
We’re spending one night in the city!
一晩だけ街で過ごしてくるわね。」
Your babysitter will take good care of you.”
「ベビーシッターさんが、あなたの面倒をよく見てくれるわよ。」
“But what if she’s mean?” asked Froggy.
「でも、もし彼女が意地悪だったらどうしよう?」とフロッギーは聞きました。
Bring-Bring! rang the doorbell.
ピンポーン!とドアベルが鳴りました。
“Now meet Sandy, your new babysitter.”
「さあ、新しいベビーシッターのサンディに会ってちょうだい。」
“Hi Froggy! What’s up?”
「やあ、フロッギー!元気?」
“How come I can’t come with you Mom?”
「どうしてお母さんと一緒に行けないの?」
“I told you dear..” And she hugged Froggy and Pollywogilina goodbye.
「言ったでしょ…」お母さんはフロッギーとポリーウォジリーナをギュッと抱きしめて、お別れをしました。
WAAA! cried Polly as soon as they left.
二人が出かけるやいなや、ポリーが「ワァーン!」と泣き出しました。
Sandy picked her up and sang,
サンディは彼女を抱き上げて歌いました。
“Rock a bye baby ..”
「ねんねんころりよ…」
“I think she’s hungry,” said Froggy.
「彼女、お腹が空いてるんだと思うよ」とフロッギーが言いました。
and he climbed a stool and – splash! splash! sizzle! mash! –
そして彼はスツールに登り、バシャ!バシャ!ジュー!グチャ!
he made polly mashed French toast.
ポリーのためにマッシュ・フレンチトーストを作りました。
“What a mess!” cried Sandy.
「なんてこった!」とサンディが叫びました。
but Froggy ate two pieces – all sprinkled with sugar- coated flies – munch crunch munch…
でも、フロッギーは2枚食べてしまいました。砂糖をまぶしたハエを全部ふりかけて。ムシャムシャ、バリバリ、ムシャムシャ…。
then flopped to his room to get dressed – flop flop flop.
それから、服を着るために自分の部屋へ向かいました。バタバタバタ。
“Rats! said Sandy, when he came back.
「しまった!」フロッギーが戻ってくるとサンディが言いました。
“My cell phone is dead!”
「携帯の充電が切れちゃった!」
“Do you have a boyfriend?” asked Froggy.
「ボーイフレンドはいるの?」とフロッギーが聞きました。
“None of your beeswax!”
「余計なお世話よ!(あなたには関係ないでしょ!)」
Froggy handed her a phone…
フロッギーは彼女に(家の)電話を手渡しました…。
and snuck into his parents’ room and listened in on their phone.
そして両親の部屋に忍び込み、電話を盗み聞きしました。
“Hi, Danny!” said Sandy.
「ハイ、ダニー!」とサンディ。
Froggy giggled, and sang, “Sandy and Danny, sitting in a tree KISSING!
フロッギーはクスクス笑って、歌いました。「サンディとダニー、木の上でキスしてる!」
“Get off the phone, now!” streamed Sandy.
「今すぐ電話を切りなさい!」とサンディは叫びました。
“Oops! said Froggy, laughing like mad.
「おっと!」フロッギーは大笑いしました。
That afternoon, they leapfrogged all the way to the market – flop flop flop.
その日の午後、彼らは市場までずっと跳びはねて行きました。バタバタバタ。
But when they got home, Froggy dropped the bags of groceries – splop!
でも帰宅したとき、フロッギーは食料品の袋を落としてしまいました。ベチャッ!
So for dinner, they had frozen pizza with leftover fly sauce -munch crunch munch.
そこで夕食は、冷凍ピザに残ったハエソースをかけて、ムシャムシャ、バリバリ食べました。
“Mom lets us have three desserts!” set Froggy.
「お母さんはいつも、デザートを3つも食べさせてくれるんだよ!」とフロッギー。
“You can’t have three,” Said Sandy.
「3つもはダメよ」とサンディ。
“But you can have a triple banana split with chocolate fly sauce !”
「でも、チョコハエソースがかかったトリプル・バナナスプリットならいいわよ!」
“Num-num!”squealed Polly.
「うまうま!」とポリーが叫びました。
FRROOGGYY!
フロッギー!
called Sandy, after dessert.
デザートの後、サンディが呼びました。
“Wha-a-a-t?”
「なあに?」
“Art Time!”
「アートの時間よ!」
Froggy plopped down in front of the TV and said, ” Mom always lots and lots of TV!”
フロッギーはテレビの前に座り込んで言いました。「お母さんはいつも、テレビをいっぱい見せてくれるんだよ!」
“You can’t watch TV,” said sandy.
「テレビはダメよ」とサンディ。
“But you can make something with clay!”
「でも、粘土で何か作ってもいいわよ!」
“Yippie!” said Froggy. And while he made a dinosaur, Polly make blobs.
「やったー!」とフロッギー。彼が恐竜を作っている間、ポリーは塊を作っていました。
She threw some… and ate some… then stuffed one down her diaper.
彼女はそれを少し投げ、少し食べ…そして一つをおむつの中に詰め込みました。
Froggy rolled over laughing and smooshed his dinosaur all across the carpet.
フロッギーは笑い転げて、カーペットの上で恐竜をつぶしてしまいました。
Froggy!
フロッギー!
yelled Sandy.
とサンディは怒鳴りました。
“Wha-a-a-t?”
「なあに?」
“bath time!”
「お風呂の時間よ!」
“But I don’t want to take a bath!”
「でも、お風呂に入りたくない!」
“Take a bath or clean the carpet!” she said.
「お風呂に入るか、カーペットをお掃除するかどっちかにして!」と彼女は言いました。
So Froggy took a bath with Polly, splash splash splash.
それでフロッギーはポリーと一緒にお風呂に入りました。パシャパシャパシャ。
He made a suds wig for Polly and a suds beard for himself.
彼はポリーに泡のかつらを作り、自分には泡のひげを作りました。
Froggy! called Sandy.
「フロッギー!」とサンディが呼びました。
“What? bedtime!”
「何?寝る時間だよ!」
“But I don’t want to go to bed! Mom always lets us stay up till midnight!”
「でも寝たくない!お母さんはいつも、真夜中まで起きてていいって言うんだよ!」
“Go to bed or mop the floor!” she said.
「寝るか、床を拭くかどっちかにして!」と彼女は言いました。
So Froggy went to bed. But sandy had to read ten books before he fell asleep – zzzzz.
それでフロッギーは寝ました。でもサンディは、彼が眠りにつくまで10冊も本を読まなければなりませんでした。グーグー…。
Then she stayed up past midnight cleaning the house.
それから彼女は真夜中を過ぎるまで起きて、家のお掃除をしました。
And in the morning she woke up to – “WAAA! Froggy!”
そして朝、彼女は「ワァーン!フロッギー!」という声で目を覚ましました。
“She’s hungry!” said Froggy.
「彼女、お腹空いてるんだよ!」とフロッギーがい言いました。
“I’ll make french toast!”
「僕がフレンチトーストを作るね!」
“Er, thanks,Froggy,” said sandy, “but I’ll make it you go play.”
「あ、ありがとう、フロッギー」とサンディは言いました。「でも私が作るから、あなたは遊んでてちょうだい。」
It had rained all night, so Froggy went outside and jumped in the mud -slup slup slup.
一晩中雨が降っていたので、フロッギーは外に出て泥の中に飛び込みました。ピチャピチャ、ズルッ。
When he saw the taxi, he flopped back inside – flop flop flop – and yelled, “They’re coming!”
タクシーが見えたとき、彼は家の中に駆け込み、叫びました。「あ、帰ってきたよ!」
“No!” howled Sandy. “You tracked mud all over the carpet!”
「ダメッ!」とサンディが吠えました。「カーペット中を泥だらけにしたわね!」
“Oops!” cried Froggy, looking more red in the face than green.
「おっと!」フロッギーは叫びました。顔は(カエル色より)真っ赤になっていました。
But then like superfrog, he swooped up the red carpet (kept for special guests)
でもそれから、スーパーフロッグのように、彼は(特別な来客用の)赤いカーペットをバッと掴み、
and flung it out – Floop! – and covered his muddy footprints.
それをザッ!と広げて、泥だらけの足跡を隠しました。
And when mom and dad came in, he’s sang,
そしてお母さんとお父さんが入ってくると、彼は歌いました。
“Happy Anniversary!”
「記念日おめでとう!」
“Wow!” said mom.
「わあ!」とお母さん。
“The house looks great!”
「家の中がとってもきれいね!」
“Yes,” said dad.
「そうだね」とお父さん。
“this is the best anniversary we’ve ever had!”
「これまでで最高の記念日だ!」
“And Sandy’s the best babysitter ever!” said Froggy.
「それに、サンディは今までで最高のベビーシッターだよ!」とフロッギー。
“Wonderful!” said Mom.
「素晴らしいわ!」とお母さん。
“I hope you can babysit again, real soon!”
「また近いうちに、ぜひお願いしたいわ!」
“Um,” said sandy, waving good-bye.
「ええと…」とサンディは、さよならの手を振りながら言いました。
“Thanks but I think I’m moving to Australia – real soon.”
「ありがとうございます。でも私、オーストラリアに引っ越すつもりなんです。……すぐにね。」
まとめ
ベビーシッターを嫌がっていたフロッギーが、最後には「最高!」と言えるまでになった『Froggy’s Best Babysitter』。ドタバタな展開に笑いながらも、英語の日常フレーズを自然に覚えられるのがこの絵本の素晴らしいところです。
「ベビーシッターさんって、なんだか楽しそう!」そんな風に子供の気持ちがポジティブになれば、はじめてのお留守番も大成功への第一歩。ぜひ、動画と一緒に読み聞かせて、親子で楽しいお留守番のイメージを膨らませてみてくださいね。きっと、英語の学習ももっと楽しくなるはずです!