子供と一緒にレストランに行くと、注文の仕方やテーブルマナーなど、教えたいことがたくさんありますよね。そんな時にぴったりなのが、この『Froggy Eats Out』です。
お茶目なカエルのフロギーが高級レストランで巻き起こすドタバタ劇を通して、実用的な英語フレーズを楽しく学ぶことができます。
「ハンバーガーが食べたい!」という主張や、「静かにしなさい」といった注意の言葉など、今日から親子で使える生きた英語表現が満載です。失敗ばかりのフロギーですが、その姿を見て笑いながら、自然と英語が身につく素敵な一冊です。
ここでは『Froggy Eats Out』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Froggy Eats Out』の基本情報
| タイトル | Froggy Eats Out |
|---|---|
| 著者・イラスト | Jonathan London / Frank Remkiewicz |
| 出版社 | Puffin Books |
| 対象年齢 | 2〜5歳 |
あらすじ
とある記念日の夜、フロギー一家はちょっとおしゃれな高級レストランへ外食に出かけることになりました。
「きちんとして、静かにすること」と言い聞かされて最高の服に着替えたフロギーですが、レストランに着くと、どうしてもじっとしていられません。ハンバーガーがなくてがっかりしたり、スプーンで音を立てたり、ついにはスパゲッティを飛ばしてしまったりと失敗の連続。とうとう高級店での食事を諦めることになりますが、最後に家族みんなで向かった先は、フロギーが大好きな場所でした。
マナーの大切さと、家族で楽しく食事をすることの喜びを描いた愉快な物語です。
英語学習のポイント
この絵本には、レストランでの食事シーンで使える便利な英語表現がたくさん登場します。親子で役になりきって練習해보ましょう。
1. 自分の意思を伝える「I want…」
レストランで何を頼みたいか、自分の希望をはっきり伝える表現です。子供にとって一番身近で使いやすいフレーズですね。
- “I want a hamburger!”
- 「ハンバーガーが食べたい!」
2. マナーを注意する時の「Be…」「Don’t…」
フロギーの母親が何度も繰り返し注意するこのフレーズは、リズムが良く覚えやすいです。しつけの英語としてそのまま使えます。
- “Be neat, be quiet, and don’t put your feet on the table.”
- 「きちんとしなさい、静かにしなさい、そしてテーブルに足を乗せないで。」
3. 失敗した時のとっさの一言「Oops!」
食事をこぼしたり、音を立ててしまったりした時にフロギーが使う言葉です。失敗しても「おっと!」と明るく言えるようになると、英語でのコミュニケーションがスムーズになります。
- “Oops!” cried Froggy.
- 「おっと!」フロギーは叫びました。
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
It was almost dinner time and Froggy was hungry.
もうすぐ夕食の時間、フロッギーはお腹が空いていました。
He sat in the kitchen and dreamed about burgers and flies.
彼はキッチンに座り、ハンバーガーとハエの夢を見ていました。
Then he hopped up and looked for something to eat.
そして、彼は飛び起きて、何か食べるものを探しました。
He looked in the cabinet slam he looked in the fridge – slam!
彼は戸棚を覗き込みました……バタン……冷蔵庫を覗き込みました……バタン!
He looked in the oven – bang!
オーブンを覗き込むと……バーン!
“Mom,” yelled Froggy.
「お母さん!」フロッギーは叫びました。
“There’s nothing good to eat!”
「おいしいものがないよ!」
Froggy! called his mother.
フロッギー!と母親が呼びました。
“What?”
「なani?」
“Did you forget? It’s our anniversary – we’re going out to eat!”
「忘れたの?今日は私たちの記念日よ、外食に行くのよ!」
“Hooray!” said Froggy “Let’s go!!”
「やったー!」とフロッギーは言いました。「行こう!!」
“First you have to get dressed up dear –
「まずはおめかししてちょうだい、あなた。
We’re going to a fancy restaurant.”
おしゃれなレストランに行くんだから」
So Froggy flopped to his bedroom – flop flop flop.
そこでフロッギーは寝室へペタペタペタと行きました。
He slipped off his shirt, unzipped his pants, took off his shoes, pulled off his socks, and he even changed – his underwear – with a zap! of elastic.
シャツを脱ぎ、ズボンのファスナーを開け、靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、下着まで変えて、ゴムをパチンとならしました。
Then he tugged on his best pants – zip!
そして、彼は一番良いズボンを引っ張りあげ、ジッ!
Buttoned up his best shirt – zut! zut! zut!
一番良いシャツのボタンを閉めました。ズッ!ズッ!ズッ!
Put on his best socks – zoop!
一番良い靴下を履きました。ズルーッ!
Pulled on his best shoes – zop!
一番良い靴を履きました。スポッ!
And tied them up – zwit! zwit!
そして靴紐を結びました。キュッ!キュッ!
Then he put on his best bow tie – snap!
それから一番良い蝶ネクタイをつけました。パチン!
And flopped out to show
そして見せに飛び出しました。
his mom and dad – flop flop flop.
お父さんとお母さんのところへ、バタバタバタ。
“You look very handsome dear,” said his mother.
「とってもハンサムよ」と彼の母親は言いました。
“But you forgot to wash!”
「でも、洗うのを忘れたわね!」
“Oops!” said Froggy.
「おっと!」とフロッギーは言いました。
So he went to the bathroom and washed his hands and face – splash splash splash!
そこで彼はバスルームに行き、手と顔を洗いました。バシャバシャバシャ!
He used lots and lots of water, but only a little bit of soap.
水をたくさん使いましたが、石鹸はほんの少ししか使いませんでした。
Then he dried off with a towel – zwoop! –
そして、タオルで体を拭くと……シュッ!
and looked at himself in the mirror.
そして鏡に映った自分を見ました。
He thought he was kind of cute.
なんだか自分がかわいいと思いました。
Froggy! called his father.
フロッギー!とお父さんが呼びました。
“What?” “Time to go,” said his dad.
「なに?」「もう行く時間だ」とお父さんが言いました。
“We’ll be late!”
「遅刻するぞ!」
And off they flopped to the restaurant – flop flop flop.
そして、三人はバタバタとレストランに向かいました。バタバタバタ。
At the restaurant.
レストランにて。
Froggy’s eyes grew big and round.
フロッギーの目は大きく丸くなりました。
There were glowing candles, flowers and vases, and tablecloths as white as snow.
そこには、輝くキャンドル、花や花瓶、そして雪のように白いテーブルクロスがありました。
“This is a fancy restaurant,” said Froggy.
「ここ、高級レストランだね」とフロッギーは言いました。
“Yes,” said his mother. “So remember.
「そうよ」と母親は言いました。「だから覚えておいてね。
Be neat, be quiet, and don’t put your feet on the table.”
きちんとして、静かにして、そしてテーブルの上に足を乗せないことよ」
When they were seated,
席に着くと、
Froggy said, “I’m hungry! Let’s eat!”
フロッギーは言いました。「お腹が空いたよ!食べよう!」
“First we have to order, dear,” said his mother.
「まずは注文をしないとね」とお母さんは言いました。
“I want a hamburger!” said Froggy.
「ハンバーガーが食べたい!」とフロッギーが言いました。
“No hamburgers here,” said his father.
「ここにはハンバーガーはないよ」とお父さんが言いました。
When the waiter handed him a menu, Froggy opened it –
ウェイターからメニューを渡されると、フロッギーはそれを開いて……
and knocked over a glass of water – crash!
水の入ったグラスを倒してしまいました!ガシャン!
“Oops!” cried Froggy.
「おっと!」フロッギーは叫びました。
“Oh Froggy,” said his mother.
「あらあら、フロッギー」とお母さんが言いました。
“Remember what I told you?”
「私が言ったことを覚えてる?」
“I know!” said Froggy.
「わかってるよ!」とフロッギーは言いました。
“Be neat, be quiet, and don’t put your feet on the table!”
「きちんとする、静かにする、そしてテーブルに足を乗せない!」
But it was hard to be neat and quiet.
でも、きちんとして静かにするのは難しいことでした。
He fidgeted. He shook salt on his hand and licked it.
彼はそわそわしました。手についた塩を振ってなめました。
He banged his spoon on the table – bang bang bang.
スプーンをテーブルの上でバンバン叩きました。
Then he hit hard on the tip of the spoon..
そしてスプーンの先端を強く叩くと……
and flipped it right into the waiter’s head – Bonk!
スプーンが飛んで、ウェイターの頭に直撃しました。ボカッ!
After the waiter finally came and took their orders, they waited and waited and waited.
ウェイターがやっと来て注文をとってからも、三人は待って待って待ちました。
Froggy pulled petals off the flowers.
フロッギーは花の花びらをむしりました。
He blew on the candle.
キャンドルに息を吹きかけました。
He sucked on sugar cubes and ice cubes.
角砂糖や氷を吸いました。
Then he hopped up and flopped around the restaurant – flop flop flop – singing,
そして、飛び上がると店内をペタペタと跳ね回りながら歌いました。
“Be neat, be quiet, and don’t put your feet on the table!”
「きちんとしろ、静かにしろ、テーブルに足を乗せるな!」
Froggy! called his father.
フロッギー!とお父さんが呼びました。
“What?” “Please sit down now!”
「なに?」「今すぐ座りなさい!」
Froggy sat down.
フロッギーは座りました。
Finally, dinner was served.
ついに夕食が運ばれてきました。
Froggy stuck his fork into a huge plate of spaghetti,
フロッギーは大きな皿に盛られたスパゲッティにフォークを突き刺し、
and sucked some up – slurp!
そして少し吸い上げました。ズルッ!
It was fun, so he slurped up some more – slurp! slurp! slurp!
面白かったので、さらに吸い上げました。ズルッ!ズルッ!ズルッ!
And that’s when he saw Frogalina.
その時、彼はフロガリーナを見つけました。
She was sitting with her parents.
彼女は両親と一緒に座っていました。
“Hi Froggy!” called Frogalina.
「こんにちは、フロッギー!」とフロガリーナが呼びかけました。
“Who’s that pretty girl frog?” asked his mother.
「あのかわいい女の子のカエルは誰?」と母親が尋ねました。
Froggy was so embarrassed, he ducked beneath the tablecloth and pulled… and pulled and pulled…
フロッギーはとても恥ずかしくて、テーブルクロスの下に潜り込んで、引っ張って……引っ張って、引っ張って……
till his spaghetti and fly sauce landed smack on his head – splat!
とうとうスパゲッティとハエのソースが頭の上にドサッと落ちてきました。ベチャッ!
“Oops!” cried Froggy, looking more red in the face than green.
「おっと!」フロッギーは、緑色よりも赤い顔をして叫びました。
“Happy anniversary!” he croaked.
「記念日おめでとう!」と、彼はしわがれ声で言いました。
“What a mess!” cried his father.
「なんてこった!」と父親は叫びました。
“Oh Froggy,” said his mother.
「ああ、フロッギー」とお母さんは言いました。
Froggy scooped spaghetti off his face, and said,
フロッギーは顔からスパゲッティをすくって言いました、
“I know – let’s eat out at a fast flies place!”
「わかったよ、ファスト・フライ(ハエ)のお店で外食しよう!」
“Good idea!” said his mother.
「いい考えね!」と母親は言いました。
“Let’s go!” said his father.
「さあ、行こう!」とお父さんが言いました。
And together they leapfrogged all the way there – flop flop flop..
そして、三人は一緒に飛び跳ねながらそこまで行きました。ピョコピョコピョコ。
where they all ate burgers and flies – munch crunch munch.
そこで、みんなでハンバーガーとハエを食べました。ムシャムシャムシャ。
まとめ
テーブルマナーを守るのは大切ですが、子供にとっては窮屈で難しいこともありますよね。この絵本は、「失敗しても大丈夫、楽しく食べるのが一番!」というメッセージを伝えてくれているようで、親としても心が軽くなります。レストランでの「I want…」や「Be quiet」といったフレーズは、日々の生活の中でも繰り返し使える便利な表現です。『Froggy Eats Out』を読みながら、親子で楽しく英語のフレーズを真似してみてください。きっと、次回の外食がもっと楽しくなるはずです。