「ドーナツって英語でなんて言うの?」
英語では、donut または doughnut と書きます。どちらも意味は同じ「ドーナツ」です。
doughnut がもともとの綴りで、donut は短くした表記。特にアメリカでは donut という綴りも広く使われています。
そして、ドーナツといえば気になるのが、真ん中にぽっかり空いた「あの穴」。今回紹介する英語絵本『Donuts: The Hole Story』は、そんなドーナツの穴まで楽しい言葉遊びにしてしまった一冊です。
まるで本物のドーナツが動き出したような写真を使ったユニークなイラストも魅力。ドーナツ警官やドーナツ海賊など、次々と登場する個性的なドーナツたちを眺めながら、親子で英語のリズムや単語、言葉遊びを楽しめます。
ここでは『Donuts: The Hole Story』の簡単なあらすじのほか、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画、日本語訳などを紹介します。
ドーナツは英語で?donutとdoughnutの違い
日本語では「ドーナツ」とひとつの言い方ですが、英語では donut と doughnut の2つの綴りを見かけます。
- doughnut:もともとの一般的な綴り
- donut:短くした綴り。特にアメリカでよく使われる
意味はどちらも同じなので、英語で「ドーナツ」と言いたいときは、どちらを使っても通じます。
また、「ドーナツの穴」は英語では donut hole や the hole in a donut と表現できます。
ここで絵本のタイトル『Donuts: The Hole Story』をもう一度見ると、ちょっと面白い仕掛けに気づきます。
hole は「穴」、一方で同じ発音の whole は「全部の」という意味。英語の the whole story(話のすべて) と、ドーナツの hole(穴) をかけたタイトルになっています。
こうした言葉遊びに気づけるのも、英語絵本ならではの楽しさですね。
お話のあらすじ
時計が5時を指し、ドーナツ屋さんが閉まると……なんと、ドーナツたちがケースから飛び出して大騒ぎ。
フロスティングがかかったもの、ゼリーが入ったもの、粉砂糖がかかったもの。いろいろなドーナツたちが、店の中を自由に動き回ります。
ドーナツ警官はドーナツカーを運転し、ドーナツ海賊はドーナツ船へ。スポーツをしたり、ダンスをしたり、スプリンクルの雨を降らせたりと、やりたい放題です。
ドーナツのお医者さんや、ドーナツが育つ(?)農場まで登場します。
そんな中、事件も発生。ドーナツ警官がドーナツカーで犯人を追いかけます。
夜通し遊び回る元気いっぱいのドーナツたち。でも、やがて朝が近づいてきます。
お店が開いたら、ドーナツたちはどうなってしまうのでしょう?
写真から生まれた個性豊かなドーナツたちが繰り広げる、ユーモアたっぷりの夜の冒険。最後にはタイトルの「穴」にもつながる、ちょっと気の利いたオチが待っています。
英語学習のポイント
『Donuts: The Hole Story』は、ユニークな写真と短くリズミカルな英文を楽しみながら、英語の音や身近な単語に触れられる絵本です。
写真を使った楽しいイラスト:
本物のドーナツを使った写真表現は、子どもの目を引きます。「どんなドーナツかな?」「どれが好き?」と話しながら読むだけでも、英語への入り口を作りやすい一冊です。
リズミカルな短い文章:
短い文や韻を踏んだ表現が多く、声に出して読むと英語らしいリズムを感じられます。同じ表現を繰り返し読むことで、単語だけではなく英語の音そのものに親しめます。
ドーナツに関する英単語:
frosting(フロスティング)、jelly(ゼリー)、powdered(粉砂糖をまぶした)、maple bar(メープルバー)、sprinkle(スプリンクル)など、ドーナツやトッピングに関する言葉がたくさん登場します。
実際にドーナツを選ぶときに「Which one do you like?(どれが好き?)」などと声をかければ、絵本で見た英語を日常の体験につなげることもできます。
言葉遊び(Puns):
タイトルの The Hole Story は、「穴」を意味する hole と、「話のすべて」を意味する the whole story をかけた言葉遊びです。文中にも、英語がわかるとクスッと笑える表現が登場します。
日常で使えるフレーズ:
絵本の中にはシンプルで覚えやすい表現もたくさんあります。ここでは、その中から日常でも使いやすい2つを紹介します。
everywhere(どこにでも、いたる所に)
意味:
場所を特定せず、「あらゆる場所に」「いたるところに」という意味を表す副詞です。
家の中でおもちゃが散らかっているときなどにも使える、日常会話でよく登場する単語です。
例文:
I looked everywhere for my lost toy.
(なくしたおもちゃをあちこち探したよ。)
There are toys everywhere!
(おもちゃがそこら中にある!)
have a knack for ~(~が得意、~の才能がある)
意味:
何かを上手にこなす才能やコツを持っている、という意味の表現です。
絵本の最後にも、この knack とドーナツの「穴」を使ったユーモラスな表現が登場します。
例文:
My sister has a knack for telling funny stories.
(私のお姉ちゃんは面白い話をするのが得意です。)
He has a knack for fixing broken things.
(彼は壊れたものを直すのが得意です。)
ドーナツという身近で楽しい題材だからこそ、「英語の勉強」と構えずに読み始められるのもこの絵本の魅力です。言葉のリズムや写真を楽しみながら、親子で声に出して読んでみてください。
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
Clock strikes five.
時計が5時を打つ。
Shop is closed.
お店は閉まった。
Donuts sleep. (So we suppose)…
ドーナツたちは眠る。(と、私たちは思う)…
– For Mimi, Tucker, and Steph.
– ミミ、タッカー、そしてステフへ。
May Judy’s never close.
ジュディーズ(のお店)が決して閉まりませんように。
Donut here.
ドーナツがここに。
Donut there.
ドーナツがそこに。
Lots of donuts everywhere!
たくさんのドーナツがどこにでも!
Some with frosting.
フロスティング(砂糖衣)がかかったもの。
Some without.
かかっていないもの。
Some with jelly in (and out).
中に(そして外にも)ゼリーが入ったもの。
Powdered Donuts. Maple bars.
粉砂糖ドーナツ。メープルバー。
Donut cops drive donut cars.
ドーナツ警官がドーナツカーを運転する。
Donut trucks.
ドーナツトラック。
Donut trains.
ドーナツ列車。
Donuts do not make good planes.
ドーナツは良い飛行機にはならない。
Donut Pirate.
ドーナツ海賊。
Donut ship.
ドーナツ船。
Donuts trip to take a dip.
ドーナツは転んで水にぽちゃん。
Donuts play a donut sport.
ドーナツはドーナツスポーツをする。
Chomp!
ガブリ!
Donuts take the last resort.
ドーナツは最後の手段をとる。
Donuts dance so and sprinkle rain.
ドーナツたちが踊り スプリンクルの雨が降る。
Donut floors must need a drain.
ドーナツの床には排水溝が必要だろう。
Donut doctor.
ドーナツのお医者さん。
Donut bed.
ドーナツのベッド。
Donuts who just treat the head.
頭だけを治療するドーナツたち。
Donut farm where Donuts grow.
ドーナツが育つドーナツ農場。
Who is hiding in the world?
世界に隠れているのは誰だ?
Robert runs police car stalls.
ロバートがパトカーを停めようとする。
…nuts!
…しまった!
Robert meets a dog downfall.
ロバートは犬によって失敗する。
Robert’s caught, Dog is back.
ロバートは捕まり、犬は戻ってきた。
So is money in the sack.
袋の中のお金もそうだ。
Donuts celebrate and sing.
ドーナツたちはお祝いして歌う。
Donuts can do anything!
ドーナツは何でもできる!
Morning nears, so donuts run.
朝が近づき、ドーナツたちは走る。
Donuts night has been real fun.
ドーナツの夜は本当に楽しかった。
Time to Sprint and time to race back into the donut case.
ダッシュして、競争してドーナツケースの中に戻る時間だ。
Shoppers soon will want their treat.
お客さんたちはまもなくおやつを欲しがるだろう。
Which one will they want to eat?
彼らはどれを食べたがるだろう?
Whaaaat?
なんだってーーー?
People eat us?
人間が私たちを食べる?
Donuts want a long lifespan.
ドーナツは長生きしたい。
Donuts craft a donut plan.
ドーナツはドーナツ計画を練る。
Almost help the cop, the crook Even Pan and Captain Hook.
警官も、泥棒も、パンやフック船長さえも巻き込みそうだった。
Sun is up and rooster sings.
太陽が昇り、雄鶏が歌う。
Shop is opened. Shop bell rings.
お店が開店し、店のベルが鳴る。
Time for donuts with the dawn, but
夜明けと共にドーナツの時間だ、しかし
hey! Where have all the donuts gone?
おい!ドーナツはみんなどこへ行ったんだ?
Only empty trays and bowls…
空っぽのトレイとお皿だけ…
Donuts have a knack for holes.
ドーナツは穴には目がないからね。(逃げ道を見つけるのが得意だからね)