こんにちは!英語絵本って、たくさんあってどれを選んだらいいか迷ってしまうこと、ありませんか?特に、まだ英語に慣れていないお子さんだと、途中で飽きずに楽しんでくれるかな、なんて心配になったりしますよね。
今日はそんな、英語絵本デビューにもぴったりの、とってもリズミカルで楽しい一冊をご紹介したいと思います。小気味よい韻が次々と飛び出してきて、耳で聞いているだけでもワクワクしてくるような絵本です。
ここでは「Click」の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
今日こそは、とある一匹の犬が「猫を捕まえるぞ!」と意気込んでいます。まさに完璧な日になるはずでした。ところが、次の瞬間「Click!」という音とともに、世界は真っ暗闇に!「おい、電気を消したのは誰だ!?」と叫ぶ犬の前に現れるのは、お目当ての猫とはまったく違う、不思議な訪問者たちばかり。
犬が探しているのは「cat」。なのに、暗闇から出てくるのは「Pat」だったり「hat」だったり「rat」だったり…。韻を踏んだ言葉遊びのように、次から次へと珍客が登場して、犬はもう大混乱!一体全体、この騒ぎはどこへ向かうのでしょうか。果たして犬は、無事に猫を捕まえることができるのでしょうか?
英語学習のポイント
この絵本には、音の響きが面白いだけでなく、日常で使える便利な表現も隠されています。今回はその中から2つピックアップしてご紹介しますね。
turn out the lights
これは「電気を消す」という意味のフレーズです。絵本の中では、突然真っ暗になった時に「Hey, who turned out the lights?!(おい、電気を消したのは誰だ!)」というセリフで使われています。同じ意味で “turn off the lights” もよく使われますが、”turn out” には「(明かりなどを)すっかり消す」というニュアンスが含まれていて、物語の劇的な雰囲気にぴったりですね。
例えば、寝る前にお子さんに「It’s time for bed, so please turn out the lights.(寝る時間だから、電気を消してくださいね)」なんて声をかける時に使えますよ。
don’t be a copycat!
「copycat」というのは、人の真似ばかりする人、つまり「真似っこ」という意味です。ですから、「don’t be a copycat!」は「真似しないで!」という意味になります。作中では、犬の言葉をオウム返しする相手に対して、イライラしながらこのセリフを言っています。
これは子供たちの間でもよく使われる表現です。例えば、「He is such a copycat, he always does the same thing as me.(彼は本当に真似っこで、いつも私と同じことをするの)」といった感じで、日常会話にも登場します。言葉の響きも面白いので、お子さんもきっとすぐに覚えてくれると思います。
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
I believe there is a cap behind this flap.
この折返しの後ろに帽子があると思います。
Wonbat.
ウォンバット。
Cat still on the loose.
猫はまだ逃亡中。
Bark it all!!
吠えろ!
This will be the day!
今日はこれだ!
The perfect day to…
完璧な日に…
Catch a cat!
猫を捕まえる!
Click!
カチッ!
Hey, who turned out the lights?!
おい、電気を消したのは誰だ!
click click!
カチッ カチッ!
Who are you? Pat.
あなたは誰? パット。
I said cat.
私は猫と言った。
I want to catch a cat.
猫を捕まえたい。
Click click click!
カチッ カチッ!
Who are you? Who are you?
あなたは誰? あなたは誰?
Have you seen a cat?
猫を見たことがありますか?
have you seen a cat? just answer the
猫を見た? ただ答える
just answer the don’t be a copycat!
まねしないでください。
don’t be a copycat!
まねしないでください。
I’m going to give you such a –
私はあなたにそのような- を与えるつもりです
I’m going to give you such a –
私はあなたにそのような- を与えるつもりです
click click click
クリッククリッククリック
What the -!!!
なんだ!!!
I said cat!!! C-A-T!
私は猫と言いました!!! ネコ!
Does this look like a cat to you?
これはあなたにとって猫のように見えますか?
click click click
クリッククリッククリック
what are you?
あなたは何者ですか?
I just want to catch a cat!!
猫を捕まえたい!
A plain old ardinary cat..
普通の普通の猫。
click
クリック
Hi.
こんにちは。
what are you?
あなたは何者ですか?
An invisible pack rat?
見えないパックラット?
A hat?
帽子?
A robot named Matt?
マットという名前のロボット?
well…
えーっ
would you believe…
信じますか…
I’m a …
私は…
Oh boy.
あらまあ
Yes? Yes!?
はい? はい?
Gnat.
ちっさい。
Ahhh!!
あー!
click click click click click
クリック クリック クリック
Read my lips!! cat! feline!
私の唇を読んで!! ネコ! ネコ!
Cattus – pain – in – the neckus!!
首の中がサボテンの痛み!
click click click click click click
クリッククリッククリッククリッククリッククリッククリック
I don’t want a bat.
コウモリは欲しくない。
I don’t need a dress.
ドレスはいりません。
I just want a cat!!
猫が欲しい!
Instead of this mess!
この混乱の代わりに!
wait what?
何を待つ?
click!
クリック!
I did it! I dressed fluffy!
やったよ! ふわふわ着こなしました!
I just heard a cat!
猫を聞いたばかり!
mom, can I play again?!
ママ、またプレイできますか?!
I caught a cat!
猫を捕まえた!
I caught a cat!
猫を捕まえた!
Muskrat!
マスクラット
Muskrat!
マスクラット
最後に
というわけで、今回は英語絵本『Click』をご紹介しました。この絵本の最大の魅力は、なんといってもリズミカルな言葉遊びにあります。「cat」「hat」「pat」「rat」など、似た響きの単語が次々と出てくるので、自然と英語の音の面白さに触れることができます。
英語を「勉強する」というよりは、音の響きやリズムを「楽しむ」という感覚でページをめくれる一冊です。英語絵本の世界への素敵な入り口になってくれるかもしれませんね。