Be kind. は、「優しくしてね」「親切にしてね」という意味の英語表現です。
kind は「優しい・親切な」という意味。Be kind. と言うと、「優しくしてね」「人に親切にしようね」と相手に伝える表現になります。
英語のポイント
Be kind.
優しくしてね。/親切にしてね。
意味だけなら、とてもシンプルな2語です。
でも、「優しくする」って、具体的には何をすることなのでしょう。
困っている人を助けること? 何かを分けてあげること? それとも、誰かの話をきちんと聞くこと?
英語絵本『Be Kind』は、そんな素朴だけれど大切な疑問を、ひとりの女の子の目線から考えていく物語です。
英語のbe kindという表現を覚えるだけでなく、「優しさって何だろう」と親子で話すきっかけにもなる一冊です。
Be kindの意味は「優しくしてね・親切にしてね」
be kind の kind は、「優しい」「親切な」という意味の形容詞です。
Be kind. とすると、「優しい人でいてね」というニュアンスから、自然な日本語では「優しくしてね」「親切にしてね」と訳せます。
子どもに声をかけるときにも使いやすい、短くて覚えやすい表現です。
Be kind.
優しくしてね。/親切にしてね。
誰に優しくするのかを加えるなら、Be kind to ~. という形も使えます。
英語のポイント
Be kind to your friends.
友達に優しくしてね。
Be kindとkind ofは同じ意味?
Be kind. を調べていると、似た形の kind of を見かけることがあります。
でも、この2つは同じ意味ではありません。
- Be kind. = 優しくしてね・親切にしてね
- kind of = 文脈によって「ちょっと・ある意味」「~の一種」など
この記事で紹介している Be kind. の kind は、「優しい・親切な」という意味の形容詞です。
たとえば、
Be kind to your friends.
友達に優しくしてね。
のように使います。
kind of は見た目が似ているので混同しやすいですが、まずは別の表現として分けて覚えると分かりやすいですよ。
ただ、『Be Kind』という絵本が面白いのは、この2語の意味を説明して終わらないところ。
「じゃあ、優しくするって実際にはどういうこと?」と、もう一歩先まで考えていきます。
英語絵本『Be Kind』はどんなお話?
物語のきっかけは、教室で起きた小さな失敗です。
クラスメイトのテネシアが、新しい服にぶどうジュースをこぼしてしまいます。周りの子どもたちは笑い、主人公の女の子も思わずつられそうになります。
そのとき思い出したのが、お母さんからいつも言われている言葉。
Mom always tells me to be kind.
ママはいつも「優しくしてね」と言います。
主人公はテネシアを元気づけようと、「紫は私のお気に入りの色だよ」と声をかけます。
ところが、テネシアは笑顔になるどころか、その場を離れてしまいました。
良かれと思って言ったのに、うまくいかなかった。
そこで主人公は考え始めます。
What does it mean to be kind anyway?
そもそも、優しくするってどういう意味なんだろう?
ここから物語は、「優しさにはどんな形があるのか」を探していきます。
絵本の基本情報
『Be Kind』から覚えたい3つの英語表現
1.Be kind.|優しくしてね
Be kind.
優しくしてね。/親切にしてね。
この絵本の中心になる言葉です。
kind は、人の性格や行動について「優しい」「親切な」と表すときによく使われます。
英語のポイント
kind は、ただ「性格が優しい」というだけではなく、誰かを助ける、気にかける、思いやるといった行動にもつながる言葉です。
2.What does it mean to be kind?|優しくするってどういう意味?
What does it mean to be kind?
優しくするって、どういう意味?
What does ~ mean? は、「~はどういう意味?」と尋ねる定番表現です。
単語の意味を質問するときにも使えます。
英語のポイント
What does “kind” mean?
「kind」ってどういう意味?
今回の絵本では、単語そのものではなく、「優しくするとはどういうことなのか」を主人公が考える言葉として使われています。
3.Being kind can be hard, too.|優しくするのは難しいこともある
Being kind can be hard, too.
優しくすることは、難しいこともあります。
『Be Kind』が単純な「いい子になろう」というお話で終わらないのは、この視点があるからです。
人に何かを教えるには根気が必要ですし、誰かが意地悪をされているときに、その子をかばうのには勇気がいります。
英語のポイント
Being kind は、「優しくすること」「親切にすること」という意味。
動詞に -ing をつけて、行動そのものを表しています。
「優しくする」にはいろいろな形がある
主人公が考えていくと、優しさは特別な行動だけではないことが見えてきます。
絵本に登場するのは、どれも身近なものばかりです。
- Giving:誰かに分けたり、あげたりする
- Helping:困っている人を手伝う
- Paying attention:相手を気にかける
たとえば、一人暮らしの人にクッキーを作る。使ったお皿を片づける。新しく来た子に声をかける。おばあちゃんの話をきちんと聞く。
どれもヒーローのような大きな行動ではありません。
特に印象的なのが、paying attention も「優しさ」として描かれているところです。
誰かを助けることだけでなく、相手の話を聞くことや、相手の存在に気づくことも kindness になる。
小さな「気づく」も優しさ
子どもに「優しくしようね」と言っても、何をすればいいのか分からないことがあります。
「困っている子はいないかな」「ひとりでいる子はいないかな」と周りを見ることも、優しさの最初の一歩。『Be Kind』は、そんな具体的な行動まで見せてくれます。
うまくできなくても、考えることから始められる
主人公は最初、テネシアを元気づけようとして失敗します。
それでも、「じゃあ、どうすればよかったんだろう」と考えることをやめません。
そして最後にたどり着くのが、完璧な答えではなく、自分にできる小さなことでした。
図工の時間にテネシアの隣に座ること。そして、彼女の好きな紫色を使って絵を描いてあげること。
Maybe I can only do small things.
たぶん、私にできるのは小さなことだけ。
でも、その小さな行動が、別の人の小さな行動とつながっていけば、大きなものになるかもしれない。
この絵本が伝えるkindnessは、「何かすごいことをしなければならない」というものではありません。
相手を見て、考えて、自分にできることをひとつやってみる。その積み重ねが優しさなんだと感じさせてくれます。
親子で読んだあとに話してみたいこと
『Be Kind』を読み終えたら、「優しくしなさい」で終わらせず、少しだけ会話を広げてみるのもおすすめです。
こんなことを話してみよう
「今日、誰かにできそうな小さな親切って何かな?」
「もし友達が失敗して恥ずかしそうにしていたら、どうする?」
答えはひとつでなくて大丈夫。考えて言葉にすること自体が、この絵本のテーマにつながっています。
読み聞かせ動画で『Be Kind』を英語で聞いてみよう
『Be Kind』には、Be kind. をはじめ、子どもにも意味をつかみやすい短い英語表現が登場します。
絵を見ながら読み聞かせを聞くと、単語だけでなく、物語の中でどんな気持ちを込めて使われているのかも感じ取りやすくなります。
まとめ|Be kindは「優しくしてね」から始まる言葉
Be kind. は、「優しくしてね」「親切にしてね」という意味です。
英語としては、とても短くて簡単な表現。でも『Be Kind』を読むと、その2語の中には、いろいろな行動や気持ちが含まれていることに気づきます。
- 誰かに分けてあげる
- 困っている人を手伝う
- 相手の話を聞く
- ひとりでいる人に声をかける
- 怖くても誰かの味方になる
そして、最初からうまくできなくてもいい。
「どうしたら優しくできるだろう」と考え、自分にできる小さなことから始める。それが、この絵本が描くbe kindなのだと思います。
英語の意味を覚えるだけでなく、親子で「優しさ」について話す時間まで作ってくれる一冊です。
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