「英語で『7倍』ってどう言うの?」
我が子からのそんな何気ない一言。
「7 times(または 7 times as big as)だよ」と教えつつ、ふと自分の頭に小さな疑問が浮かびました。
「……ん? time って『時間』じゃなかったっけ?」
「1回、2回」の『回』も time。
「3倍、4倍」の『倍』も times。
そして、時計の『時間』も time。
なんで全部おなじ単語なんだろう……?
気になり出したら止まらなくなったので、ちょっと詳しく調べてみました!
パラパラ漫画の「1コマ」をイメージしてみよう!
まずは「回(1回・2回)」と「倍(1倍・2倍)」が、なぜ同じ times なのか。
答えのカギは、「パラパラ漫画の1枚(1コマ)」 にあります!
もともと time には「区切られた一瞬・機会」という意味があります。パラパラ漫画の「1コマ」をイメージしてみてください。

| 日本語の使い方 | 英語のイメージ(time) |
|---|---|
| 回(1回・2回) | コマを1枚、2枚と「トントン」と重ねていく(動作の回数) |
| 倍(1倍・2倍) | 1コマ分の大きさを、2枚分、3枚分と「びよーん」と伸ばしていく(倍率) |
どちらも「1コマ(1 time)という基準をどれだけ積み重ねたか」。
英語圏の人にとっては、「回数」も「倍数」もまったく同じ感覚で times を使っているんです。
じゃあ、なんで「時間」も time なの?
「じゃあ、時計の『時間』はどうして time なの?」と思いますよね。
これもパラパラ漫画で説明がついちゃいます!
流れている時間全体から、パシャッと1コマを切り取った「一瞬・そのタイミング」。これが本来の time のイメージです。

私たちが子どもの頃、遊んでいる最中に言っていた「ちょっとタイム!」。
あれはまさに、「パラパラ漫画のコマを一時停止して!」という意味。正真正銘、time の本質をついた使い方だったんですね!
| 言葉 | イメージ |
|---|---|
| time(時刻・時間) | 切り取った1コマ |
| timer(タイマー) | 1コマをカウントする道具 |
| times(回・倍) | 1コマを積み重ねた数 |
全部ひとつのイメージでつながりました!
日本語と英語で「時間の捉え方」がちがう!?
ここでさらに面白いのが、日本語の「時間」との違いです。
日本語は「時の間(あいだ)」と書きますよね。
日本語の「時間」には、どことなく空間的な「間(ま)」のニュアンスが含まれています。

| 言語 | 時間のイメージ | 捉え方の特徴 |
|---|---|---|
| 英語(time) | コマを「カチ、カチ」と数えて積み上げる | テトリスのブロックのように「個別の箱」として扱う |
| 日本語(時間) | 移り変わる季節や「空気・流れ」 | 波のように空間ごと全体を包み込む |

英語圏の人は時間を「目に見えるブロック(個別の箱)」として捉えるのが得意で、日本人は時間を「自分たちのまわりに流れる空気(間・タイミング)」として捉えるのが得意。
だから英語には、時間(time)を「節約する(save)」とか「無駄にする(waste)」みたいに、まるで「モノ」のように扱う表現がたくさんあるんですね!
まとめ:絵本や日常の「time」がもっと楽しくなる!
「時間」も「回」も「倍」も、ネイティブにとっては「同じコマをカチカチ数えているだけ」。
そう考えると、ややこしく見えた英単語も急に身近に感じてきませんか?
次に子どもから「なんで 7 times なの?」って聞かれたら、「パラパラ漫画の1コマなんだよ」って話してみようと思います。単語のイメージが掴めると、親子で英語に触れるのがちょっと楽しみになりますね!