ボールを「パスする」は英語で?「今回はパス」と同じpassなの?

ボールを「パスする」は英語で?「今回はパス」と同じpassなの?

「ボールをパスして!」のパスは、英語でも pass です。

では、「今回はパスで」のパスは?

これも英語で pass を使えます。

さらに「試験をパスする」「入館パス」まであります。日本語では何気なく使っていますが、並べてみると、けっこう不思議な言葉ですよね。

先にざっくり答えると

  • ボールをパスする → pass the ball
  • 今回はパスする → I’ll pass this time.
  • 試験に合格する → pass an exam
  • 入館パス・通行証 → a pass

同じ pass でも、文の中での役割や意味は少しずつ違います。

passの対比画像

ボールを「パスする」は英語でもpass

サッカーやバスケットボールなどで、味方にボールを送るときは英語でも pass を使います。

pass the ball

Pass me the ball!
ボールをこっちにパスして!

She passed the ball to her teammate.
彼女はチームメートにボールをパスしました。

日本語の「パスする」とかなり近い感覚なので、これは覚えやすいですね。

名詞でも a pass と言えます。

That was a great pass!
「今のパス、よかった!」という感じです。

じゃあ「今回はパス」はどう言う?

食事や誘いなどに対して「今回はいいかな」「今回はやめておくよ」と断るときにも、pass が使えます。

I’ll pass.

I think I’ll pass this time.
今回はパスしておこうかな。

No, thanks. I’ll pass.
ありがとう。でも今回はいいよ。

日本語の「今回はパス」と、かなり似ています。

ただし、どんな「断る」でも pass にすればいいわけではありません。少しカジュアルに「今回はやめておく」「自分は遠慮しておく」という場面で使いやすい表現です。

ゲームの「パス」も同じ

カードゲームなどで自分の番を飛ばすときの pass もあります。「今回は自分の番を進めず、次へ」という感覚なので、日本語でもそのまま「パス」と言いますね。

試験を「パスした」も英語でOK

「英検をパスした」「試験をパスした」のように、日本語でも合格の意味で「パス」を使うことがあります。

英語でも pass an exam で「試験に合格する」です。

pass an exam

I passed the exam!
試験に合格したよ!

She passed her driving test.
彼女は運転免許の試験に合格しました。

試験という関門を「通る」と考えると、イメージしやすいかもしれません。

入館パスのpassは「通るためのもの」

もうひとつ身近なのが、施設やイベントなどで使う「パス」です。

an entry pass や a visitor pass のように、入場や通行を許可するものを pass と呼ぶことがあります。

テーマパークの「フリーパス」など、日本語にもすっかり定着していますね。

ただ、日本語の「フリーパス」と英語表現がいつも一対一で対応するとは限りません。施設によって ticket や day pass、admission pass など、実際の呼び方は変わります。

passは「通る・通す」で考えると見えやすい

ここまで見ると、意味がバラバラに見える pass にも、なんとなく共通した感じが見えてきます。

  • 人や場所のそばを通り過ぎる
  • ボールや物を相手へ渡す
  • 試験や審査を通過する
  • 自分の番を飛ばして次へ進める
  • 通行を許可するpass

「通る・通す」というイメージを中心に置くと、passのいろいろな意味を覚えやすくなります。

ただし、これは単語を理解するためのイメージです。「すべての意味が単純に“通る”から派生した」と覚えるより、実際の使われ方を例文ごとに見ていく方が安全です。

実は「塩を取って」もpass

スポーツをしなくても、英語ではかなり身近なところで pass が登場します。

食卓でこんなふうに言えます。

Could you pass me the salt?

Could you pass me the salt?
塩を取ってもらえますか?

ここでは「物を相手へ渡す」という意味です。

ボールをパスする英語と並べてみると、似ていますよね。

pass the ball はボールを相手へ。
pass me the salt は塩を相手へ。

こうやって場面を変えて見てみると、教科書で意味を一つずつ暗記するより、passという単語の感覚がつかみやすくなります。

同じ「パス」でも、英語にすると少し景色が変わる

日本語では、ボールも、試験も、誘いを断るときも「パス」で済んでしまいます。

英語でも pass が使える場面は多いのですが、文にすると使い方の違いが見えてきます。

  • Pass me the ball. ― ボールをパスして
  • I’ll pass this time. ― 今回はパスするよ
  • I passed the exam. ― 試験に合格した
  • Could you pass me the salt? ― 塩を取ってくれる?

普段何気なく使っているカタカナ英語を一つ拾ってみるだけでも、「英語ではこうつながっているんだ」と気づくことがあります。

次に誰かが「パス!」と言ったら、ちょっとだけ英語の pass を思い出してみてください。

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