朝、布団から出るのが億劫になる寒い冬の季節がやってきましたね。「寒いね」「足が冷たいね」なんて会話が毎日繰り返されているご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな何気ない冬の日常会話こそ、親子で英語を楽しむ絶好のチャンスです。今回ご紹介する絵本『Winter』は、難しい単語を覚えるのではなく、私たちが冬に感じる「感覚」や「生活」をそのままシンプルな英語にしてくれています。
「英語で話しかけるなんてハードルが高い…」と感じているママやパパも大丈夫。この絵本を読めば、明日から自然と口に出したくなる冬のフレーズがたくさん見つかりますよ。お子さんと一緒に、冬ならではの英語の響きを楽しんでみませんか?
ここでは『Winter』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Winter』の基本情報
| タイトル | Winter (Seasons) |
|---|---|
| 著者・イラスト | Ailie Busby |
| 出版社 | Child’s Play (International) Ltd |
| 対象年齢(目安) | 2歳〜5歳 |
あらすじ
「冬が来たな」と感じるのはどんな時でしょうか?朝起きた時に足先が冷たかったり、太陽がなかなか昇らなかったり…。
この絵本では、そんな冬の訪れを告げるサインから始まり、雪遊びや暖かいスープ、家の中での遊びなど、冬ならではの楽しみ方が子供たちの目線で描かれています。寒さの中にも温かさがある、冬という季節の魅力を五感いっぱいに感じられる一冊です。
英語学習のポイント
1. 「〜なとき、冬だとわかる」という表現
絵本の冒頭に出てくるフレーズは、季節の変化を子供と話すのにとても便利です。”when…” の後に冬らしい出来事を入れるだけで、オリジナルの文章が作れます。
- I know it’s winter when my toes are cold.(足先が冷たいとき、冬だとわかります。)
- I know it’s winter when the sun gets up late.(太陽が昇るのが遅いとき、冬だとわかります。)
2. 冬の「感覚」を表す言葉
この絵本には、冬ならではの感覚的(Sensory)な表現がたくさん登場します。単なる名詞だけでなく、形容詞に注目してみましょう。
- Spiky ice(トゲトゲした氷)
- Frozen fingers(凍えた指)
- Soggy socks(ぐちゃぐちゃに濡れた靴下)
3. おうち遊びや寝かしつけのフレーズ
外が寒い日は家の中で遊ぶことも多いですよね。そんなシーンや、夜寝る前の温かい時間の表現も学べます。
- We play indoor games like hide and seek.(かくれんぼのような室内遊びをします。)
- Snuggle up warm.(暖かくして寄り添う。)※寝かしつけの時にギュッとしながら言ってみましょう!
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
I know it’s winter when…
…my toes are cold in the morning…
… and the sun gets up late.
私が冬だと感じるのは…
朝、足先が冷たくて
太陽が昇るのが遅いとき。
Spiky ice sparkles in the sunshine.
It’s time for snowsuits,
big boots and funny hats.
トゲトゲの氷が太陽の光を浴びてキラキラと輝く。
スノースーツの季節です。
大きなブーツとおかしな帽子の出番です。
There are snowflakes and snow fights…
…frozen fingers and soggy socks!
雪の結晶や雪合戦…
凍った指やぐちゃぐちゃになった靴下!
There are bowls of soup to warm us up..
..and seeds for the hungry birds.
体を温めてくれるスープの椀がある。
お腹を空かせた鳥たちのために種も用意されています。
We play indoor games on snug indoor days…
.. like hide and seek and dressing up.
室内で遊ぶときは、かくれんぼや着せ替えなどをします。
かくれんぼやおめかしなど。
We watch the stars come out one by one…
..share bedtime stories..
.. and snuggle up warm.
星が一つずつ出てくるのを見たり・・・。
就寝前のお話を共有したり
そして暖かく寄り添っています。
まとめ
絵本『Winter』は、ただ冬の様子を描写するだけでなく、私たちの生活に寄り添った温かい英語表現に溢れていましたね。
「親子英語」や「日常会話」といっても、難しく考える必要はありません。朝起きた時に “My toes are cold!” と言ってみたり、夜寝る前に “Let’s snuggle up warm.” と声をかけてみたり。この絵本から拾った小さなフレーズが、親子の冬の時間をより豊かで楽しいものにしてくれるはずです。
ぜひ、この冬はお子さんと一緒に『Winter』を開いて、英語で季節を感じてみてくださいね。