Where The Wild Things Are

英語絵本の読み聞かせ「Where the Wild Things Are」

英語絵本「Where the Wild Things Are」のご紹介です。この作品はモーリス・センダック 作・絵による、世界中で長く読み続けられている絵本です。日本語版は 「かいじゅうたちのいるところ」 というタイトルで親しまれています。ここでは、世界中の子どもたちに長く愛されているこの作品の簡単なあらすじや文中に出てくる日常の英語表現、さらにおすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳を掲載しています。

あらすじと見どころ

いたずらっ子のマックスは、ある晩、怒って部屋に閉じ込められてしまいます。すると、不思議なことが起こり始めます。部屋に森が生え、波が打ち寄せ、マックスは船に乗って大海原へと旅立ちます。たどり着いたのは、「かいじゅうたちのいるところ」。

鋭い爪や牙を持つ、見た目はちょっとこわいかいじゅうたち。でも、マックスと遊ぶうちに、優しくてユーモラスな一面もあります。

子どもたちの想像力と冒険心を育むストーリーはもちろん、家族や友情、自分自身を見つめるメッセージも込められている作品です。

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英語フレーズの解説

英語学習者にとって役立つフレーズをピックアップしてみました。

“made mischief of one kind and another”
ここで使われている “mischief” は、いたずらや悪さという意味です。日常会話でよく使われる表現で、子供がちょっとした悪さをしたときに親が言うことがありますね。例えば、「彼はいたずらをして先生を困らせました」という時、「He made mischief and annoyed the teacher」と表現できます。

“let the wild rumpus start”
この “rumpus” は、うるさいけど楽しい騒ぎや騒動を意味する言葉です。パーティーが盛り上がる時などに使います。「さあ、パーティーを始めよう!」は英語で “Let’s start the rumpus!” と言えます。子供たちが楽しんでいる様子を表すのにぴったりの表現です。

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

The night Max wore his wolf suit and made mischief of one kind
マックスが狼の着ぐるみを着て、ある種のいたずらをした夜

and another
そしてまた

his mother called him “Wild Thing!”
母親は彼を「ワイルドシング!」と呼んだ。

and Max said,”I’ll eat you up!”
するとマックスは「食べちゃうぞ!」と言った。

so he was sent to bed without eating anything.
と言ったので、マックスは何も食べずにベッドに送られた。

 

That very night in Max’s room a forest grew
その夜、マックスの部屋に森が生い茂った。

and grew
成長し

and grew until his ceiling hung with vines
and the walls became the world all around
天井がつる植物で覆われ
壁一面が世界になり

and an ocean tumbled by with a private boat for Max
そして、マックスのためのプライベート・ボートを積んだ大海原が横たわっていた。

and he sailed off through night and day
マックスは昼も夜も航海に出た。

and in and out of weeks
and almost over a year
to where the Wild Things are.
何週間も何週間も
1年以上かけて
ワイルド・シングスのいる場所へと。

 

And when he came to the place where the wild Things are
彼が野獣のいる場所に来ると

they roared their terrible roars and gnashed their terrible teeth
恐ろしい唸り声をあげ、恐ろしい歯を食いしばり

and rolled their terrible eyes and showed their terrible claws
恐ろしい目を丸くし、恐ろしい爪を見せた。

 

till Max said,”Be still!”
and tamed them with the magic trick
マックスが「静まれ!」と言うまで。
まばたきもせずに

of staring into all their yellow eyes without blinking once
まばたきもせず、黄色い目をじっと見つめた。

and they were frightened and called him the most wild thing of all
そして、彼らは怯え、彼を最も野性的なものと呼んだ。

 

and made him king of all Wild Things
そして彼をすべての野生のものの王とした。

“And now,” cried Max,”let the wild rumpus start!”
「そして今、マックスは叫んだ、「野生の大騒ぎを始めよう!」。

 

“Now stop!” Max said and sent the Wild Things off to bed without their supper.
「マックスは言った。マックスはそう言って、ワイルド・シングスたちを夕食を食べずにベッドに送り出した。

And Max the king of all Wild Things, was lonely and wanted to be where someone loved him best of all.
そしてワイルド・シングスの王様マックスは孤独で、誰かに一番愛されている場所にいたかった。

Then all around from far away across the world
そして、はるか彼方から世界中のあちこちで

he smelled good things to eat
おいしい食べ物の匂いがした。

so he gave up being king of where the
wild things are.
野生のものがいる場所の王であることをあきらめた。

 

But the wild things cried, “Oh please don’t go — we’ll eat you up—we love you so!”
しかし、野生のものたちは叫んだ。「お願いだから行かないで。

And Max said,”No!”
そしてマックスは言った。「いいえ!」

The wild things roared their terrible roars and gnashed their terrible teeth
野獣たちは恐ろしい唸り声をあげ、恐ろしい歯をむき、恐ろしい目を丸くし

and rolled their terrible eyes and showed their terrible claws but Max stepped into his private boat and waved good-bye.
恐ろしい目を丸くし、恐ろしい爪を見せたが、マックスは自家用ボートに乗り込み、さようならと手を振った。

 

and sailed back over a year
and in and out of weeks
and through a day
1年以上の航海を経て
週をまたいで
一日を通して

and into the night of his very own room
そして、自分の部屋で

where he found his supper waiting for him
夕食が待っていた。

and it was still hot.
まだ熱々だった。



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