こんにちは!
子育てをしていると、「愛情ってどうやって伝えたらいいのかな?」なんて、ふと考えること、ありませんか。言葉で伝えるのももちろん大事なんですけど、もっとこう、ぎゅーっと心に直接届くような、そんな伝え方もあるといいですよね。
特に、「幼児向けの英語絵本」って聞くと、「うーん、英語はちょっと苦手だし、発音とか大丈夫かな…」なんて、ちょっぴりハードルを感じちゃう人もいるかもしれません。僕もそうでした。
でも、今日はそんな心配をそっと横に置いといて、心がぽかぽか温まるような、とっても素敵な英語絵本を紹介したいなあって思います。
それがこちら!『WHERE DO KISSES COME FROM?』です。なんだかタイトルからして、もう可愛いですよね。
ここでは『WHERE DO KISSES COME FROM?』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
この絵本は、「ねえ、キスってどこからやってくるの?」っていう、子どもの素朴で、とってもかわいらしい疑問から始まるんです。なんだか、ほっこりしますよね。
そうすると、お母さんが、優しく一つ一つ答えてくれるんですよ。
例えば、朝、あなたがぱちっと目を開けた時。その目が、まるで二つのお日様みたいにキラキラ輝いている、その瞬間からキスはやってくるんだよって。
素敵ですよね、こんな風に言われたら。
それから、あなたがにっこり笑った時。その笑顔が、まるでメープルシロップみたいにあまーい、その時にも美味しそうな笑顔、想像しちゃいます。
お気に入りの帽子をかぶって、ちょっと得意げな顔をしている、そんな可愛い姿からもキスは生まれるんです。
「似合ってるねー!」って、つい言いたくなっちゃいますよね。
お腹をこちょこちょして、キャッキャ!って笑い転げている時とか。
そういう、なんでもない、ふざけあってる時間からも、キスはやってくる。
「痛いの痛いの、飛んでいけー!」ってする、あの優しいキスもそうですね。
子どもが一生懸命お手伝いをしてくれた、その特別な優しさからも。
「ありがとう」の気持ちが、キスになるんですね。
そして、寝る前に「絵本読んでー」って、バラの花びらみたいに柔らかいほっぺをくっつけてくる、あの甘えた瞬間からも。これはもう、たまらないですよね。
絵本の中では、「さみしかったよのキス」とか、「ありがとうのキス」、「元気になあれのキス」、そして特別な理由なんてない、「ただ大好きだからだよのキス」みたいに、たくさんの種類のキスが出てくるんです。
でも、どんな名前のキスだって、どんな瞬間のキスだって、ぜーんぶ「愛」から生まれてるんだよ。
そんな温かいメッセージで、このお話は締めくくられます。
もう、読んでいるだけで、なんだか胸がきゅーっとなって、子どもをぎゅーって抱きしめたくなりますよ。
英語学習のポイント
この絵本、ストーリーが心に染みるのはもちろんなんですけど、使われている英語の表現も、とっても豊かで可愛らしいんですよ。
英語が苦手なパパさんママさんでも、きっと「あ、これ素敵だな」って思えるはずです。
例えば、「your eyes shine like two suns」という表現。
これをものすごくざっくりいうと、「あなたの目は、二つのお日様みたいにキラキラ輝いているね!」っていう感じです。
子どもへの愛情がたっぷり詰まった、詩的な言い回しですよね。太陽みたいって、嬉しいなあ。
それから、「your smile, sweet as maple syrup」。
これも、「あなたの笑顔は、メープルシロップみたいに甘くてとろけそうだね」っていうことですね。
美味しそうで、見ているこっちまで笑顔になっちゃいそうです。
こんな風に、比喩表現がとってもチャーミングなんです。絵と一緒に読むと、情景が目に浮かぶようですよ。
そして、日常でも使えそうな便利なフレーズもいくつかピックアップしてみますね。
just because
これは、「特にこれといった理由はないんだけど、ただ~だからだよ」っていうニュアンスで使える、とっても便利な言葉なんです。
例えば、子どもが「Why are you smiling?」(どうして笑ってるの?)って聞いてきた時に、「Just because!」(なんとなくハッピーだからだよ!)みたいに答えたり。
パートナーに「I bought you flowers, just because.」(特に記念日とかじゃないけど、お花買ってきたよ)なんてサプライズで言ってみるのも、素敵じゃないですか。ちょっとした愛情表現に、ぴったりなフレーズです。
feel better
これは、「気分が良くなる」とか「元気になる」っていう意味で、励ます時によく使われる言葉です。
例えば、子どもが少し風邪気味の時に、「I hope you feel better soon.」(早く良くなるといいね)って優しく声をかけたり。
友達がちょっと落ち込んでいる時に、「Eat something sweet, you’ll feel better.」(何か甘いものでも食べなよ、きっと気分も晴れるよ)みたいに使えます。相手を思いやる優しい気持ちが伝わる、温かい言葉ですよね。
この絵本に出てくる英語は、全体的にシンプルで優しい言葉が多いので、英語にあまり自信がないなっていう方でも、きっと気持ちを込めて読み聞かせしやすいんじゃないかなって思います。
大切なのは、流暢さよりも「伝えたい」という気持ちですからね。
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
Where do kisses come from?
キスはどこから来ますか?
Many places little one there are,
多くの場所に小さなものがあり、
so many reasons to kiss you!
キスする理由はたくさんあります!
Kisses come from the way your eyes shine like two suns when you open them in the morning…
キスは、朝あなたが目覚めるところから2つの太陽のような輝きでやってくる…
and from your smile, sweet as maple syrup.
そして、メープルシロップデザートのときのあなたの微笑から。
kisses come from the way you look in your favorite hat.
キスはお気に入りの帽子を見つけたところから来ます。
They come from tummy tickles and other silly giggly games.
それはおなかくすぐりや他の愚かな笑いのゲームから来ています。
Some kisses come from chocolate-covered noses.
いくつかのキスはチョコレートで覆われた鼻から来ます。
Others come from skinned knees and scraped elbows.
他は、擦りむかれたひざとすりむかれた肘から来ます。
Kisses come from your special way of helping.
キスはあなたを助ける特別なところから来ます。
And from the way you make up silly songs while splashing in the tub.
そして、浴槽で水しぶきをしながら、ばかな歌を作るところから。
Kisses come from the way you snuggle up for a story, your cheek is soft as a rose petal.
キスはあなたが物語のために寄り添うところから来ます、あなたの頬はバラの花びらのように柔らかいです。
Kisses also come from the wishes for sweet, sweet dreams.
キスはまた、甘い、甘い夢への願いから来ています。
There are so many kinds of kisses, little one.
たくさんの種類のキスがありますが、小さなキスです。
I missed you kisses…
キスが恋しい…
thank you kisses…
キスありがとうございます…
feel better kisses…
より良いキスを感じる…
and kisses just because.
キスするから。
But no matter what kind of kiss it is, All kisses come from love.
どんなキスをしても、すべてのキスは愛から生まれます。
親子で読みたい、心が軽くなる一冊です
「キスはどこから来るの?」
この絵本はそんな子どものピュアな疑問に、そっと答えをくれるんです。
難しく考えなくても、愛情って、毎日のなにげない瞬間に、キラキラ隠れているんだなあって、気づかせてくれるんですよね。
「英語の絵本って、なんだかハードル高いかも…」って思う気持ち、すっごくよくわかります。
でもね、大丈夫。大切なのは完璧な発音じゃなくて、ページを一緒にめくりながら、同じ世界を感じる、その「親子の時間」そのものなんじゃないかなって。
というわけで、この『WHERE DO KISSES COME FROM?』は、そんなかけがえのない時間を、とっても優しく、あたたかく包んでくれる一冊です。
読み終わった後には、きっと親子で優しい気持ちに包まれて、心がふんわり軽くなっているはずですよ。
なんだか、いいですよね、そういうの。