コウモリ、フクロウ、黒猫、ゴースト、ゴブリン…。
ハロウィンらしいものが、次から次へと登場します。
『There Was an Old Lady Who Swallowed a Bat!』は、不思議なおばあさんがハロウィンの仲間たちを次々に飲み込んでいく、ユーモラスな英語絵本です。
最初は一匹のコウモリ。
ところが、それで終わりません。
フクロウを飲み込み、猫を飲み込み、さらにゴーストまで…。
物語が進むほど、それまでに登場したものが何度も戻ってくるのが、この絵本のおもしろいところです。
ハロウィンの英単語だけでなく、英語のリズムや繰り返しも耳で楽しめる一冊。
読み聞かせを聞きながら、「次は何が出てくるかな?」と予想するのも楽しそうですね。
絵本の基本情報
| タイトル | There Was an Old Lady Who Swallowed a Bat! |
|---|---|
| 著者 | Lucille Colandro |
| イラスト | Jared Lee |
| ページ数 | 32ページ |
| 対象年齢の目安 | 4〜8歳 |
| テーマ | ハロウィン・繰り返し・英語のリズム |
どんな絵本?
この絵本の大きな特徴は、「次に何を飲み込むの?」という予想と、少しずつ長くなっていく繰り返しです。
登場するのは、bat、owl、cat、ghost、goblin、bones、wizardなど、ハロウィンらしい言葉ばかり。
新しいものを飲み込むたびに、それまでに登場したものがもう一度出てきます。
最初は聞いているだけだった子も、何度か繰り返すうちに「あ、次はcat!」と先を予想できるようになるかもしれません。
英語を全部理解しなくても大丈夫。
同じ言葉や文が何度も戻ってくるので、音と意味が少しずつつながっていきます。
新しいものが一つ加わるたびに、それまでの言葉も戻ってきます。「次は何だったかな?」と思い出しながら読むと、聞いているだけだった子どもも物語に参加しやすくなります。
あらすじ|次から次へと飲み込んじゃう!
あるおばあさんが、まずコウモリを飲み込みます。
なぜコウモリを飲み込んだのかは分かりません。
そこへ今度はフクロウ。
そして猫。
さらにゴースト、ゴブリン、骨へと続いていきます。
新しいものを飲み込むたびに、「フクロウはコウモリを静かにさせるため」「猫はフクロウを追いかけるため」というように、それまでに登場したものとのつながりが増えていきます。
物語が進むほど、繰り返す部分もどんどん長くなる仕掛け。
そして最後には、魔法使いまで登場します。
どこまで飲み込むのかと思っていると、最後はハロウィンらしいひとことで締めくくられます。
繰り返しがどんどん長くなるのが楽しい
この絵本では、新しいキャラクターが登場するたびに、それまでの流れがもう一度繰り返されます。
bat → owl → cat → ghost → goblin → bones → wizard
最初は短かった言葉の列が、ページをめくるごとにどんどん長くなっていきます。
しかも、ただ順番に並んでいるだけではありません。
shush
静かにさせる
chase
追いかける
catch
捕まえる
scare
怖がらせる
rattle
カタカタ鳴らす
こんな動詞を使いながら、前に登場したものへとつながっていきます。
「次は何だったかな?」と親子で思い出しながら読むのも楽しそうですよね。
全部覚えられなくても問題なし。
繰り返しを聞いているうちに、いつの間にか順番を覚えてしまう。そんな読み聞かせのおもしろさがあります。
この絵本で注目したい英語
swallowed|「飲み込んだ」
絵本のタイトルにも出てくる大事な言葉ですが、swallow は「飲み込む」という意味です。
swallowed は、その過去形。
物語では、There was an old lady who swallowed … という形が何度も繰り返されます。
「…を飲み込んだおばあさんがいました」という形で、最後に入る言葉だけが変わっていきます。同じ文を何度も聞くので、英語の語順にも自然に慣れていけそうですね。
shush / chase / catch / scare|動きを表す英語
この絵本では、登場するもの同士をいろいろな動詞でつないでいきます。
shush
静かにさせる
chase
追いかける
catch
捕まえる
scare
怖がらせる
フクロウはコウモリを静かにさせ、猫はフクロウを追いかけ、ゴーストは猫を捕まえる。それぞれのキャラクターと動きが結びついているので、絵を見ながら知らない単語の意味も想像しやすくなっています。
知らない単語が出てきても、まずは動きをまねしてみる。
そんな楽しみ方もできそうです。
Imagine that!|何度も出てくる楽しいひとこと
Imagine that! は、直訳すると「それを想像してみて」。
この絵本では、「そんなことある?」「びっくり!」というような、おどけた雰囲気で繰り返されています。
短くてリズムのある表現なので、何度か聞いているうちに耳に残ります。読み聞かせでは、おばあさんが何かを飲み込むたびに親子で一緒に言ってみるのも楽しそうです。
ハロウィンの英単語をまとめて楽しめる
この一冊には、ハロウィンの時期によく見かける英単語がたくさん登場します。
bat
コウモリ
ghost
おばけ
goblin
ゴブリン
bones
骨
wizard
魔法使い
単語だけを一つずつ覚えるより、物語の中で出会ったほうがイメージと結びつきやすいもの。
絵を見ながら、こんな英語で探してみるのもいいですね。
Where is the bat?
コウモリはどこ?
Can you find a ghost?
おばけを見つけられる?
一度目は物語をそのまま楽しみ、二度目は「batはどこ?」「次は誰だった?」と探してみる。同じ絵本でも、聞き方を変えると遊びながら英語に触れられます。
読み聞かせ動画
この絵本は、文字だけで読むよりも、ぜひ英語の音も一緒に楽しみたい一冊です。
同じ文章が少しずつ長くなっていくので、読み聞かせで聞くとリズムのおもしろさがよく伝わります。
最初から全部聞き取ろうとしなくても大丈夫。
まずは、知っている言葉が聞こえるか探してみましょう。
- bat
- cat
- ghost
- goblin
- wizard
一度目は物語を楽しむ。
二度目は知っている単語を探す。
そんなふうに聞き方を変えてみても楽しめます。
ハロウィンの英語を「音」で楽しめる一冊
『There Was an Old Lady Who Swallowed a Bat!』は、ハロウィンの単語を並べただけの絵本ではありません。
新しいものが登場するたびに、それまでの言葉が戻ってきます。
だから、「次は何だった?」「順番、覚えてる?」と親子で一緒に考えながら読めるのも魅力です。
英語をひとつずつ覚えるより、まずは音やリズムを楽しむ。
ハロウィンの読み聞かせに、そんな入り方ができる一冊です。