Cock-a-doodle-doo!英語オノマトペが満載の『The Wrong Book』で発音を楽しく練習

Cock-a-doodle-doo!英語オノマトペが満載の『The Wrong Book』で発音を楽しく練習

子どもが英語の音に触れ始める時期、親としては「綺麗な発音で読んであげなきゃ」と、つい肩に力が入ってしまいがちですよね。

夜寝る前、絵本を読みながら「この単語、どう発音するんだっけ?」とスマホでこっそり調べて、焦った経験があるのは私たちだけではないはずです。最近では、子どもたちがYouTubeで海外のアニメを当たり前のように楽しんでいたりと、英語は私たちの生活にすっかり溶け込んでいます。だからこそ、「早くから正しい英語を」と気負ってしまう気持ち、とてもよくわかります。

でも、そんなパパやママにこそおすすめしたいのが『The Wrong Book』です。この絵本は、語り手(ナレーター)が徹底的に間違えるという前代未聞のストーリー。「ライオンはモーと鳴く」なんてトンデモ発言が次々と飛び出します。

子どもたちは「違うよ!自転車はゲップしないよ!」とお布団の上でケラケラ笑いながら、思わず突っ込んでしまうはず。実はこの「間違えても笑い飛ばせる」雰囲気が、英語特有のオノマトペ(擬音語)やフレーズを照れずに声に出す最高のスパイスになるのです。ここでは、オノマトペが満載の『The Wrong Book』のあらすじのほか、英語学習のポイント、読み聞かせ動画などを掲載しています。

 『The Wrong Book』の基本情報

タイトルThe Wrong Book
著者Drew Daywalt
イラストAlex Willan
出版社Philomel Books
対象年齢3〜7歳

あらすじ

絵本の語り手(ナレーター)はどうやら何も分かっていないようで、「リンゴはシャリシャリ鳴る」と順調に始まったと思いきや、「自転車はゲップする」「ゾウはピンポーンと鳴く」など、とんでもない勘違いを連発していきます。あまりのデタラメっぷりに、絵本の中のキャラクター(おそらく読み手や子どもの代弁者)が「それはおかしいよ!ゾウじゃない、消防士だ!」と何度も訂正に入ります。

それでも語り手の暴走は止まらず、「ライオンは牧場にいてモーと鳴く」などと言いたい放題。ついに呆れ果てたキャラクターが「いい加減にしてくれ!」と爆発してしまうのですが、最後にはまさかの大合唱が起こるという、徹頭徹尾、笑いに包まれたドタバタ劇が展開されます。

英語学習のポイント

動物の鳴き声(オノマトペ)

英語特有の動物の鳴き声は、日本語と大きく違うので音の響きを楽しむのにぴったりです。全力で真似してみましょう。

  • Cock-a-doodle-doo!
    • コケコッコー!
    • The rooster says cock-a-doodle-doo! (オンドリはコケコッコーと鳴きます!)
    • I wake up to the cock-a-doodle-doo. (コケコッコーという声で起きます。)

日常で使えるツッコミフレーズ

「それ、違うよ!」と子どもが親にツッコミを入れる時に使える便利な表現です。

  • That’s not right!
    • それはおかしいよ! / それは違うよ!
    • You put your shoes on the wrong feet. That’s not right! (靴を左右逆に履いているよ。それはおかしいよ!)
    • Is the sky green? No, that’s not right! (空は緑色?ううん、違うよ!)

感情を表現するフレーズ

我慢の限界がきたときに使われる、少し大げさでユーモラスな表現です。おもちゃを片付けない時に冗談交じりで使えそうです。

  • I’ve had enough!
    • もう十分だ! / もううんざりだ!
    • It’s raining for five days. I’ve had enough! (5日間も雨が降っている。もううんざりだ!)
    • Stop fighting, kids! I’ve had enough! (ケンカはやめなさい!もう限界よ!)

読み聞かせ動画

日本語訳(全文)

This is an apple. It sure is such a pretty apple.

これはリンゴです。本当にきれいなリンゴですね。

And apples go “Crunch, crunch, crunch!” when you eat them! Yummy! What’s next?

そしてリンゴは「シャリ、シャリ、シャリ!」という音がします 食べるときに!おいしい!次は何かな?

This is a flower. Flowers grow all over the world and come in many pretty colors. They often smell wonderful. Mmmm, they sure do.!

これは花です。花は世界中で育ち、たくさんのきれいな色があります。たいてい、とてもいい香りがします。うーん、本当にそうですね!

And flowers go “Chugga, chugga, chug, chuga, choo choo!” Wait, what?

そして花は「シュッシュッ、ポッポ、シュッシュッ、ポッポ!」と鳴ります。ちょっと、何だって?

And here is a bicycle. What.

そして、ここに自転車があります。えっ。

The bicycles say “Burrrrp!” HUH!?

自転車は「ゲップ!」と言います。はあ!?

And here we see a great example of an elephant. The elephant says “Ding dong!”

そして、ここに立派なゾウの例があります。ゾウは「ピンポーン!」と言います。

That’s not right! That’s not an elephant. And that’s not what an elephant says! It’s a firefighter, and firefighters say stuff like “Hey, let’s go put out that fire!”

それはおかしいよ!それはゾウじゃない。それにゾウはそんな風に鳴かないよ!それは消防士だし、消防士は「おい、あの火を消しに行くぞ!」なんて言います。

This is a firefighter. Okay, that’s better. And a firefighter says stuff like “Hey, let’s go put out that fire!” Yes, yes, also good. Keep going.

これは消防士です。よし、そのほうがいい。そして消防士は「おい、あの火を消しに行くぞ!」なんて言います。そうそう、それもいい。続けて。

And firefighters are animals that live in the sea. A group of firefighters that swim together is called a school of firefighters. What? No,stop that!

そして消防士は海に住む動物です。一緒に泳ぐ消防士の群れは、消防士の学校(魚の群れ)と呼ばれます。何だって?違う、やめてくれ!

This is a lion. Lions live on farms and say “Moooo!, moo moo moo” Seriously?! Oh my gosh, no! That’s a bicycle, and it lives in a garage, or under your butt when you ride it. And it does not say “Moo!”

これはライオンです。ライオンは牧場に住んでいて「モー!、モーモーモー」と鳴きます。本気!?なんてこった、違うよ!それは自転車だよ。ガレージに置いてあるか、乗っているときはお尻の下にあるものだ。それに「モー!」なんて言わないよ!

You’re right, it doesn’t say “Moo.” Thank you.

君の言う通りだ、「モー」とは言わないね。ありがとう。

It says Cock-a-doodle-dooo!!! “What? No! What are you doing?”

こう鳴くんだ コケコッコー!!!「何だって?違う!何をしてるんだ?」

This is a fish. The fish says “Splish splash, splish!

これは魚です。魚は「バシャバシャ、バシャ!」と言います。

“Hey, don’t listen to this guy! He’s getting it all wrong! That’s not a fish It’s a chicken, and chickens don’t go Splish splash, splish! They go Bawk, Bawk Bawk and Cock-a-doodle-doo!

「おい、こいつの言うことを聞いちゃだめだ!全部間違ってるぞ!それは魚じゃない それはニワトリだ。そしてニワトリは バシャバシャ、バシャ!なんて言わない。ニワトリは、コッコッ、コケコッコー!と鳴くんだ!

Here is a yummy hamburger. You can eat the yummy hamburger. The hamburger says Bawk Bawk Bawk and Cock-a-doodle-doo!

ここに、おいしいハンバーガーがあります。おいしいハンバーガーを食べることができます。ハンバーガーはこう言います コッコッ、コケコッコー!

Wrong! wrong, wrong wrong. This is the wrongest wrong in Wrong Town. That’s not a yummy hamburger, it’s a shark!

間違い!間違い、間違い、間違い。これは「間違いの町」で一番の間違いだ。それはおいしいハンバーガーじゃない、サメだ!

Okay, listen, pal. If you don’t start doing this right, I’m going to take over, You hear me? Okay.

いいか、聞いてくれ。もしちゃんとやり始めないなら、私が代わるぞ。聞こえてるか?わかった。

All right. So what’s that? It’s a kitty cat.

よし。それで、あれは何かな?子猫ちゃんです。

Okay, good. That’s more like it. And what’s it say? “Beep, beep, beep!”

よし、いいぞ。その調子だ。それで、なんて鳴くんだ?「ピー、ピー、ピー!」

Gah!!! Nope, nope, nope. A whole bag of nopes on this one. This is madness. I’ve had enough! All right, that’s it! I’m taking over this book!

うわー!!!ダメだ、ダメ、ダメ。これはもう、救いようがない。めちゃくちゃだ。もう十分だ!よし、決めた!私がこの本を乗っ取ってやる!

All right, listen up, everyone. Clearly the narrator of this book is all cuckoo bonker pants and doesn’t know nothin’. So it’s up to us. What do you say?

よし、みんな聞いてくれ。明らかにこの本の語り手は頭がおかしくなっていて、何も分かっちゃいない。だから、俺たち次第だ。君たちはどう思う?

Crunch, crunch, crunch! Chugga, chugga, choo choo! Ding-dong! Oink Oink Oink!!! Mooo Brrrrrp! Bawk Bawk Bawk and Cock-a-doodle-doo! Splish splash, splish! Beep Beep Beep! Well, I guess if you can’t bat ‘em, join ‘em! pew pew pew! Tweet Tweet! Honk! Meow! Boom! Woof! Rawr! Vrooom! Clang Clang Clang! Ribbit! Toot Boing! Creak! Achoo! Ring Ring Ring! Tee Hee Hee Hee Hee! Ha Ha Ha!

シャリ、シャリ、シャリ!シュッシュッ、ポッポ!ピンポーン!ブーブーブー!!!モー ゲップ!コッコッ、コケコッコー!バシャバシャ、バシャ!ピーピーピー!まあ、勝てないなら仲間になれってことだな!ピュー、ピュー、ピュー!ピヨピヨ!プップー!ニャー!ドカーン!ワンワン!ガオー!ブロローン!ガチャンガチャンガチャン!ゲロゲロ!プーッ、ボヨヨン!ギシッ!ハクション!リンリンリン!てへへへへ!ハハハ!

最後に

いかがでしたでしょうか。

言語の習得には「反復」が大切だと言われますが、子どもにとって退屈な繰り返しは少し辛いもの。でも、笑い転げながら間違いを指摘するこの絵本なら、何度同じ言葉が出てきても飽きるどころか大盛り上がりです。

寝かしつけの前のちょっとした時間に、親子で思い切り「それは違うよ!」と突っ込みを入れ合う。そんな賑やかなひとときが、きっとお子さんの英語への何よりの入り口になってくれることでしょう。

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