日本語ではどちらも「レース」と言いますが、英語では意味によって race と lace を使い分けます。
race は「競走」、lace は「ひも・レース生地」という意味です。
しかも、この2語は意味だけでなく発音も違います。race は R、lace は L の音から始まるため、日本人には少し聞き分けにくい組み合わせです。
この記事では、race と lace の違いを例と発音のポイントから整理し、最後に lace が「靴ひも」と「透かし模様」の両方を表す理由まで見ていきます。
| 英語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| race | 競走・競争 | car race |
| lace | ひも・レース生地 | shoelace / lace curtain |
カタカナ語の罠!「R」と「L」で世界が変わる
日本語では、race も lace も「レース」と聞こえやすいですよね。
でも英語では、最初の R と L の音が違うだけで、意味も大きく変わります。
Race [rés] (Rの発音)
口をすぼめて「ゥレース」のように発音するRace。
主な意味は「競走」です。(他にも「人種」という意味があります)
- Car Race(カーレース):車の競走
- Horse Race(ホースレース):競馬
- Space Race(スペースレース):宇宙開発競争

Lace [léis] (Lの発音)
舌先を上の歯茎につけて「ルェイス」のように発音するLace。
主な意味は「ひも」や「透かし模様の布」です。
- Shoelace(シューレース):靴ひも
- Lace curtain(レースカーテン):透かし模様のカーテン
- Lace dress(レースのドレス):レース生地のドレス

もし間違えると…?へんてこ英語に
race と lace は、RとLが違うだけで意味が大きく変わります。
たとえば car race を car lace と言うと、「車の競走」ではなく、まるで「車のレース飾り」のような不思議な響きに。
逆に shoelace を shoe race と言えば、「靴ひも」ではなく「靴の競走」のように聞こえてしまいます。
ちょっと笑える違いですが、こうして意味と一緒に覚えると、RとLの区別も記憶に残りやすくなります。
なぜ「靴ひも」と「カーテン」が同じ Lace なの?
lace には、「靴ひも」と「透かし模様の布」という2つの意味があります。
丈夫なひもと、繊細なレース生地。まったく違うものに見えますが、語源をたどると共通するイメージがあります。
共通点は「輪っか」と「結び目」
lace の語源は、ラテン語の laqueus に由来するとされ、「輪っか」や「わな」のような意味を持っていました。
この「輪っかを作る・絡ませる」というイメージから、意味が広がっていったと考えるとわかりやすいです。
- shoelace:ひもを輪にして結び、足を固定する
- lace fabric:糸を輪のように絡ませながら、透かし模様を作る
つまり、ひもとレース生地をつないでいるのは「輪っかになって絡み合う」というイメージなんですね。
necklaceにもlaceが入っている
首飾りを意味する necklace にも lace が入っています。
首のまわりにかける「ひも状の飾り」と考えると、同じイメージにつながります。

まとめ
日本語ではどちらも「レース」と言いますが、英語では意味によって使い分けます。
- race:競走・競争
- lace:ひも・レース生地
さらに lace は、「輪っかを作る・絡ませる」というイメージをたどると、靴ひもとレース生地の2つの意味がつながって見えてきます。
カタカナでは同じ「レース」でも、英語では意味も発音も別物。こうした違いを知っておくと、単語も覚えやすくなります。
カタカナでは同じように聞こえても、英語では意味が分かれる言葉はほかにもあります。「チェック柄」は英語で?check・checked・plaidの違いも、同じカタカナ英語の面白い例です。