こんにちは!
今日は、ちょっとした英語の不思議について書いてみたいと思います。テーマは「book」です。
お子さんに英語の絵本を読んであげているとき、「This is a book.」って言って「本だよ」って教えますよね。
ところが、旅行の予約の場面で「Let’s book a hotel.」なんて出てきて、
「え? bookって予約する意味もあるの?」ってびっくりしたこと、ありませんか?
私も家で子供と英語の時間に同じ疑問が湧いて、調べてみたら面白い発見がありました。
同じ綴り、同じ発音なのに、意味が全然違う…これも英語の同音異義語(homonym)のひとつなんですね。
日本語だと「本」と「予約する」って全然違う言葉なのに、英語ではひとつの「book」で両方まかなっているなんて、不思議ですよね。
今回は、そんな「book」の2つの意味がつながっている理由を、語源からやさしく紐解いてみます。
子供に「へぇ〜!」って言ってもらえるようなお話にできたらいいなと思っています。
それでは、一緒に探ってみましょう♪
語源からわかる面白い理由
本題に入りますね。 まずは、bookの2つの意味を簡単に振り返ってみましょう。

bookには、大きく分けて2つの使い方があります。
- 名詞として:本
・例:I read a book every night.→ 毎晩本を読んでいます。 - 動詞として:予約する
・例:I need to book a flight to Tokyo. → 東京行きのフライトを予約しなきゃ。
この2つ、ぱっと見では全然つながりがなさそうに見えますよね。 でも、実は深いところでしっかり結びついているんです。
その秘密は、bookの語源にあります。
bookの語源は、古英語の「bōc」(ブーク)という言葉から来ています。 さらにさかのぼると、ゲルマン祖語の「bōks」で、これは「ブナの木」(beech)を意味していたんです。

なぜブナの木が本になるのかというと…… 古代のゲルマン人たちは、ブナの木の滑らかな皮や薄い板に、ルーン文字(古代の文字)を刻んで記録を残していたそうです。 つまり、「ブナの木に書かれたもの」=「記録されたもの」=「本」になったわけです。
ここが大事なポイント。 bookの本質は「書き記されたもの」「記録されたもの」なんですね。

それでは、予約する意味はどうつながるのか?
昔の予約って、実は「名簿や台帳に名前を書き記す」行為だったんです。

ホテルや交通機関の予約は、帳簿(bookのようなもの)に利用者の名前を前もって記入しておくこと。 だから、「書き記す」=「book」する、という意味に広がっていったんです。
今でいうと、スマホで予約しても、裏ではシステムが「記録」を残しているだけ。 本質は変わっていないんですよ。
つまり、
- 本 → 書き記されたもの
- 予約する → (名前を)書き記す
どちらも「書き残す」という共通のイメージから生まれた、同じ単語の2つの顔だったんですね。
次に、この2つの意味を子供にどうやって伝えるか、 例文や簡単なクイズを交えて考えてみたいと思います。
子供にやさしく伝えるコツ
ここまでで「book」の語源がわかったところで、 実際に子供にどう伝えるか、親御さん向けのコツをお伝えします。
まずは、本の意味からスタートするのがおすすめです。 お子さんが一番身近に感じる「本」から入ると、抵抗なく受け入れやすいんです。
最初は本の意味を定着させる 「This is a book.」と言いながら、絵本を一緒にめくってみましょう。

次に予約の意味をゲーム感覚で紹介します。
「book」には「名前を書き記す」という古い意味があることを、簡単に伝えてみてください。 例えば、家族で旅行の計画を立てるときに、 「ホテルをbookしようか!」と言って、スマホで予約画面を見せながら、 「昔は帳簿に名前を書いていたんだよ。今も『記録する』ってことなんだね」 とつなげると、子供も「ああ、そういうことか!」と納得しやすいです。

おすすめの簡単クイズ(親子で遊べる)
- 「book a tableって何かな?」 → 正解:レストランの席を予約する!
- 「I read a book.」と「Let’s book tickets.」の違いは? → 前は本を読む、後ろは予約するよ!
ポイントは、無理に暗記させないこと。 語源の「書き記す」というキーワードを繰り返し使って、 「へぇ〜、だから同じ単語なんだ!」という発見の喜びを共有するだけでも十分です。
こうやって少しずつ触れていくと、子供の英語への興味が自然に広がっていきます。 一緒に楽しめると、何より嬉しいですよね♪
まとめ
ここまでで、「book」の2つの意味がどうつながっているのか、 その面白い語源の秘密がわかったと思います。
まとめると…… bookの本質は、昔の「書き記す」という行為にあったんです。 ブナの木の皮に文字を刻んで記録したものが「本」になり、 名簿や帳簿に名前を書き残す行為が「予約する」になった。 どちらも「書き残す」という共通のイメージから生まれた、 同じ単語の2つの顔だったんですね。
英語って、こんな風に歴史の層が重なっていて、 一見不思議な単語が、実はすごく理にかなっているんです。 子供に伝えるときも、この「へぇ〜!」という発見の瞬間を楽しんでもらえると、 英語への興味がぐっと深まるはずです。
次回は、また別の同音異義語をお届けしますね。 どんな単語が登場するのか、お楽しみに♪