クリスマスの読み聞かせにちょっと笑える英語絵本「Pig the Elf」のご紹介です。いつも自分勝手な性格とその容姿からブタと呼ばれているパグのシリーズ絵本。
この時期にピッタリなクリスマスのお話ですが、いつもと少し様子が違ってサンタさんはすんなりとは帰してもらえないようです。
ページをめくるたび楽しいイラストで笑える作品でした。
クリスマスイブの夜、サンタに手紙を書いたダックスフンドのトレバーと、パグのピッグ。
謙虚なトレバーはサンタさんへこんなメッセージを書きます。
クリスマスに魅力的な何かで満足させてくださいませんか?
「May I ~?」は、~してもよろしいですか?「please」が入るとさらにていねいな感じですね。
pleaseには喜ばせる, 楽しませる, 満足させる, (…の)気に入るといった意味も含まれています。
それに比べブタは相変わらず今回もわがままです。
Santa was coming!
サンタが来る!
“Twas bigger than big, but no one was feeling more festive than…Pig
“それは大きいことだけど、彼ほどお祭り気分であると感じませんでした..ブタ。
Twasは、It wasの簡略形。bigger than bigは、(より大きい)、とか(それはそれですごいことだけど..)のような感じかな?と思います。
ブタはサンタのプレゼントを楽しみにgiggle with glee -(歓喜でくすくす笑い)よろこんでいました。
プレゼントのリストにはたくさんの欲しいモノ。
それにしてもサンタが注文をとるとは、なぜ何てこと?
What the heck?(なんてことだ!)とか(どういうことだよ?)のような口語で使われます。
眠っている間にサンタさんは来るだろうと伝えるトレバーにパグが言います。
「眠る?私はまったくしないだろう!」
whatsoeverはwhatever の強調形。
こんな夜に睡眠はfools(愚か者)、losers(敗者)とパグは続けます。
私はまだ眠くて休もうとするおまえとなんかねむりたくない!
パグはそう言って眠らないことをstockings(靴下)とgingerbread(ジンジャーブレッドクッキー)に誓います。
そうしていつ終わるとも知れず待っていると、ブタはついに変な物音を聞きます。
神秘的な騒音を誰が作ったのか推測できますか?
それは、a portly old gent..かなり古い紳士、おもちゃいっぱいのバックと一緒の。
トレバーとピッグの名札の付いたプレゼントを積み重ね、picked up his milk(ミルクを持つと)took a big swig(大きくがぶ飲みした)
いよいよサンタさんの登場ですが・・・
as he turned to go back on his way(彼がもとの姿勢に戻った時)
a short cranky dog appeared, shouting out,(短気の犬が現れ、叫んだ)
“I asked for more!”(私はもっと頼んだよ!)
ブタはうろたえながら叫びます。sounding very unkind(とてもひどい大声で)unkindは不親切な, 薄情な, 冷酷なという意味も含まれます。
それから彼は哀れなサンタのおおきなお尻にnipped(かみつきます)
ブタはheld on tight(ぴったりくっつき)
you’re not getting away!
そうはいかないよ!
don’t be a cheapskate!
けちんぼであってはいけません!
サンタさんに食らいつき放そうとしません。そうこうするうち、ソリは急いで離陸してしまいます。
あらまあ、それらのトナカイは速やかでした!
geeは驚き、喜びなどを表して おや!、まあ!、これは驚いた!といった間投詞。
the elf who was greedy(欲張りなエルフ)はソリから落ちてしまいます。しかし、survived that big drop(大きな落下から生き残りました)