「外から帰ってきたのに、子どもがなかなか手を洗ってくれない……」そんな毎日の格闘に、少し疲れてしまうことってありませんか。
手洗いは身体を守る基本だからこそ、できればガミガミ怒らずに、自分から進んで洗ってほしいものですよね。
そんなご家庭の強い味方になってくれるのが、世界中で愛されているピートシリーズの英語絵本です。
ここではPete the Kitty: Wash Your Handsの簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本の基本情報
| タイトル | Pete the Kitty: Wash Your Hands |
|---|---|
| 著者・イラスト | Kimberly and James Dean |
| 出版社 | HarperCollins |
| 対象年齢(目安) | 3歳〜6歳(My First I Can Read) |
あらすじ
子ねこのピートは、お母さんから「手を洗いなさい!」と言われて「できたよ!」と元気に答えます。でも、その手を見てみると……実はぜんぜんきれいになっていませんでした。
見かねたお兄ちゃんのボブがやってきて、正しい手の洗い方を優しく手ほどきしてくれます。お水を出して、石けんでゴシゴシ揉んで、お水ですすいで、きれいに拭くこと。
ボブに教わって上手に洗えるようになったピートは、遊んだあとやご飯の前、くしゃみをしたときなど、どんなときに手を洗えばいいのかをひとつずつ学んでいきます。
英語学習のポイント
この絵本は手洗いの手順を楽しく覚えられるだけでなく、毎日の生活でそのまま使える活きた英語表現がたくさん詰まっています。
今回は、特におうち英語で役立つ重要な英語学習のポイントを3つ厳選して分かりやすく解説していきますね。
① 「after you play」などの after / before を使った行動のタイミング表現
日常のやり取りで欠かせないのが、「〜したあと」を表す after や、「〜する前」を表す before を使ったフレーズです。
これをわかりやすくいうと、「どのタイミングで行動するか」をセットで伝える魔法の表現と言えます。たとえば日本語でも「ご飯の前に手を洗おうね」「遊んだあとは片付けようね」と声をかけますよね。
文法として頭で覚えるよりも、絵本のリズムに乗せて何度も口に出すことで、自然と体の感覚として言葉が馴染んでいきますよ。
- after / before + 主語 + 動詞 → 〜したあと / 〜する前
- “Wash your hands after you play.” → あそんだあとは手を洗おう。
- “Wash your hands before you eat.” → ごはんをたべる前に手を洗おう。
② 「throw away」などの日常生活で超頻出の句動詞・イディオム
絵本の中には、英語圏のご家庭で毎日のように使われる「動詞 + 副詞(または前置詞)」の組み合わせ表現が自然な形で組み込まれています。
言い換えるなら、「2つの単語が合体して1つの決まった動作を表す言葉」という感じです。特に「throw away(捨て去る)」や「turn on(水や電気を出す・つける)」は、家の中の会話に今すぐ取り入れられる代表格ですね。
単語をひとつずつバラバラに暗記するよりも、こうした熟語フレーズごと丸ごと覚えてしまったほうが、実際の英会話でもスムーズに口から出てくるようになります。
- throw away → 〜を捨てる
- “Wash your hands when you throw trash away.” → ゴミをててたときは手を洗おう。
- “Please throw away your tissue.” → ティッシュを捨ててくださいね。
- turn on → (水や電気などを)出す、つける
- “Turn on the water.” → お水を出して。
- “Turn on the light, please.” → 電気を着けてね。
③ 「have to 〜」を使った「〜しなければならない」という義務・習慣の表現
「手を洗わなければならない」「〜する必要がある」という大切なルールや習慣を伝えるときに活躍するのが「have to + 動詞の原形」です。
噛み砕いて説明すると、「自分たちの安全や健康を守るために、どうしてもやる必要があること」を伝える親しみやすいフレーズとなります。「絶対にしなさい!」という上からの命令ではなく、「みんなでそうしようね」という優しいニュアンスが含まれているのが魅力です。
「must」を使うと少し硬い印象になりがちですが、「have to」は家庭内の会話や日常のやり取りにぴったりな温かい響きを持っています。
- have to + 動詞の原形 → 〜しなければならない、〜する必要がある
- “We must wash our hands many times a day.” → ぼくたちは1日に何度も手を洗わなくちゃいけないんだ。
- “Wash your hands if you just have to pick.” → 鼻をほじっちゃったときは手を洗おう。
- “I have to clean my room today.” → 今日はお部屋を掃除しなくっちゃ。
読み聞かせ動画のご紹介
絵本の正確な発音や独特のリズム感を確かめたいときは、動画を参考にしてみるのがとても効果的です。ネイティブの音声と一緒にページをめくると、絵本の魅力がより一層広がりますよ。
日本語訳
絵本を一緒に読む際、どのようなストーリーになっているか手軽に確認できるよう日本語訳をまとめました。
“Okay!” says Pete the Kitty.
“I’m done!”
「わかった!」と子ねこのピートが言います。
「できたよ!」
“I’ll help you,” says Bob.
“Watch me!”
「手伝ってあげるよ」とボブが言います。
「見ててね!」
“Then wet your hands.” Splish!
「それから手をぬらして」パシャッ!
Scrub! scrub! scrub!
“Rinse your hands with water.” Splash!
ゴシゴシ!ゴシゴシ!ゴシゴシ!
「お水で手をすすいで」バシャッ!
“Now you try it!” Bob says.
「さあ、やってみて!」とボブが言います。
“Great job!” says Bob.
「よくできたね!」とボブが言います。
“When?” asks Pete.
「いつ?」とピートがたずねます。
Splish! scrub! splash! rub!
パシャッ!ゴシゴシ!バシャッ!キュッ!
Splish! scrub! splash! rub!
パシャッ!ゴシゴシ!バシャッ!キュッ!
Splish! scrub! splash! rub!
パシャッ!ゴシゴシ!バシャッ!キュッ!
Splish! scrub! splash! rub!
パシャッ!ゴシゴシ!バシャッ!キュッ!
“Thank you, Bob!”
“Have fun,” Bob says.
Splish! scrub! splash! rub!
「ありがとう、ボブ!」
「たのしんでね」とボブが言います。
パシャッ!ゴシゴシ!バシャッ!キュッ!
“Yes!” says Pete.
“Keeping clean is good!”
「うん!」とピートが言います。
「きれいにするのって気持ちいい!」
まとめ
『Pete the Kitty: Wash Your Hands』は、可愛らしいイラストと軽快なリズムで、子どもの手洗い習慣化を優しく後押ししてくれる素敵な一冊です。
「手を洗いなさい!」と繰り返し伝える代わりに、ピートと一緒に楽しくページをめくるだけで、お子さんも自然と手洗いの大切さに気づいてくれるかもしれません。
作中に出てくる「after you play」や「throw away」といった実用的な英語フレーズも取り入れながら、ぜひご家庭で楽しいおうち英語の時間を過ごしてみてくださいね。