お子さんと一緒に英語絵本を読んでいると、どんな作品を選べばいいか迷ってしまうことってありますよね。あまり難しすぎると途中で飽きてしまいますし、かといってシンプルすぎても物足りなく感じてしまうかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、世界中で愛されている「くまのパディントン」の絵本です。今回は、初めてのひとり読みや音読練習にぴったりな『Paddington’s Day Off』の魅力や学習ポイントをご紹介しますね。
ここでは『Paddington’s Day Off』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本の基本情報
| タイトル | Paddington’s Day Off |
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| 著者・イラスト | Michael Bond (著), I Can Read Level 1 |
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| 出版社 | HarperCollins |
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| 対象年齢(目安) | 4歳〜8歳(英語初心者の音読・多読にも最適) |
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『Paddington’s Day Off』のあらすじ
ある日、パディントンは大好きなグルーバーさんのお店があるポートベロー・ロードの市場へ向かいます。とても素晴らしいお天気だったので、二人は思いきってお店をお休みにして、お友達のジョナサンやジュディと一緒にロンドンの街へお出かけすることにしました。
みんなでお弁当や荷物を持ち寄り、公園を散歩したり湖のそばでランチを食べたりと、休日を思いきり満喫します。ところが、公園の野外演奏堂で有名な「驚愕交響曲」を聴いている最中、好奇心旺盛なパディントンがちょっとした冒険に出かけたことから、誰も予想しなかった驚きの結末が待っていたのです。
英語学習のポイント
① 日常会話や物語でよく使われる重要熟語「point out」
物語の中で、グルーバーさんが街のあちこちを案内するシーンに「pointed out」という表現が出てきます。これは動詞「point out」の過去形であり、日常会話や英文読解でも頻繁に見かけるとても大切な熟語ですね。
これをわかりやすくいうと、「指をさして相手に何かを教えてあげる」という意味になります。街案内で「あそこにあるのが有名なカフェだよ」と指さすような場面をイメージすると、しっくりくるのではないでしょうか。
- point out → 指さして教える、指摘する
- “Mr. Gruber pointed out lots of things as they passed by stores.” → グルーバーさんはお店の脇を通るとき、たくさんのものを教えてくれました。
- “She pointed out the tallest building in the city.” → 彼女は街で一番高いビルを指さして教えてくれました。
② お誘いや同行を表す使いやすい熟語「come along」
パディントンたちが友達を散歩に誘う場面で登場するのが「come along」という熟語です。教科書でもよく出てきますが、実際の会話でもすごく自然に使われるフレーズなんですよ。
言い換えるなら、「一緒に行く」「ついてくる」という感じです。家族でお出かけするときに「一緒に行く?」と軽やかにお誘いするような、温かみのあるニュアンスが含まれています。
- come along → 一緒に行く、同行する
- “They invited Jonathan and Judy to come along too.” → 彼らはジョナサンとジュディも誘って一緒に行くことにしました。
- “Would you like to come along with us to the park?” → 私たちと一緒に公園へ行きませんか?
③ 会話の幅を広げる!感嘆文のつくり方「What + 名詞」
グルーバーさんが謎の音を聞いたときに「What’s that sound?」と尋ねる場面がありますが、このような疑問文や感情を込めた表現は、語彙力や文法理解を育てる絶好のチャンスとなります。
これをわかりやすくいうと、「なんて〜なんだろう!」と驚きや感動を伝えるテクニックですね。日常の中で「なんて素敵な日なんだろう!」と思ったときにパッと口から出せるようになると、英語での表現力がグッと豊かになりますよ。
- What a ~! / What ~! → なんて〜なんだろう!(感嘆の表現)
- “What a beautiful day!” → なんて素晴らしい日なんだろう!
- “What a surprising surprise!” → なんてびっくりするサプライズなんだろう!
読み聞かせ動画のご紹介
絵本をリアルな音声と一緒に楽しむなら、読み聞かせ動画を活用するのがとても効果的です。発音の確認やテンポ感を掴むために、ぜひお子さんと一緒にチェックしてみてくださいね。
日本語訳
One day Paddington went out for a walk.
ある日、パディントンはお散歩に出かけました。
He got out his basket on wheels and put on his coat and hat.
彼はキャスター付きのバスケットを取り出し、コートを着て帽子をかぶりました。
He wanted to see his friend Mr. Gruber, who owned a shop in the Portobello Road market.
彼はポートベロー・ロードの市場でお店を開いている、お友達のグルーバーさんに会いに行きたかったのです。
Mr. Gruber made them some cocoa.
グルーバーさんは二人にココアを淹れてくれました。
Paddington had some buns to eat.
パディントンはバン(パン)を食べました。
“It’s such a beautiful day,” Mr. Gruber said, “let’s take the day off.”
「とても素晴らしい天気だね」とグルーバーさんは言いました。「今日は一日お休みにしよう。」
Mr. Gruber closed up the shop.
グルーバーさんはお店を閉めました。
Paddington hung a sign on the door.
パディントンはドアに看板を掛けました。
Paddington and Mr. Gruber invited Jonathan and Judy to come along too.
パディントンとグルーバーさんは、ジョナサンとジュディも誘うことにしました。
They packed a lunch.
みんなでお弁当を詰めました。
Paddington brought his suitcase, a map, and his guidebook.
パディントンはスーツケースと地図、ガイドブックを持って行きました。
He also brought his opera glasses.
彼はオペラグラスも持って行きました。
Mr. Gruber pointed out lots of things as they passed by stores and cafes.
お店やカフェの脇を通るとき、グルーバーさんはいろいろなものを教えてくれました。
Paddington stopped and said hello to everyone they saw along the way.
パディントンは立ち止まり、道すがら会うすべての人にあいさつをしました。
“Hello! Hello! Hello!”
「こんにちは!こんにちは!こんにちは!」
Mr. Gruber led them through a gate into a park.
グルーバーさんはみんなを案内して、門を通って公園に入りました。
Paddington was amazed.
パディントンはびっくりしました。
There was so much to see and do!
見どころや楽しいことがたくさんありました!
They stopped for lunch by the lake.
彼らは湖のそばで立ち止まり、お昼ご飯にしました。
Paddington dipped his paws into the water while he ate his marmalade sandwich.
パディントンはマーマレードサンドイッチを食べながら、前足を水に浸しました。
At the amusement area, they played on the slide and the swings.
遊具のあるエリアで、彼らはすべり台やブランコで遊びました。
Then Mr. Gruber said, “What’s that sound?”
するとグルーバーさんが言いました。「あの音は何だろう?」
They all stopped to listen.
みんな立ち止まって耳を澄ませました。
They heard music playing.
音楽が聴こえてきました。
They walked farther into the park and found a little bandstand.
公園のさらに奥へと歩いていくと、小さな野外演奏堂を見つけました。
A band was playing.
楽団が演奏していました。
Mr. Gruber found some empty chairs.
グルーバーさんは空いている椅子をいくつか見つけました。
They all sat down.
みんな腰を下ろしました。
Mr. Gruber read the program.
グルーバーさんはプログラムを読みました。
“They are playing a famous Surprise Symphony.”
「有名な『驚愕(サプライズ)交響曲』を演奏しているよ。」
Paddington loved surprises.
パディントンはサプライズが大好きでした。
He wondered what the surprise would be.
どんなサプライズだろうと彼は思いました。
Paddington decided to ask the band about the surprise.
パディントンは楽団にサプライズについて聞いてみることにしました。
He walked around the bandstand.
彼は演奏堂のまわりを歩きました。
There was a door marked “Private”.
「関係者以外立ち入り禁止」と書かれたドアがありました。
It opened easily.
それは簡単に開きました。
Inside, Paddington looked around.
中で、パディントンはあたりを見回しました。
It was dark and dusty and gloomy.
そこは暗くてホコリっぽく、薄気味悪い場所でした。
The door closed behind him.
ドアが彼の後ろで閉まりました。
Paddington pushed on the door.
パディントンはドアを押しました。
It wouldn’t open.
どうしても開きません。
Paddington found an old broom.
パディントンは古ほうきを見つけました。
He pounded on the ceiling.
彼は天井をドンドンと叩きました。
Mr. Gruber wondered where Paddington had gone.
グルーバーさんはパディントンがどこへ行ってしまったのだろうと思いました。
The music was playing.
音楽は続いていました。
It didn’t sound right.
何だか妙な音が混ざっています。
Bump, bump, bump!
ドンドン、ドンドン!
The sound was coming from under the stage.
その音はステージの下から聞こえていました。
Bump, bump, bump!
ドンドン、ドンドン!
The conductor jumped.
指揮者はびくっと飛び上がりました。
The sound was coming from under his feet.
その音は彼の足元から聞こえていたのです。
The conductor reached down and opened a door in the stage.
指揮者は手を伸ばし、ステージの床にあるドアを開けました。
“Oh!” he exclaimed, “it’s a bear!”
「おや!」と彼は叫びました。「クマじゃないか!」
The conductor helped Paddington climb onto the stage.
指揮者はパディントンがステージに上がるのを手伝いました。
“Would you like to finish the Surprise Symphony?” he asked.
「『驚愕交響曲』を締めくくってくれないかい?」と彼は尋ねました。
He handed Paddington his baton.
彼はパディントンに指揮棒を手渡しました。
Paddington waved the baton in the air and then took his bow.
パディントンは空中で指揮棒を振り、それからおじぎをしました。
Everyone clapped and cheered.
誰もが拍手と歓声を送りました。
It was a surprising end to a most enjoyable day off!
最高の楽しい休日を締めくくる、本当にびっくりするような結末でした!
まとめ
『Paddington’s Day Off』は、愛らしいパディントンの冒険を楽しみながら、日常で使える自然な英語フレーズに触れられる素晴らしい一冊です。文章も短くリズムが良いので、お子さまの音読練習やご家庭での読み聞かせにぴったりですね。
絵本を通して出会う英語表現は、机の上で勉強するよりもずっと心に残りやすいものです。ぜひ親子で声を出しながら、パディントンの楽しいロンドン散歩を体験してみてはいかがでしょうか。