新学期が始まるときや新しい環境に入るときって、なんだか少しドキドキしますよね。周りのみんなとなじめるかな、失敗したらどうしよう、なんて不安を感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
そんな気持ちをそっと解きほぐしてくれるのが、今回ご紹介する絵本です。ここではOur Class is a Familyの簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本の基本情報
| タイトル | Our Class is a Family |
|---|---|
| 著者・イラスト | Shannon Olsen (著), Sandie Sonke (イラスト) |
| 出版社 | Our Class is a Family |
| 対象年齢(目安) | 4〜8歳(未就学児〜小学生) |
絵本のあらすじ
家族と聞くと、多くの人は血のつながったお父さんやお母さん、きょうだいを思い浮かべるかもしれません。けれど、私たちが一日の大半を過ごす教室もまた、大切な仲間が集まるもうひとつの「家族」と言えるのではないでしょうか。
この絵本は、教室がみんなにとって安心して自分らしくいられる場所であり、失敗しても優しく励まし合える温かい空間であることを教えてくれます。
お互いの違いを認め合い、支え合いながら成長していくクラスメイトの絆を描いた、心がじんわり温かくなるストーリーです。
英語学習のポイント
① relate to(〜と血縁関係にある/〜に共感する)
絵本の中では「related to」という形で使われており、血がつながっているという意味で登場します。ただ、日常会話では「誰かの気持ちや意見に共感する」という意味でも頻繁に使われる非常に便利な表現なんですよ。
- relate to → 〜と血縁関係にある/〜に共感する
- “I am not related to him.” → 私は彼と血縁関係はありません。
- “I can totally relate to your story.” → あなたの話にはすごく共感できます。
② have one’s back(〜を支える/〜の味方でいる)
「背中を守る」という直訳から転じて、「誰かをピンチから守る」「いつでも味方でいる」という意味で使われる定番のフレーズです。スポーツのチームや仲の良い友達同士で掛け合う言葉としてぴったりですね。
- have one’s back → 〜を支える/〜の味方でいる
- “Don’t worry, I have your back.” → 心配しないで、私がついているよ。
- “We always have each other’s backs.” → 私たちはいつだって互いに支え合っています。
③ why wouldn’t we… ?(〜しない手はないよね?/〜してみたらどうかな?)
直訳すると「なぜ私たちは〜しないのだろうか?」となりますが、要するに「絶対に〜した方がいいよね!」と相手に優しく提案したり、同意を求めたりする時に使われる表現です。相手の背中をポンと押してあげるような温かいニュアンスが含まれています。
- why wouldn’t we… ? → 〜しない手はないよね?/〜してみたらどうかな?
- “Why wouldn’t we try something new?” → 新しいことに挑戦してみない手はないよね?
- “Why wouldn’t we help each other?” → お互いに助け合ったらいいんじゃないかな?
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
you might picture one in a house.A mom, a dad, a couple of kids,
plus their dogs and a pet mouse.
家族のことを思い浮かべるとき、一軒家に住む家族を思い描くかもしれません。
お母さん、お父さん、何人かの子どもたち、それに犬やペットのネズミも一緒です。
It could be those 14 cousins or that twin who makes you mad.
14人のいとこたちや、あなたを怒らせる双子の片割れかもしれません。
It can be another special group who love and care for you.
あなたを愛し、大切に思ってくれる、もうひとつの特別なグループのこともあります。
It’s at school with all of us.
That’s where all those hours went.
それは、みんなと一緒にいる学校です。
たくさんの時間をそこで過ごしています。
why wouldn’t we want to make it like a home in many ways?
いろいろな意味で、そこを家のような場所にしたいと思いませんか?
a spot where we can be ourselves and make memories with one another.
自分らしくいられて、みんなで思い出を作れる場所です。
these are connections that we’ll seek.But we’ll still celebrate our differences and what makes us each unique.
そうしたつながりを大切にしていきます。それでも、お互いの違いや、一人ひとりを特別にする個性を認め合います。
We learn from them and try again no matter what it takes.
失敗から学び、どんなことがあっても何度でも挑戦します。
And as long as you’re a friend to others, your peers will be there, too.
知識や経験を分かち合い、あなたがみんなの友達でいる限り、クラスメイトも味方でいてくれます。
We will stick together.We’ll help each other learn and grow in any kind of weather.
私たちは助け合っていきます。どんな時でも、お互いに学び合い、成長し合っていきます。
You have our back and we have yours.
We’re a classroom family.
お互いに支え合っていこう。
私たちは「教室という名の家族」です。
まとめ
誰しも新しい環境や集団生活のなかで、不安や戸惑いを感じる瞬間はあるものですよね。けれど、お互いに歩み寄り、失敗を受け入れ合える関係を築くことができれば、教室はかけがえのない温かい場所に変わっていきます。
この絵本を通して、身近な仲間を思いやる気持ちや、日常で使える重要な英語表現をぜひ親子やクラスで楽しんでみてくださいね。