子どもが「今日なにしようか」と聞いてくる、あの瞬間が好きです。
答えが決まっているわけじゃないのに、目がきらきらしている。「読む?外に出る?ボールする?」と選択肢を次々に出してくれる。私たち大人が気持ちのスイッチをまだ入れきれていないうちに、すでに体が動き始めている。そういう子どもの朝の勢いを、そのままぎゅっと本にしたような絵本が『LET’S PLAY』です。
英語の文章はごくシンプルなのに、ページをめくるたびに「We could〜」という提案フレーズが自然と口をついて出てくる。読み聞かせのリズムが心地よく、気づいたら子どもと一緒に「We could climb a tree!」と声に出している、そんな一冊。
ここでは、『LET’S PLAY』のあらすじのほか、英語学習のポイント、読み聞かせ動画などを掲載しています。
『LET’S PLAY』の基本情報
| タイトル | LET’S PLAY |
|---|---|
| 著者 | 記載なし(幼児向けボードブック) |
| イラスト | 記載なし |
| 出版社 | Random House Books for Young Readers |
| 対象年齢(目安) | 0〜3歳 |
あらすじ
朝、目が覚めた子どもたちが「今日は何をしようか?」と考えるところから物語は始まります。本を読む、お花を摘む、泳ぎに行く、ボールで遊ぶ。次々と提案が続く中で、どれもみんな楽しそうで、どれも捨てがたい。
木に登ったり、葉っぱを集めたり、かくれんぼをしたり。途中でチーズを食べる提案が混ざるあたりが、子どもらしくて思わず笑ってしまうところです。おめかしごっこをしたり、電話ごっこでずっとおしゃべりしたりしながら、やがておやすみの時間がやってきます。
特定のドラマや問題が起きるわけではありません。ただ、子どもの一日の遊びのカタログのような、そのきらきらした選択肢の羅列そのものが、この絵本の全てです。「これもできる、あれもできる」という可能性に満ちた日常が、シンプルな英語で描かれています。
英語学習のポイント
① 「〜しようよ」の提案表現 “We could〜”
この絵本の核心となるフレーズです。”We could〜” は「〜してもいいね」「〜しようよ」という提案・可能性を柔らかく表す表現で、日常会話でもよく使います。”Let’s〜” よりも少し余裕があって、押しつけがましくないニュアンスが特徴です。
- We could〜 → 〜してもいいね、〜しようよ
- We could read a book. → 本を読んでもいいね。
- We could go swimming. → 泳ぎに行ってもいいね。
- We could play hide-and-seek. → かくれんぼをしてもいいよ。
- We could eat some cheese! → チーズを食べてもいいね!
② 日常の動作を表す動詞フレーズ
“pick flowers”(花を摘む)、”climb a tree”(木に登る)、”gather leaves”(葉っぱを集める)など、動詞+名詞のシンプルな組み合わせが豊富に登場します。絵との対応がはっきりしているので、単語のイメージが定着しやすいのがポイントです。
- 動詞フレーズ一覧
- pick flowers → お花を摘む
- play ball → ボールで遊ぶ
- climb a tree → 木に登る
- gather leaves → 葉っぱを集める
- play dress-up → おめかしごっこをする
- talk on the telephone → 電話でおしゃべりする
③ 一日のはじまりと終わりを表す表現
絵本は “Good morning!”(おはよう!)で始まり、”good night”(おやすみ)という言葉で締めくくられます。あいさつ表現を一日の流れの中で自然に覚えられる構成になっています。”What shall we do today?” は少しフォーマルな響きがありますが、子どもに問いかける絵本的な表現として覚えておくと応用がきくフレーズです。
- 一日の流れを表すフレーズ
- Good morning! → おはよう!
- What shall we do today? → 今日は何をしようか?
- until it’s time to say good night → おやすみを言う時間まで
読み聞かせ動画のご紹介
実際の読み聞かせの雰囲気を動画で確認できます。英語のリズムやページのめくり方の参考にどうぞ。
日本語訳(全文)
まとめ
「今日なにしようか」の答えは、無限にあっていい。この絵本はそう言っているように聞こえます。
遊びの選択肢がとにかく多くて、チーズが突然出てきて、気づいたらおやすみの時間。そういう子どもの一日の、ぼんやりとした豊かさをそのまま切り取ったような本です。英語の難しさはゼロに近いのに、読み聞かせているうちに “We could〜” が自然と口をついて出てくるから不思議です。
難しいことは何もなくていい。一緒に声に出して、一緒に笑えれば、それで十分だと感じさせてくれる一冊です。