幼児向け英語絵本「It's My Turn!」

お友達とのトラブルが減るかも?英語絵本『It’s My Turn!』が教えてくれる大切なこと

こんにちは!

公園や児童館で、お子さんがおもちゃや遊具の順番を守れなくて、ヒヤッとした経験はありませんか? 「順番だよ!」「貸してあげようね」と声をかけても、遊びに夢中な子どもの耳には、なかなか届かないものですよね。

つい強い口調で叱ってしまって、後でちょっぴり自己嫌悪…なんてことも。分かります、本当に。でも、子どもからすれば「今が一番楽しいのに!」という気持ちでいっぱいなんですよね。

今回は、そんな子どもの気持ちに優しく寄り添いながら、「順番」や「譲り合い」の大切さを、そっと教えてくれる素敵な英語絵本『It’s My Turn!』をご紹介したいと思います。

ここでは『It’s My Turn!』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

お話のあらすじ

子犬のオスカーと子猫のティリーは、楽しそうな遊び場を見つけました。

滑り台を見つけたティリーは「わたしが先!」と、大喜びで滑り始めます。何度も何度も滑るティリーに、オスカーは「今度は僕の番?」「まだ?」と尋ねるのですが、ティリーは「まだよ!」と、なかなか代わってくれません。

ようやくティリーが目を回して、オスカーの番がやってきます。すると今度は、楽しさに夢中になったオスカーが、ティリーに順番を譲ろうとしなくなってしまいました。

そんな中、二人はシーソーを見つけます。でも、シーソーは一人だけでは遊べません。さあ、二人はどうするのでしょうか?

its My Turn

英語学習のポイント

この絵本には、子どもたちが遊びの場面でそのまま使える、シンプルで覚えやすい英語表現がたくさん出てきます。今回は、特に使いやすいフレーズを2つ選んでみました。

Is it my turn now? (今度は私の番?)

これは、順番を待ちきれない子どもたちの、あのワクワクした気持ちをそのまま表したようなフレーズです。ものすごくざっくり言うと、「ねえ、もう代わってくれる?」という感じですね。

遊びに夢中なティリーに対して、オスカーが何度もこの言葉を問いかけます。

Is it my turn yet? (もう私の番?)

お友達との遊びの中で、自然に使えるようになると便利ですよ。

  • Is it my turn to use the red crayon? (赤いクレヨン、今度は僕が使っていい番?)
  • Is it my turn to choose a song? (次は私が歌を選ぶ番?)

Shall we play on the …? (~で遊ばない?)

これは、お友達を遊びに誘う時に使える、とっても便利な表現です。「Shall we…?」で、「一緒に~しませんか?」と、優しく提案するニュアンスになります。

物語の冒頭で、オスカーがティリーを滑り台に誘う時に使われています。

Shall we play on the slide? (滑り台で遊ぼうか?)

公園にある遊具の名前を色々入れて、お子さんと練習してみるのも楽しいですよ。

  • Shall we play on the swings? (ブランコで遊ばない?)
  • Shall we play tag? (鬼ごっこしない?)

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

Oscar and Tilly found a playground.
オスカーとティリーは遊び場を見つけました。

“Shall we play on the slide?” asked Oscar.
「滑り台で遊ぼうか」 オスカーは尋ねた。

“I’ll go first,” said Tilly.
「最初に行きます」とティリーは言いました。

 

Whee!
ウィー!

“I’ll go now,” said Oscar.
「これから行こう」とオスカーは言った。

“Not yet,” said Tilly.
「まだだ」とティリーは言った。

“It’s not your turn.”
「それはあなたの番ではない」

 

Wow
わぁー

“That looks like fun.” said Oscar.
「それは楽しそうだね。」 オスカーは言った。

“Is it my turn now?”
「今は私の番ですか?」

“Not yet,” said Tilly.
「まだだ」とティリーは言った。

 

Tilly went round and round on the merry-go-round.
ティリーは、メリーゴーランドをぐるぐる回りました。

“Is it my turn yet?” asked Oscar.
「それは私の番ですか?」オスカーは尋ねました。

“No” said Tilly. “I haven’t finished.”
「いいえ」ティリーは言った。 「まだ終わっていない」

 

Tilly went round and round and round and round..
ティリーは、何度も何度も何度もまわりました。

“I feel dizzy.” said Tilly.
「めまいがする」とティーリーは言った。

“Hee hee.” cried Oscar.
「ヒーヒー」オスカーは鳴いた。

“It’s my turn now, you’re too dizzy!”
「今は僕の晩、あなたはとてもめまいがしている!」

“This is fun.”
「これは楽しい」

 

Whoo!
うー!

“I feel better now,” said Tilly.
「今は気分がよくなった」とティーリーは言った。

“Can I slide after you?”
「私はあなたの後を滑ることができますか?」

“No,” said Oscar. “It’s not your turn.”
「いいえ」とオスカーは言った。 「それはあなたの番ではない」

 

“Can I go on the swing after you?” asked Tilly.
「私はあなたの後でブランコに乗ることができますか?」ティーリーは尋ねた。

“No,” said Oscar.
「いいえ」とオスカーは言った。

“It’s still my turn.”
「それはまだ私の番です」

 

“Get off, Tilly.” shouted Oscar.
「降りて、ティリー」 オスカーは叫んだ。

“It’s my turn on the see-saw.”
「私がシーソーに乗る番です。」

“The see-saw doesn’t works.” said Tilly.
「シーソーは動作しません」 ティリーは言った。

But when Oscar jumped on the other end…
しかしオスカーがもう一方の端に飛び乗ったとき…

 

Tilly went up in the air! Whee!
ティリーは空中に上がった! ウィー!

Then Tilly came down and…
それからティリーは降りて、そして…

 

Oscar went up.. whoo!
オスカーがあがって..うー!

..and then..
..そしてそれから..

 

Whee! Whoo!
ウィー!ウー!

Oscar and Tilly played together all afternoon.
オスカーとティリーは午後中一緒に遊んだ。

最後に:『楽しい』を共有する気持ち

というわけで、今回は絵本『It’s My Turn!』をご紹介しました。

「順番を守る」というルールを教えることはもちろん大切ですが、その根っこには「みんなで遊ぶと、もっと楽しいよ」という、温かい気持ちがあるはずです。この絵本は、子どもたちが自分自身の体験を通して、その喜びに気づく手助けをしてくれます。

私たち大人も、「教えなきゃ」と少し肩の力を抜いて、子どもが自分で大切なことを見つける瞬間を、隣でそっと見守ってあげられると素敵ですよね。

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