子供に「Reduce(減らす)」「Reuse(再利用する)」「Recycle(リサイクルする)」といった3Rの具体的な意味や、地球環境の大切さを教えたいと思ったことはありませんか?でも、環境問題というテーマは少し難しく感じてしまい、どのように伝えたらいいか迷ってしまいますよね。
そんな時におすすめなのが、愛らしいモンスターを通じてエコアクションを楽しく学べる英語絵本『I Can Save the Earth!』です。実践的な例が豊富で、英語の学習教材としても非常に優秀ですよ。
ここでは絵本『I Can Save the Earth!』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『I Can Save the Earth!』の基本情報
| タイトル | I Can Save the Earth! (Little Green Books) |
|---|---|
| 著者・イラスト | 文:Alison Inches / 絵:Viviana Garofoli |
| 出版社 | Little Simon |
| 対象年齢(目安) | 4歳~6歳(未就学児~小学校低学年) |
あらすじ
主人公の小さな怪獣マックスは、ゴミをポイ捨てしたり、電気や水をつけっぱなしにしたりと、環境にとっては困った存在でした。しかしある夜、彼がテレビを見ていると突然の停電が起こります。外へ出てみると、そこには今まで気付かなかった満天の星空や美しい自然が広がっていました。地球の美しさに感動したマックスは、自然を守るために自分ができる行動(3R:リデュース、リユース、リサイクル)を少しずつ実践し始めます。果たしてマックスは、立派な「小さなグリーン・モンスター」になれるのでしょうか?
英語学習のポイント
日常的で使えるエコな語彙が豊富
この絵本には、リサイクルや節約に関する具体的で実用的な単語がたくさん登場します。子供と一緒に真似したくなるフレーズばかりです。
- He turns off lights except for the one he is using.(彼は使っている場所以外の電気を消します。)
- He recycles any paper, aluminum cans, and plastic bottles he uses.(彼は使った紙やアルミ缶、ペットボトルをリサイクルします。)
原因と結果を表すわかりやすい表現
環境を汚すことによる影響や、逆に良いことをした結果どうなるかが、シンプルな英語で表現されています。因果関係を学ぶのにも役立ちますね。
- “Pollution makes the beach look ugly.” said Max.(「汚れがあると、ビーチが醜く見えちゃうね」とマックスは言いました。)
- “Rotten leaves helped the dirt grow happy flowers,” said Max.(「枯れ葉は、土が幸せな花を育てるのを助けてくれるんだ」とマックスは言いました。)
ポジティブな感情表現
自然の美しさに気付いた時の感動や、環境に良いことをした時の満足感が、ストレートな言葉で描かれています。
- “Wow,” said Max. “This is so beautiful.”(「わあ」とマックスは言いました。「なんてきれいなんだろう」)
- “Happy monster happy toilet happy earth!” says Max.(「幸せな怪獣、幸せなトイレ、幸せな地球!」とマックスは言います。)
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
Max the Little Monster liked to fling candy wrappers.
小さな怪獣マックスは、キャンディーの包み紙を放り投げるのが大好きでした。
He left a trail of trash wherever he went.
彼はどこへ行くにも、ゴミの跡を残していきました。
“Whee!” said Max.
「わーい!」とマックスは言いました。
Max the Little Monster did not like to give away his old toys even when he’d outgrown them.
小さな怪獣マックスは、古くなったおもちゃが自分には小さすぎても、誰かにあげるのが嫌いでした。
“Mine!” cried Max.
「僕のだ!」とマックスは叫びました。
Max the Little Monster liked to overflow the sink…
小さな怪獣マックスは、洗面台をあふれさせるのが大好きでした……
and the bathtub and clog the toilet.
浴槽もあふれさせ、トイレを詰まらせました。
“Hungry toilet!” said Max.
「おなかがすいたトイレだ!」とマックスは言いました。
Max the Little Monster left the lights on and blared the TV-even when he wasn’t in the room.
小さな怪獣マックスは、部屋にいないときでも、電気をつけっぱなしにし、テレビを大音量で流していました。
“No big whoop,” said Max.
「大したことじゃないよ」とマックスは言いました。
The one night in the middle of his favorite program something unexpected happened…
ある夜、お気に入りの番組の最中に、予想外のことが起こりました……
The lights went out! And the TV went off!
電気が消えたのです!そしてテレビも消えました!
There had been a blackout.
停電になったのです。
“Hey!” shout out Max.
「おい!」とマックスは叫びました。
“Who turned out the lights?”
「誰が電気を消したんだ?」
Max tripped over some old toys and stumbled outside to see what was wrong.
マックスは古いおもちゃにつまずきながら、何が起きたのか確かめるためによろよろと外へ出ました。
Max looked around.
マックスはあたりを見回しました。
He saw a full moon as it shone brightly on the colorful spring flowers.
色とりどりの春の花を明るく照らす満月が見えました。
He heard the crickets chirp and an owl hoot.
コオロギの鳴き声と、フクロウの鳴き声が聞こえました。
He even saw a shooting star as it twinkled across the night sky!
夜空をまたたきながら流れる流れ星まで見えたのです!
“Wow,” said Max. “This is so beautiful.”
「わあ」とマックスは言いました。「なんてきれいなんだろう」
When the lights came back on, Max the Little Monster felt something new.
電気が復旧したとき、小さな怪獣マックスは新しい何かを感じました。
He began to notice things that he hadn’t noticed before.
彼は、今まで気づかなかったことに気づき始めたのです。
In the summer, Max the Little Monster went to the beach and noticed the pretty shells.
夏、小さな怪獣マックスは浜辺へ行き、きれいな貝殻に気づきました。
He wiggled his toes in the sand.
彼は砂の中で足の指をもぞもぞさせました。
He watched the sun sparkle on the waves.
波の上で太陽がキラキラ輝くのを眺めました。
He saw a dolphin leap out of the water.
イルカが水面から跳ね上がるのが見えました。
Max picked up an old bottle and an ice-cream wrapper and threw them into a trash can.
マックスは古いボトルとアイスクリームの包み紙を拾い上げ、ゴミ箱に捨てました。
“Pollution makes the beach look ugly.” said Max.
「汚れがあると、ビーチが醜く見えちゃうね」とマックスは言いました。
“And pollution can hurt animals and plants.”
「それに、汚染は動物や植物を傷つけることもあるんだ」
In Anna, Max the Little Monster noticed the colorful leaves-red, orange, and yellow.
秋に、小さな怪獣マックスは、赤、オレンジ、黄色といった色鮮やかな葉っぱに気づきました。
He jumped in leaf piles with his friends.
彼は友達と一緒に落ち葉の山に飛び込みました。
“Leaves are so pretty – and more fun to play in the watching TV!” cried Max.
「葉っぱはとてもきれいだね。テレビを見るよりずっと楽しく遊べるよ!」とマックスは叫びました。
After they jumped in the leaves, Max the Little Monster didn’t want to leave a mess so he composted the leaves.
落ち葉に飛び込んで遊んだ後、小さな怪獣マックスは散らかしたままにしたくなかったので、葉っぱを堆肥にしました。
“Rotten leaves helped the dirt grow happy flowers,” said Max.
「枯れ葉は、土が幸せな花を育てるのを助けてくれるんだ」とマックスは言いました。
In winter Max the Little Monster noticed the wonder of snowflakes.
冬、小さな怪獣マックスは雪の結晶の不思議に気づきました。
Each delicate snowflake looked like a crystal jewel.
繊細な雪の結晶の一つひとつが、クリスタルの宝石のように見えました。
He made a T-Rex… an igloo…
彼はティーレックス(恐竜)を作り……イグルーを作り……
and a snow angel!
そしてスノーエンジェルを作りました!
“Why didn’t I see this before?” wondered Max.
「どうして今までこれに気づかなかったんだろう?」とマックスは不思議に思いました。
“The earth is beautiful!”
「地球は美しいんだ!」
Now Max the Little Monster never wastes water.
今では、小さな怪獣マックスは決して水を無駄にしません。
“More water more snowflakes!” says Max.
「水がたくさんあれば、雪の結晶もたくさんできるからね!」とマックスは言います。
And he doesn’t waste toilet paper.
そして、トイレットペーパーも無駄にしません。
“Happy monster happy toilet happy earth!” says Max.
「幸せな怪獣、幸せなトイレ、幸せな地球!」とマックスは言います。
Now Max the Little Monster never wastes electricity.
今では、小さな怪獣マックスは決して電気を無駄にしません。
He turns off lights except for the one he is using.
彼は使っている場所以外の電気を消します。
He hardly ever watches TV, but when he does he turns it off when his program is over.
テレビはほとんど見ませんが、見るときは番組が終わったらすぐに消します。
“Let’s play outside,” says Max.
「外で遊ぼうよ」とマックスは言います。
“Fresh air feels good on my fur!”
「新鮮な空気が僕の毛に当たって気持ちいいんだ!」
No, Max the Little Monster never litters.
いいえ、小さな怪獣マックスは決してポイ捨てをしません。
He recycles any paper, aluminum cans, and plastic bottles he uses.
彼は使った紙やアルミ缶、ペットボトルをリサイクルします。
Max also likes to eat fresh fruits instead of candy, and drink water instead of soda pop.
マックスはまた、キャンディーの代わりに新鮮な果物を食べ、炭酸飲料の代わりに水を飲むのが好きになりました。
“Tasty,” says Max.
「おいしいね」とマックスは言います。
And he always throws his trash away in the right bin.
彼はいつも、ゴミを正しいゴミ箱に捨てます。
Max the Little Monster even has yard sales where he sells all his old toys.
小さな怪獣マックスは、古いおもちゃを全部売るガレージセールまで開きます。
Max also trades his toys with his friends.
マックスは友達とおもちゃを交換したりもします。
“Wow!” said Max.
「わあ!」とマックスは言いました。
“Old toys I’ve never played with before are just as fun as new toys!”
「今まで遊んだことがない古いおもちゃは、新しいおもちゃと同じくらい楽しいんだね!」
Now Max the Little Monster loves the earth.
今では、小さな怪獣マックスは地球を愛しています。
He reduces the amount of water and energy he uses.
彼は使う水とエネルギーの量を減らしています。
He finds ways to reuse as many things as he can and he recycles his trash.
彼はできるだけ多くのものを再利用する方法を見つけ、ゴミをリサイクルしています。
Sometimes he even hugs trees.
時々、彼は木を抱きしめることさえあります。
Max the Little Monster is now called Max the Little Green Monster.
小さな怪獣マックスは、今では「小さなグリーン・モンスターのマックス」と呼ばれています。
You can be a little green monster too and help save the earth!
あなたも小さなグリーン・モンスターになって、地球を救う手助けができますよ!
まとめ
最初は「僕のだ!」と叫んでいたマックスが、停電をきっかけに地球の美しさに目覚め、最後には「小さなグリーン・モンスター」と呼ばれるようになる過程は、子供だけでなく私たち大人にも大切なことを思い出させてくれますね。読み終わった後、「あ、これもリサイクルできるかな?」と自然に会話が広がるのが、この絵本の素晴らしいところだと思います。おうち英語の教材としてだけでなく、地球を想う温かい心を育むきっかけとして、ぜひ読み聞かせに取り入れてみてください。