英語の “apple” と “happy”、どちらも “pp” が入っているのに、発音の仕方が違うって知っていましたか?
フォニックス学習において重要な「二重子音」。この記事では、英語の発音習得に欠かせない二重子音(Double Consonants)に焦点を当て詳しく解説します。
二重子音を正しく理解し、発音をマスターすることで、お子さんの英語力は格段に向上します。これから一緒に、楽しく、そして効果的に二重母音を学んでいきましょう!
二重子音ってなあに?
二重子音は、2つの文字が仲良く手をつないで、1つの音を作る特別な組み合わせなんです。
例えば、「happy」の「pp」や、「little」の「tt」のように、同じ文字が2つ並ぶことを指します。
この二重子音はフォニックスの重要な基礎であり、正しい読み方とスペルの理解には欠かせないものです。
あれ?同じ”pp”なのに音が違う?
最初の質問に戻ってみましょう。”apple” の “pp” と “happy” の “pp” は、同じように見えますが、実は発音の仕方が少し違います。
“apple” の “pp”: “apple” の “a” は「ア」と「エ」の中間のような音で、短く発音されます。そのため、”pp” は詰まったように聞こえ、はっきり「プッ」とは発音されません。「アップル」の「ッ」に近い音をイメージしてみてください。
“happy” の “pp”: “happy” の “a” は “apple” より少し長めに発音されます。そのため、”pp” は「プッ」とはっきり発音されます。「ハッピィ」と “p” の音を意識すると英語らしく聞こえますよ。
このように、二重子音の前後の音によって、聞こえ方が変わることがあるんです。面白いですね!
よく見かける二重子音の例
他にもたくさんの二重子音があります。いくつか例を見てみましょう。
- pp: apple (アッポー: りんご), happy (ハッピー: 幸せな), puppy (パピー: 子犬)
- tt: letter (レッター: 手紙), little (リトル: 小さい), butter (バター)
- dd: pudding (プディング), ladder (ラダー: はしご), muddy (マディー: 泥だらけの)
- nn: funny (ファニー: 面白い), sunny (サニー: 晴れた), dinner (ディナー: 夕食)
- mm: summer (サマー: 夏), hammer (ハンマー), swimmer (スイマー: 泳ぐ人)
- ll: bell (ベル), will (ウィル), well (ウェル)
- ss: miss (ミス), kiss (キス), dress (ドレス)
- rr: arrow (アロー: 矢), carry (キャリー: 運ぶ), parrot (パロット: オウム) ※rrはイギリス英語では1つの音として発音されることが多いです。
- gg: bigger (ビガー: より大きい), egg (エッグ: 卵) ※ggは単語の語尾にはあまり来ません。
- bb: bubble (バブル: 泡), rabbit (ラビット: うさぎ), ribbon (リボン)
二重子音の読み方のポイント
- 二重子音は、基本的には1つの音として発音します。
- 二重子音の前にある母音は「短い音」で発音されることが多いです。「短い音」とは、日本語の「ア、イ、ウ、エ、オ」に近い音です。例えば、”a” は “apple”のように「ア」の音、”i” は “kitten” のように「イ」の音になります。
二重子音と短い母音の例
実際に単語で見てみましょう。「短い母音」に注目してくださいね。
a: apple (アッポー), happy (ハッピー), ladder (ラダー)
e: letter (レッター), better (ベター), penny (ペニー)
i: kitten (キトゥン), little (リトゥル), dinner (ディナー)
o: hollow (ホロー: 空洞の), cotton (コットン: 綿), dollar (ダラー)
u: bunny (バニー), butter (バター), summer (サマー)
以下のQuizletにオンラインで学べるフラッシュカードを作成しています。発音なども聞くことができるので、是非活用してみてくださいね。
ゲームで楽しみながら覚えられるので小さなお子さんでも楽しめます!
スペリングのコツ
- 短い母音の後に二重子音が来る場合が多いです。
- アクセントのある音節の後によく現れます。(少し難しい言葉ですが、単語の中で強く読む部分のことです)
大切な注意点
“-ing”、”-ed”、”-est” をつける時に子音が重なることがありますが、これは二重子音とは別のルールです。
例えば、”hop” に “-ing” をつけて “hopping” となりますが、これは二重子音ではありません。「hop」の語尾の子音が1つで、短い母音の後に来ているため、”-ing” をつける際に子音を重ねるというルールが適用されています。同じように “stop” → “stopped”, “big” → “biggest” も二重子音ではなく、子音を重ねるルールです。
まとめ
二重子音は、同じ子音が2つ連続して並ぶもので、前の母音が短くなることが多いです。今回ご紹介した例を参考に、色々な単語で二重子音を探してみてくださいね。楽しく練習すれば、きっと英語の読み書きがもっと上手になりますよ!
子供の発音を劇的に向上させるための、楽しいフォニックスの勉強法をご紹介します。この記事では、フォニックスとは何か、その学習の重要性、概要、そして日本の英語教育との関係についても触れていきたいと思います。さらに、フォニックス勉強法の始め方や必[…]