子供が動物や自然に興味を持ち始めた時期、「英語も一緒に学べたらいいな」と思うことはありませんか。
英語を通じて理科や自然科学(STEM教育)の基礎に触れられる良質な絵本を探している方におすすめなのが、『Do Frogs Drink Hot Chocolate?(カエルはホットチョコレートを飲む?)』です。
うちの子も「カエルがアイスになっちゃうの!?」と目を丸くして驚き、すっかりお気に入りの一冊になりました。親子で「Yes!」「No!」とクイズを出し合いながら読むと、本当に楽しくて知的な時間が過ごせますよ。
ここでは『Do Frogs Drink Hot Chocolate?』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Do Frogs Drink Hot Chocolate?』の基本情報
| タイトル | Do Frogs Drink Hot Chocolate? |
|---|---|
| 著者・イラスト | 文:Etta Kaner / 絵:John Martz |
| 出版社 | Owlkids Books |
| 対象年齢(目安) | 4歳~8歳 |
あらすじ
外が寒くなると、動物たちはどうやって暖を取るのでしょうか?
ペンギンは友達と寄り添うの?キツネは耳あてをする?クジラは防寒着を着る?
そんなユーモラスな疑問を皮切りに、動物たちの驚くべき「冬を生き抜くための適応戦略」が、インタラクティブなQ&A形式で解き明かされていきます。
アラスカアカガエルが体を凍らせて冬眠したり、クジラが分厚い脂肪で寒さを防いだりする事実を学べる、知的好奇心に満ちたノンフィクションの科学絵本です。
英語学習のポイント
Q&A形式で英語のリズムを掴める
「Do ~?」という疑問文と、それに対する「Yes!」「No!」という痛快な答えの繰り返しで、英語の基本的な疑問文の構造が自然に身につきます。
- Do frogs drink hot chocolate to keep warm?(カエルは暖まるためにホットチョコレートを飲むのかな?)
- Do polar bears build homes?(ホッキョクグマは家を建てるのかな?)
動物の生態を表すユニークな表現
動物の行動を描写する生き生きとした動詞や、少し専門的な科学系の単語に楽しく触れることができます。
- snuggle(寄り添う、すり寄る)
- burrow(穴を掘って潜る)
- blubber(クジラなどの海獣の脂肪)
日常生活でも使える便利なフレーズ
絵本には、普段の親子の会話でも使いやすい表現がたくさん登場します。お風呂上がりや寒い日にぜひ使ってみてくださいね。
- When it gets cold out, do animals turn up the heat?(外が寒くなると、動物たちは暖房の温度を上げるのかな?)
- So what do they do?(では、彼らはどうするのでしょう?)
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
When it gets cold out, do animals turn up the heat?
外が寒くなると、動物たちは暖房の温度を上げるのでしょうか?
No!
いいえ!
So how do they survive the chilly weather?
では、彼らはどうやって冷え込む天候を生き抜くのでしょう?
Let’s find out…
確かめてみましょう…
Do frogs drink hot chocolate to keep warm?
カエルは暖まるためにホットチョコレートを飲むのでしょうか?
No!
いいえ!
Oh, some frogs don’t even try to keep warm.
おっと、暖まろうとさえしないカエルもいます。
The Alaskan wood frog turns into a frogsicle!
アラスカアカガエルは「カエルアイス」になってしまいます!
It spends the winter with most of its body frozen.
体の大部分を凍らせたまま冬を過ごすのです。
When the air warms up, the frog warms up, too.
空気が暖まれば、カエルもまた暖まります。
Do penguins snuggle with a friend?
ペンギンは友達と寄り添うのでしょうか?
Yes!
はい!
In winter, thousands of emperor penguins come together in a giant huddle.
冬になると、何千羽ものコウテイペンギンが集まって巨大な塊(ハドル)を作ります。
It’s warm in the middle but cold on the outside.
真ん中は温かいですが、外側は寒いのです。
So what do they do?
では、彼らはどうするのでしょう?
The penguin shuffle!
ペンギン・シャッフルです!
Taking small steps, they slowly change places.
小刻みに歩きながら、ゆっくりと場所を交代します。
That way, they all get a turn in the middle.
そうすることで、みんなが交代で真ん中に入ることができるのです。
Do butterfly sunbathe?
チョウは日光浴をするのでしょうか?
Yes!
はい!
Butterflies can’t fly if they are cold.
チョウは体が冷えていると飛ぶことができません。
And they can’t make their own heat.
それに、自分で熱を作ることもできません。
So what do they do?
では、彼らはどうするのでしょう?
Catch some rays!
光を浴びるのです!
If it’s cold, a butterfly will sit on a rock or log and stretch its wings.
寒いとき、チョウは岩や丸太の上に止まって羽を広げます。
Then the sun warms up its flight muscles.
すると、太陽が飛ぶための筋肉を温めてくれます。
Do foxes wear earmuffs?
キツネは耳あてをするのでしょうか?
No!
いいえ!
Arctic foxies have small furry ears.
ホッキョクギツネは、毛に覆われた小さな耳を持っています。
The fur helps, but so does the size.
毛も役立ちますが、その大きさも重要なのです。
Ears stick out into the cold air.
耳は冷たい空気の中に突き出ています。
A fox’s body can lose heat that way.
キツネの体は、そこから熱を失ってしまうことがあります。
Smaller ears don’t stick out as much as big ears, so they lose less heat.
小さな耳は大きな耳ほど突き出ていないので、逃げる熱が少なくて済むのです。
Do turtles jump up and down to keep warm?
カメは暖まるためにぴょんぴょん跳ねるのでしょうか?
No!
いいえ!
Many turtles will borrow into the mud and dead leaves at the bottom of a pond.
多くのカメは、池の底の泥や枯れ葉の中に潜り込みます。
The water there is cold but it never freezes.
そこの水は冷たいですが、決して凍ることはありません。
It usually stays at about 39F°(3.8°C).
通常、華氏39度(摂氏3.8度)くらいに保たれています。
That’s the perfect temperature for turtles who like to snooze while they wait for spring!
それは、春を待ちながら居眠りするのが好きなカメにとって、最高の温度なのです!
Do polar bears build homes?
ホッキョクグマは家を建てるのでしょうか?
Yes!
はい!
Pregnant polar bears build dens, but not with wooden hammers!
妊娠したホッキョクグマは巣穴を作りますが、木槌を使うわけではありません!
Instead, a mama bear uses her sharp claws to dig out a cave in the snow.
代わりに、お母さんグマは鋭い爪を使って雪の中に洞窟を掘ります。
When it’s finished, she calls inside to have her babies.
出来上がると、中で赤ちゃんを産むためにこもります。
The den keeps them all safe and warm until spring.
巣穴は、春までみんなを安全に、温かく守ってくれます。
Do whales wear snowsuits?
クジラは防寒着を着るのでしょうか?
No!
いいえ!
Whales have blubber under their skin.
クジラは皮膚の下に厚い脂肪を持っています。
This layer of fat keeps their body heat in and the cold out.
この脂肪の層が体温を逃がさず、寒さを防いでくれます。
Whale blubber can be up to 12 inches (30 cm )thick!
クジラの脂肪は、厚さ12インチ(30センチ)にもなることがあります!
It also stores energy, so whales can keep going for a long time without eating.
エネルギーも蓄えているので、クジラは食べなくても長い間活動し続けることができるのです。
Do squirrels curl up under blankets?
リスは毛布にくるまって丸くなるのでしょうか?
Yes! (sort of)
はい!(のようなものです)
Squirrels have been built-in blankets.
リスは備え付けの毛布を持っています。
When it’s cold out, they wrap their long, bushy tails around themselves so their body heat won’t escape.
外が寒いとき、彼らは体温が逃げないように、長くふさふさした尻尾を自分に巻き付けます。
And that’s not all!
それだけではありません!
As the temperature drops, less blood flows into their tails.
気温が下がると、尻尾に流れる血の量が少なくなります。
Instead, it stays in their bodies to help keep them warm.
代わりに、血は体にとどまって、体を温めるのを助けます。
Do monkeys take hot baths to keep warm?
サルは暖まるためにお風呂に入るのでしょうか?
Yes!
はい!
Japanese macaques love to take water baths!
ニホンザルはお風呂が大好きです!
There are places in Japan where hot water bubbles up naturally from the ground to form pools.
日本には、お湯が地面から自然に湧き出てプール(温泉)になっている場所があります。
After playing in the snow, the macaques will jump into these hot pools to warm up.
雪の中で遊んだ後、サルたちは体を温めるためにこれらの温かいプールに飛び込みます。
Do tuatara sit by a campfire?
ムカシトカゲはキャンプファイヤーのそばに座るのでしょうか?
No!
いいえ!
Tuatara’s bodies cannot make heat, but bird’s bodies can.
ムカシトカゲの体は熱を作ることができませんが、鳥の体は作ることができます。
So what does a tuatara do?
では、ムカシトカゲはどうするのでしょう?
It has a sleepover with a little bird called a fairy prion.
ヒメクジラドリという小さな鳥と一緒に泊まるのです。
The heat from the bird help keeps the tuatara from getting too chilly overnight.
鳥からの熱が、ムカシトカゲが夜の間に冷えすぎるのを防いでくれます。
Do honeybees use teamwork?
ミツバチはチームワークを使うのでしょうか?
Yes!
はい!
In the winter, honeybees form a cluster around the queen bee.
冬になると、ミツバチは女王バチの周りに集団を作ります。
Then they shiver together by vibrating their wing muscles.
そして、羽の筋肉を振動させて、みんなで一緒に震えるのです。
They raise the air temperature in the hive.
彼らは巣の中の気温を上げます。
This keeps the queen toasty warm.
これが女王バチをぬくぬくと温かく保ちます。
How do bees have energy for all this shivering?
ハチはどうやって、この震えるためのエネルギーを得ているのでしょう?
They eat honey!
ハチミツを食べるのです!
Do birds fly south?
鳥は南へ飛んでいくのでしょうか?
Yes and no!
はい、でもあり、いいえ、でもあります!
In winter, some birds fly south in search of food and warmth.
冬になると、食べ物と暖かさを求めて南へ飛ぶ鳥もいます。
Other birds survive wintry weather by eating as much as possible.
他の鳥たちは、できるだけたくさん食べることで冬の天候を生き抜きます。
This gives their bodies energy to keep warm.
これが体に暖かさを保つためのエネルギーを与えます。
Feathers help too.
羽毛も役に立ちます。
When they’re fluffed up, they trap warm air next to a bird’s skin.
羽を膨らませると、鳥の皮膚のすぐそばに暖かい空気を閉じ込めることができるのです。
Do guanaco wear leg warmers to keep warm?
グアナコは暖まるためにレッグウォーマーを履くのでしょうか?
Yes! (sort of)
はい!(のようなものです)
Guanacos have thick woolly coats, but there is very little fur on their legs.
グアナコは厚いウールの毛皮を持っていますが、脚にはほとんど毛がありません。
When it’s cold outside, chili guanaco lie down with their legs tucked under their bodies.
外が寒いとき、冷えたグアナコは脚を体の下に折りたたんで横になります。
That keeps them nice and warm.
そうすることで、心地よく温かく過ごせるのです。
All of the animals in this book have special ways to survive the cold.
この本に出てくる動物たちはみんな、寒さを生き抜くための特別な方法を持っています。
But what about you?
でも、あなたはどうですか?
What do you do to keep warm?
あなたは暖まるために何をしますか?
まとめ
いかがでしたか?今回は、英語で自然と科学に触れながら動物の生態を楽しく学べる絵本『Do Frogs Drink Hot Chocolate?』をご紹介しました。
動物たちが寒さを乗り越えるための驚きの工夫は、子供たちの知的好奇心を刺激し、「もっと知りたい!」という理科教育(STEM教育)の第一歩にもなるはずです。
ぜひ温かいお部屋で、お子様と一緒に「Yes!」「No!」と声を上げながら、楽しいおうち英語の時間を過ごしてみてくださいね。