「夜、子どもがなかなか寝てくれない……」「お風呂や歯磨きを嫌がって毎日一苦労」と、毎晩の寝かしつけにヘトヘトになっていませんか。そんな慌ただしい夜の時間を、親子でクスッと笑える楽しい英語タイムに変えてくれるのが、世界中で愛されているペッパピッグの絵本です。
泥遊びが大好きなペッパとジョージは、寝る時間になっても「眠くない!」と元気いっぱい。お父さんやお母さんに促されながら、お風呂に入り、歯を磨き、大好きな絵本を読んでもらうことで、少しずつ眠りの世界へ引き込まれていきます。絵本の中のルーティンをそのまま真似するだけで、毎日の寝かしつけが驚くほどスムーズになるかもしれません。
ここでは『Bedtime for Peppa』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本の基本情報
| タイトル | Bedtime for Peppa (Peppa Pig) |
|---|---|
| 著者・イラスト | Scholastic(編集) |
| 出版社 | Scholastic Inc. |
| 対象年齢(目安) | 2歳〜5歳 |
あらすじ
ある日の夕方、夕食を終えたペッパとジョージは、もうすぐ寝る時間なのにまったく眠くありません。「少しだけお外で遊んでもいい?」とお父さんにお願いして外へ出ると、そこには大好きな泥の水たまりが。バシャバシャと泥遊びを楽しんだ二人は、体中が泥だらけになってしまいます。
お父さんに呼ばれて家に戻り、お風呂に入って、きれいに歯を磨きます。それでもまだ「眠くないよ」と言い張る二人に、お母さんはベッドでお父さんがお話を読んでくれる約束をします。大急ぎでベッドに入り、お父さんが読んでくれた「赤いおサル」の絵本を聞いているうちに、二人はいつの間にかぐっすりと夢の中へ。
英語学習のポイント
① 「ほんの少しだけ」を伝える “just a tiny bit”
ペッパが寝る前にお外で遊びたいとき、お父さんに向かって「ほんの少しだけ遊んでもいい?」とおねだりする場面で使われている可愛いフレーズです。おなじみの「a little bit」よりもさらに量が少ない「ほんのちょっぴり」を表す、日常会話でも非常によく使われるカジュアルな表現ですね。例えば、子どもが「おやつをもうちょっと食べたい!」と言ったときに「本当にちょっとだけね」と返したいときにぴったりです。
- a tiny bit → ほんの少し、ちょっぴり
- “Can I watch TV for just a tiny bit?” → ほんの少しだけテレビを見てもいい?
- “I’m just a tiny bit sleepy.” → ほんのちょっぴり眠いな。
② 「もう十分」「それでおしまい」を意味する “That’s enough”
泥だらけになったお風呂での水遊びや、念入りすぎる歯磨きの時間を切り上げさせたいときに、お父さんやお母さんが「もうそれくらいにしなさいね」と優しく促す万能なフレーズです。「enough」は「十分な」という意味ですが、この表現は毎日の生活習慣の中で「次の行動へ切り替えさせたいとき」にものすごく役立ちます。おもちゃのお片付けやゲームの時間を優しくストップさせたいときに重宝しますよ。
- That’s enough … → もう〜は十分、それくらいにしなさい
- “That’s enough playing for today. Let’s clean up.” → 今日の遊びはもうおしまい。お片付けしようね。
- “That’s enough juice. You’ll get a tummy ache.” → ジュースはもうそれくらいにしなさい。お腹が痛くなっちゃうよ。
③ 「〜を布団に入れて暖かく寝かせる」を表す “tuck in”
ペッパとジョージがそれぞれ大好きなぬいぐるみと一緒にベッドに入るシーンで登場する、とても温かみのある表現です。「tuck」は「端を押し込む」という意味があり、布団の端をベッドや体の下にしっかり入れ込んで、すきま風が入らないように優しく包み込んであげる親子のスキンシップを指します。これを日本語で言うなら、「お布団を肩までしっかり掛けてあげるね」といった感じの愛情豊かな仕草になります。
- tuck in → (布団をしっかり掛けて)暖かく寝かせてあげる
- “Let me tuck you in.” → お布団をしっかり掛けてあげるね。
- “Is your favorite doll tucked in with you?” → お気に入りの人形も一緒にお布団に入っているかな?
おすすめの読み聞かせ動画
実際のネイティブの発音や、キャラクターたちの愛らしい声を動画で確認してみましょう。耳から英語の音を同時に入れることで、絵本のセリフがさらに親しみやすくなり、読み聞かせがもっと楽しくなるはずです。
『Bedtime for Peppa』日本語訳
It is almost bedtime, but the little piggies are not sleepy.
もうすぐ寝る時間ですが、子豚ちゃんたちは眠くありません。
“All right,” says Daddy Pig. “But you must come in when we call you for your bath.”
「いいとも」とお父さんピッグが言います。「でも、お風呂だよって呼んだら中に入ってくるんだよ」
“Look! George!” cries Peppa.
“Lots of muddy puddles!” Splash, splash!
Peppa and George like jumping up and down in muddy puddles.
「見て!ジョージ!」とペッパが叫びます。
「泥の水たまりがいっぱい!」バシャ、バシャ!
ペッパとジョージは泥の水たまりの中で飛び跳ねるのが大好きです。
Peppa and George run home in their muddy boots. Squish, squash!
“We found the biggest muddy puddle in the world!” cries Peppa.
ペッパとジョージは泥んこのブーツを履いて家まで走っていきます。グチャ、グチャ!
「世界で一番大きな泥の水たまりを見つけたの!」とペッパが叫びます。
“No, Daddy,” says Peppa. “We are not even a tiny bit sleepy.”
「ううん、お父さん」とペッパが言います。「ちっとも眠くないよ」
Peppa likes splashing. George likes splashing, too! Splash, splash!
ペッパはバシャバシャするのが大好きです。ジョージもバシャバシャするのが大好き!バシャ、バシャ!
“Oh, can’t we stay in the bath a little bit longer?” Peppa asks.
“Bath time is over,” says Daddy Pig.
「ええー、もうちょっとだけお風呂に入っていちゃダメ?」とペッパが尋ねます。
「お風呂の時間はもうおしまいだよ」とお父さんピッグが言います。
“Okay, that’s enough brushing,” says Mummy Pig.
「よし、歯磨きはもう十分ね」とお母さんピッグが言います。
Snort! “When you are in bed, Daddy Pig will read you a story,” Mummy tells them.
ブーブー!「ベッドに入ったら、お父さんピッグが絵本を読んでくれるわよ」とお母さんが二人に言います。
When George goes to bed, he always has Mr. Dinosaur tucked in with him.
ジョージがベッドに入るときは、いつもミスター・ダイナソーを一緒に布団に入れます。
“No, Daddy,” Peppa says. “We need lots and lots of stories.”
「ううん、お父さん」とペッパが言います。「お話がたくさんたくさん必要なの」
“The Red Monkey book, please,” says Peppa.
Peppa and George like the Red Monkey book.
「赤いおサルの絵本がいいな」とペッパが言います。
ペッパとジョージは赤いおサルの絵本が大好きです。
“Once upon a time, there was a red monkey.
He had all sorts of adventures.
“After every adventure, this red monkey would…
「昔々、一匹の赤いおサルがいました。
おサルはいろいろな冒険をしました。
「冒険が終わるたびに、この赤いおサルはいつも…
Goodnight, Peppa. Sweet dreams!
おやすみ、ペッパ。良い夢を!
まとめ
『Bedtime for Peppa』は、子どもたちにとって身近なお風呂や歯磨きといった習慣を、ペッパたちと一緒に楽しく確認できる素敵な一冊です。「眠くない!」と元気に動き回っていたペッパたちが、絵本を読んでもらっていつの間にか夢の世界へ旅立つ姿は、現実の寝かしつけに悩む毎日の風景にぴったりと重なるのではないでしょうか。
絵本を読んだ後は、ぜひご家庭でも「お気に入りのぬいぐるみと一緒にお布団に入ろうね」と優しく声をかけてあげてください。英語を通じた夜のルーティンが、親子の心をさらに温かく繋ぐ特別な時間になることを願っています。