子供とテレビを見ていたらパリに住む日本好きのフランス人が出ていました。
何人か日本語がペラペラのフランス人が出ていたのですが、そのうち1人が特に印象的でした。
子供の頃から日本が好きで、田舎に住んでいたので周りに日本語を勉強するような施設もなく、家で黙々とマンガや映画などを観て日本語を独学したそうです。
きっといつか役に立つ時が来ると、まっすぐ日本語の学習に取り組んでいたそうです。
テレビで見てる感じでは、とても流暢な日本語で独学で学んでいるようには思えませんでした。
もちろん全く一人ってわけではなく大学在学中のアルバイトでは日本食料理のお寿司屋さんでバイトしていたり、剣道に打ち込みながら日本文化に触れ続けていたそうです。
テレビを見ながら子供とすごいねと話し合いました。
「あんな風に日本語を勉強している人もいるんだよ」
今の日本に住んでると英語を簡単に勉強できますからね。
でも、英語の勉強ツールはあふれているけど、英語そのもののコンテンツは?
すべて翻訳されてまったく身の回りにありませんよね。
まぁ、日本人の英語が苦手な大きな原因はここにあるかもしれません。
フィリピンの人たちが英語が得意になった理由は、
その昔、テレビや映画がフィリピン国内に米兵向けに配信されていたとき
すべてが英語だったんですが、
内容に釘付けになったフィリピン人があまりの楽しさに必死になって英語を覚えた、
という話を聞いたことがあります。
サブタイトルが出ないなら無いなりに理解しょうとしたんでしょね。
その方が頭も働き語学にはプラスになりそうです。
今、日本語を学んでいる人たちは、日本のコンテンツやエンターテーメントにハマってます。
映画とかアニメとか、まだ翻訳されていないオリジナルを追いかけちゃうんでしょう。
テレビに出ていた青年は、
翻訳された本より日本語で書かれた原書のほうが内容が濃いと言っていました。
「何か面白い目的を見つけて、
英語の向こうにある楽しいことを探すのもいいんじゃないかな?」
と子供と話し合ってみました。