ズートピアの英語絵本

ズートピアの英語絵本で読み聞かせ!映画の感動をそのままに、親子で楽しむ英語学習

続編映画『ズートピア2』が2025年12月5日(金)に公開され、大ヒット上映中ですね!先日、最新作に先駆けてTVで放映されていた「ズートピア」。ご家族で視聴した方も多かったのではないでしょうか。

映画の興奮が冷めないうちに、その大好きなストーリーを使って「英語学習」にチャレンジしてみませんか?

「映画は早口すぎて聞き取れない……」という方でも大丈夫。今回ご紹介する『Little Golden Book』シリーズの絵本なら、低学年のお子さんや英語初心者の方にもぴったりのやさしい英語で書かれています。

内容を覚えている今こそがチャンスです。ジュディやニックの活躍を、今度は英語の絵本でじっくり味わってみましょう!

ここでは『Zootopia (Little Golden Book)』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

絵本『Zootopia』の基本情報

タイトルZootopia (Little Golden Book)
著者・イラストRH Disney (著)
出版社Golden/Disney
対象年齢(目安)2歳〜5歳(小学校低学年・英語初学者にもおすすめ)

あらすじ

動物たちが人間のように暮らす楽園、ズートピア。「誰でも何にだってなれる」と信じるウサギのジュディは、警察官になるという夢を叶えるために大都会ズートピアへとやってきます。しかし、そこで待っていたのは、大きくて強い動物ばかりの警察署での厳しい現実でした。

ひょんなことからキツネの詐欺師ニックとコンビを組むことになったジュディは、ズートピアで起きている連続行方不明事件の捜査に乗り出します。性格も正反対な二人が、反発し合いながらも協力して事件の謎に迫っていく、勇気と友情の物語です。

英語学習のポイント

低学年向けにリライトされた「やさしい英語」

映画版のズートピアはセリフのテンポが速く、スラングも混じるため難易度が高めですが、このLittle Golden Book版は違います。対象年齢がネイティブの2〜5歳向けに設定されており、文章が短く簡潔にまとめられています。

例えば、複雑な背景説明もシンプルに表現されているので、中学校で習うレベルの基礎英語力があれば十分に読みこなせます。「映画は難しかったけど、これなら読める!」と、お子さんの自信にもつながる一冊です。

動物の名前や特徴を表す形容詞が豊富

ズートピアには多種多様な動物が登場します。絵本を読む中で、動物の名前はもちろん、それぞれの特徴を表す言葉を自然に覚えることができます。

  • long claws(長い爪)
  • little paws(小さな肉球)
  • wild-eyed animals(目を血走らせた動物たち)

こうした描写は、体のパーツや形容詞を学ぶのにぴったりです。

“Anyone can be anything!” 前向きになれる名言

ズートピアのテーマである「誰でも何にだってなれる(Anyone can be anything!)」というフレーズ。シンプルですが、非常に力強いメッセージです。

物語を通してこのフレーズに触れることで、英語のリズムとともに「自分も頑張ろう」というポジティブな気持ちも育むことができます。親子で声を合わせて読んでみたい一文です。

読み聞かせ動画

日本語訳(全文)

Zootopia was an amazing city!
Animals of all different sizes and shapes lived and worked together happily.
Everyone was equal, whether they had long claws or little paws.
“Anyone can be anyhing!”

ズートピアは、素晴らしい街でした!
あらゆる大きさや形の動物たちが、幸せに共に暮らし、働いていました。
長い爪を持っていても小さな肉球を持っていても、誰もが平等でした。
「誰でも何にだってなれる!」

Even a small bunny from a farm in Bunnyborough could achieve her dream job.
Judy Hopps was the first bunny ever to join the Zootopia Police Department!

バニーバロウの農場出身の小さなウサギでも、夢の仕事に就くことができました。
ジュディ・ホップスは、ズートピア警察署に入った史上初めてのウサギでした!

Judy hopped with excitement as she waited for her first assignment.
But when Police Chief Bogo handed her a machine for issuing parking tickets, her ears fell.
She wanted to solve crimes, not be a meter maid.

ジュディは最初の任務を待ちながら、ワクワクして飛び跳ねていました。
しかし、ボゴ署長から駐車違反切符を切るための機械を渡されると、彼女の耳は垂れ下がってしまいました。
彼女は事件を解決したかったのであって、駐車違反の取り締まり係になりたかったわけではありませんでした。

Still, Judy wanted to do a good job.
Her sharp hearing alerted her to expired meters, and she wrote hundreds of parking tickets – before lunchtime!

それでも、ジュディは立派に仕事をやり遂げたいと考えました。
鋭い聴覚で期限切れのメーターに気づき、彼女は昼休み前までに何百枚もの駐車違反切符を切りました!

At noon, Judy headed to a nearby cafe for an elephant-sized treat.
There she met a little fox who was desperate for a jumbo-pop.
His dad, Nick, was out of cash, so Judy offered to pay.

正午、ジュディはゾウサイズの食べ物を求めて近くのカフェに向かいました。
そこで彼女は、ジャンボ・ポップを欲しがって困っている小さなキツネに出会いました。
父親のニックは持ち合わせがなかったので、ジュディが代金を払ってあげました。

But very soon, Judy learned that Nick had tricked her!
He melted the jumbo pop…
…to create smaller popsicles.
Then he resold those for a big profit!

しかしすぐに、ジュディはニックに騙されていたことを知りました!
彼はジャンボ・ポップを溶かして……
……小さなアイスキャンディを作ったのです。
そして彼は、それらを転売して大きな利益を得ていました!

That night, Judy went to bed disappointed.
The day hadn’t turned out like she’d planned.
She wanted to fight crime.
“I just need one chance…”

その夜、ジュディは失望してベッドに入りました。
一日は計画していたようにはいきませんでした。
彼女は犯罪と戦いたかったのです。
「たった一度のチャンスさえあれば……」

The next day, Judy got her chance.
Mrs. Otterton’s husband was missing, and Judy offered to take the case.
Assistant Mayor Bellwether agreed, and Mrs. Otterton was so grateful!
But Judy had only two days to solve the crime.

翌日、ジュディにチャンスが巡ってきました。
オッタートン夫人の夫が行方不明になり、ジュディがその事件を引き受けると申し出たのです。
ベルウェザー副市長が同意してくれたので、オッタートン夫人はとても感謝しました!
しかし、ジュディが事件を解決するために与えられた時間は、わずか2日間だけでした。

Judy learned that Nick had seen Mr. Otterton recently.
She convinced the fox to help her by pulling her own trick.
She used her carrot pen to record him talking about his shady business deals!
“I never pay taxes!”

ジュディは、ニックが最近オッタートンさんに会っていたことを突き止めました。
彼女は自分でも策略を使い、キツネのニックに協力させました。
ニンジン型の録音ペンを使い、彼が怪しい商売について話しているところを録音したのです!
「俺は一度も税金を払ったことがない!」

Reluctantly, Nick helped Judy gather clues all across Zootopia… until they reached the Rainforest District.
The plan was to question Mr. Manchas, the last animal to have seen the otter.

しぶしぶながら、ニックはジュディのズートピア中での手がかり集めに協力しました。……二人がレインフォレスト地区にたどり着くまで。
計画では、カワウソのオッタートンさんを最後に見た動物であるマンチャスさんに質問することになっていました。

Nick and Judy found Mr. Manchas, but something was wrong with him.
He had gone wild!

ニックとジュディはマンチャスさんを見つけましたが、彼の様子がどこかおかしいことに気づきました。
彼は野生化していたのです!

Nick and Judy worked together and escaped.
They were becoming friends!
Both of them wanted to solve this case and prove they can do important work.

ニックとジュディは協力して逃げ出しました。
二人は友達になりつつありました!
二人ともこの事件を解決して、自分たちが重要な仕事ができることを証明したいと思っていました。

Judy also knew how to find their next lead!
Using security camera footage, she led Nick to a scary building on the edge of town.
Inside, they found more wild-eyed animals – including the missing otter!
Why had these animals turned savage?

ジュディは次の手がかりを見つける方法も知っていました!
防犯カメラの映像を使い、彼女はニックを街の端にある不気味な建物へと案内しました。
中には、行方不明のカワウソを含む、目を血走らせた野生化した動物たちが他にもたくさんいました!
なぜこの動物たちは凶暴になってしまったのでしょうか?

A tip from an informer led Nick and Judy to an abandoned subway station.
While Nick distracted the guards, Judy slipped into a subway car…

情報筋からのヒントで、ニックとジュディは廃止された地下鉄の駅に向かいました。
ニックが警備員の気を引いている間に、ジュディは地下鉄の車両へと忍び込みました……

…that was also a secret laboratory!
Judy saw a ram create a serum using a flower.
She learned that the serum caused mammals to turn wild!

(そして……)そこは秘密の研究所でもありました!
ジュディは、一頭のヒツジが花を使って血清を作っているのを目撃しました。
彼女は、その血清が哺乳類を野生化させる原因であることを知りました!

Nick and Judy grabbed the serum and ran… until they were cornered by Assistant Mayor Bellwether!
The sneaky sheep had created the serum because she knew that if animals with claws and fangs – predators – became savage, citizens would be scared of them.
Then the smaller animals could lock them up and take over!

ニックとジュディは血清を掴んで逃げましたが……ついにベルウェザー副市長に追い詰められてしまいました!
その卑劣なヒツジが血清を作ったのは、爪や牙を持つ動物、つまり肉食動物が凶暴になれば、市民が彼らを恐れるようになると知っていたからです。
そうすれば、体の小さな動物たちが彼らを閉じ込めて、街を乗っ取ることができると考えたのです!

Bellwether shot a dart filled with the serum into Nick!
The fox sank to all fours and started shaking.
Bellwether smiled.
She expected Nick to become savage and eat Judy!

ベルウェザーは、血清が入ったダーツをニックに撃ち込みました!
キツネのニックは四つん這いになり、震え始めました。
ベルウェザーは微笑みました。
彼女は、ニックが凶暴になってジュディを食べてしまうことを期待したのです!

But Nick didn’t turn wild.
He and Judy had pulled their greatest trick.
They had switched the serum with blueberry juice!

しかし、ニックは野生化しませんでした。
彼とジュディは、最高の名演技を披露したのです。
彼らは血清をブルーベリージュースにすり替えておいたのでした!

Nick and Judy gave the evidence to Chief Bogo, and Bellwether was arrested.
All the animals who had gone savage – including Mr. Otterton – would soon be cured.

ニックとジュディは証拠をボゴ署長に渡し、ベルウェザーは逮捕されました。
オッタートンさんを含む、野生化していたすべての動物たちは、すぐに治療されることになりました。

Judy and Nick had solved the case, and proved that they were far more than a dumb bunny and a sly fox.
They were partners – and best friends – ready to fight crime in Zootopia!

ジュディとニックは事件を解決し、自分たちがただの「マヌケなウサギ」や「ズルいキツネ」以上の存在であることを証明しました。
二人は相棒、そして親友となり、ズートピアの犯罪と戦う準備が整いました!

まとめ

『ズートピア』の英語絵本は、映画の感動をそのままに、お子さんの英語レベルに合わせて楽しめるのが最大の魅力です。「読み聞かせ」を通して、ジュディの諦めない心やニックとの友情を改めて味わってみてはいかがでしょうか。

やさしい英語で書かれたLittle Golden Bookなら、英語が苦手なパパ・ママでも大丈夫。親子で一緒にページをめくりながら、ズートピアの世界を覗いてみてください。きっと、英語が好きになるきっかけになるはずです。

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