【2025年】ChatGPTとGemini、英語学習の発音練習はどっち?AIシャドーイングで徹底比較

【2025年】ChatGPTとGemini、英語学習の発音練習はどっち?AIシャドーイングで徹底比較

こんにちは!

「英語の発音練習、一人でやるのって難しい…」

そう感じたこと、ありませんか?

英会話スクールに通う時間もお金もない。かといって、スマホアプリの発音チェックはなんだか機械的で物足りない。誰かに聞いてもらいたいけど、家族に練習を見せるのはちょっと恥ずかしい…。

僕もずっとそう思っていました。

でも最近、ちょっとした発見があったんです。

ChatGPTやGeminiといったAIの「音声会話機能」を使えば、一人でも、空き時間に、気軽に発音練習ができるということ。

しかも、ただ話すだけじゃなくて「シャドーイング」という方法を組み合わせると、ネイティブっぽい発音に近づける練習が自然とできてしまうんです。

今回は、実際にChatGPTとGeminiの両方で発音練習を試してみて、「どっちがシャドーイングに向いているか?」を徹底比較してみました。


シャドーイングとは?AIでやる意味

スマホを片手に英語の発音練習をしている様子

シャドーイングの効果

「シャドーイング」って聞いたことありますか?

かんたんに言うと、ネイティブの音声を聞いて、すぐに真似して声に出すという練習方法です。

シャドーイングの練習風景

影(シャドウ)のように、相手の発音を追いかけるイメージですね。

プロの通訳者も使っているくらい効果が高いんです!ただ聞くだけじゃなくて「口を動かす」から、発音のクセやリズムが体に染み込むんですね。

従来の問題点

とはいえ、シャドーイングには一つ大きなハードルがありました。

「お手本の音声が必要」ということ。

Podcast

CDやYouTubeを用意して、巻き戻して、また再生して…。これが地味に面倒なんですよね。しかも同じ教材ばかりだと飽きてくる。

一人で練習していると、「これで合ってるのかな?」という不安もつきまといます。

AIの音声応答で解決できること

ここでAIの出番です。

ChatGPTやGeminiの音声会話機能を使えば、AIがその場でネイティブ風の英語を話してくれるんです。

シャドーイングで英会話

しかも、こっちの発音に対してフィードバックをもらうこともできる。

 

つまり、シャドーイングの「お手本」と「チェック役」を、AIが一人二役でやってくれるわけです。
これなら、通勤中でも、お風呂上がりの5分でも、気軽に練習できますよね。

ChatGPTとGemini、音声機能を比較

では、実際にChatGPTとGeminiの音声機能を比べてみましょう。

ChatGPTの音声会話機能

ChatGTPのVoice

ChatGPTには「Voice」という音声会話機能があります。テキスト欄に、後ほどお伝えするプロンプト(指示文)を入れ、ボイスマークで会話が開始されるので話しかけてみてください。

スマホアプリで使えて、かなり自然な声で会話してくれます。まるで本当に人と話しているみたいな感覚。

ただし、フル機能を使うには有料プラン(月額20ドル〜)が必要 というのがネック。無料版でもある程度使えますが、回数制限があります。(一日10問程度のシャドーイングなら余裕でした。)

ChatGPT Voiceの特徴

  • 音声がとても自然で聞き取りやすい
  • 会話のテンポが良く、間が自然
  • 複数の声(男性・女性・落ち着いた声など)から選べる
  • 有料プランでフル機能

Gemini Liveの音声会話機能

Gemini画面

一方、GoogleのGeminiには「Gemini Live」という音声会話機能があります。画面下の入力欄にプロンプト(指示文)を入れ、右下のマークをタップで音声会話が始まります。

こちらも自然な音声で、しかも無料で使える範囲が広い のがポイント。

Googleアカウントがあればすぐに始められるので、試しやすいですね。

Gemini Liveの特徴

  • 無料でも音声会話が使える
  • Googleサービスとの連携がスムーズ
  • 日本語と英語の切り替えも自然
  • 音声の種類はChatGPTより少なめ

【比較表】音声機能の違い

項目ChatGPTGemini
音声の自然さ◎ とても自然○ 自然
無料で使える範囲△ 制限あり◎ 広い
声の種類◎ 多い△ 少なめ
レスポンス速度○ 速い○ 速い
始めやすさ△ アプリ必須◎ ブラウザでもOK

【実践】AIシャドーイング練習のやり方

ここからが本題です。

実際にAIでシャドーイングするには、どうすればいいのか?具体的なやり方を紹介しますね。

準備するもの

必要なのはスマホ1台だけです。

イヤホンがあるとより集中できますが、なくても大丈夫。通勤中や家事の合間にサッとできる手軽さが魅力です。

【注意】普通のプロンプトでは失敗します(実体験)

「英会話のシャドーイングの練習をしたいので先生役になってください。最初に英文を話してくれたら、こちらがその後に真似ます。その後発音のフィードバックや英文のポイントを伝えてください。」

最初にこんな感じのプロンプト(指示文)を入れました。

でも、実際にやってみるととんでもなく使いづらいことに気づいたんです。

  • AI が「はい、喜んで!それでは始めましょうか?」と無駄なおしゃべり(相槌)を入れてくる。
  • 先生役が英語のフレーズを言った後、「はい、それでは・・」と、こちらの発音にかぶせてくる。
  • 1 フレーズのターンが終わった後、完全に止まってしまう。
  • 「次をお願いします」といちいち言わないと進まない(テンポ最悪…)。

そう、AIの「親切な会話モード」が、シャドーイングという反復練習においては完全に邪魔者になってしまったんです。

【解決策】AIを「練習マシーン」に変える魔法の指示

そこで試行錯誤の末、AIを強制的にシャドーイングモードにするための「安定版プロンプト」を作りました。

これをコピペして渡すだけで、AIの余計なおしゃべりが止まり、淡々と練習させてくれるようになります。

注:ただし、現在のAIはバージョンが頻繁に変わったり、指示に対する回答がけっこう流動的です。

ChatGPT / Gemini 共通プロンプト

以下のテキストを各チャット欄にコピペしてください。

英語初心者が、自然な会話の流れの中でシャドーイング練習を行うこと。【進行ルール(厳守)】

1. 各シチュエーションの説明は、日本語で簡潔に1文のみ行う。
2. その後、あなたはネイティブ英語話者として「英語フレーズを1文だけ」発話する。
3. 英語を発話した後は、完全に沈黙し、日本語・英語ともに一切話さない。
4. ユーザーが英語を発音したら、簡潔な英語コーチとしてのフィードバックを日本語で1〜2文だけ行う。
5. フィードバックが終わったら、ユーザーの反応を待たずに、即座に次の英語フレーズを発話する。
6. 「どうぞ」「発音してください」「次に進みましょう」などの誘導文は一切使用しない。

【禁止事項】
・英語フレーズ後に日本語を話すこと
・ユーザーの返事や確認を待つこと
・会話進行について説明すること
・余計な相づち、感想、雑談

【英語条件】
・英検5級レベルの簡単な日常会話
・カフェなどの日常シーン
・ゆっくり、はっきりした発音を想定

【英語条件】は以下になっていますので、お好みに合わせて変えられます。
・英検5級レベルの簡単な日常会話
・カフェなどの日常シーン
・ゆっくり、はっきりした発音を想定
もし練習中にAIの挙動がおかしくなったり、止まってしまったりした場合は、「修正してください」と一言伝えてみてください。それだけで元の「練習コーチモード」に戻ってくれることが多いです。

毎日5分でできるルーティン

「毎日やるのは大変そう…」と思うかもしれませんが、たった5分で大丈夫です。

さっきのプロンプトを応用して会話中に「もう一度くりかえして」と伝えるだけで以下のようにもできますよ!

おすすめルーティン:

  1. AIに「今日のフレーズ」を1つもらう(30秒)
  2. AIの発音を聞く(30秒)
  3. 真似して言う × 3回(1分)
  4. フィードバックをもらう(1分)
  5. もう一度練習(1分)
  6. 別のフレーズで繰り返し(1分)

これだけ。

朝のコーヒータイムや、寝る前のちょっとした時間にできます。

続けるコツは、完璧を目指さないこと。「今日もAIと話せた」くらいの気持ちでOKです。

英文が短いな、と感じたら「すこし長めにお願いします」とか、ゆっくりが良ければ「もうすこしゆっくり」と言うと合わせてくれますよ!

発音練習の実力を比較検証

さて、ここからは僕が実際に両方で練習してみた感想をシェアしますね。

同じフレーズで発音チェックしてみた

「I’d like a cup of coffee, please.」という定番フレーズで試してみました。

ChatGPTの場合:
お手本の発音がとても滑らか。特に「I’d like a」の部分が「アイドライカ」と自然につながっていて、真似しやすかったです。

Geminiの場合:
こちらも自然ですが、やや一語一語がはっきりしている印象。初心者には聞き取りやすいかもしれません。

フィードバックの質はどちらが上?

僕がわざと「アイ ウッド ライク ア カップ オブ コーヒー」とカタカナ英語っぽく言ってみたところ…

ChatGPT
ChatGPT:
「”I’d” の部分は “I would” を短くしたものなので、”アイド” のように滑らかにつなげてみましょう。”like a” も “ライカ” のようにつなげると自然です」

具体的でわかりやすい!

Gemini
Gemini:
「全体的に良いですね。もう少しリラックスして、音をつなげるように意識してみてください」

優しいけど、やや抽象的かも。

発音矯正のアドバイスを比較

個人的な印象ですが、細かいフィードバックが欲しいならChatGPT励まされながら練習したいならGeminiという感じでした。

ただ、これはプロンプトの工夫次第で変わる部分もあります。「もっと具体的に教えて」と追加でお願いすれば、Geminiも詳しく教えてくれます。

こんな人にはChatGPT / こんな人にはGemini

ChatGPTがおすすめな人

  • 発音の細かいフィードバックが欲しい人
  • 音声の自然さ・滑らかさを重視する人
  • 有料プランに抵抗がない人
  • 英語学習に本気で取り組みたい人

Geminiがおすすめな人

  • まずは無料で試したい
  • Googleサービスをよく使う人
  • 気軽に、楽しく練習したい人
  • 励まされながら続けたい人

子供・親子学習ならどっち?

お子さんと一緒に練習するなら、個人的にはGeminiがおすすめです。

理由は、無料で始められることと、GeminiにはAI絵本を作れる「Storybook」機能があるから。絵本を読み聞かせしながら、親子でシャドーイングする…なんて使い方もできます。

詳しくは、こちらの記事で紹介しています。

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まとめ:今日から始めるAIシャドーイング

最後に:難しく考えなくて大丈夫

ここまで読んで、「なんだか面倒そう…」と思った方もいるかもしれません。

でも、シャドーイングって要するに「AIが言ったことを真似する」だけなんです。

オウム返しでいい。完璧じゃなくていい。

大事なのは、毎日ちょっとずつ口を動かすこと. それだけで、数週間後には自分の発音が変わってきたことに気づくはずです。

「最近流行りのAIがちょっと気になっている」という方や、「まずは気軽にお話してみたい」と思っている方は、まずはこの「発音を真似してみるだけ」のシャドーイングレッスンを試してみてはいかがでしょうか?

英語の発音練習、AIと一緒ならきっと続けられますよ。

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