英語絵本「The Don't Worry Book」

【幼児向け英語絵本】The Don’t Worry Book|心配な心に寄り添う一冊

こんにちは!

子どもの「心配」って、親から見ても「あー、なんか不安なんだな」「大丈夫かな?」って気になっちゃいますよね。

大人だって、なんだかよく分からないけどモヤモヤしたり、漠然とした不安に包まれたりすること、ありますもんね。

「心配しないで大丈夫だよ!」って声をかけるのも大事だけど、子ども自身が「そっか、こうすればいいのかも」って思えるような、そんなヒントがあったら嬉しいなーなんて、思ったりしませんか?

今日は、そんな子どものデリケートな心にそっと寄り添ってくれるような、トッド・パーさんの温かい絵本『The Don’t Worry Book』を紹介したいと思います。

カラフルで、見ているだけでなんだか元気が出てくるような絵本ですよ。

ここでは『The Don’t Worry Book』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

お話のあらすじ

この絵本『The Don’t Worry Book』はですね、「心配ごとって、どういう時にやってくるんだろうね?」「もし心配でいっぱいになっちゃったら、どうしたらいいかな?」っていうのを、子どもにも分かりやすく、そして優しく教えてくれるお話なんです。

例えば、初めて誰かに会う時って、ちょっとドキドキしますよね。

あとは、誰かに意地悪されちゃった時とか、夜、部屋が暗いのが怖い時とか。うんうん、そういう時って大人でもちょっと不安になったりします。

他にも、新しい場所に行く時、一人ぼっちの時、やらなきゃいけないことがいーっぱいある時なんかも、心がザワザワしちゃうこと、あるかもしれません。

雨が降ってて外で遊べない日とか、病気になっちゃったり、お医者さんに行くのが嫌だなって思う時も。

絵本では、そんな「心配」の気持ちが、どんな時に顔を出すのかを、子どもたちの日常のあるあるな場面と一緒に見せてくれるんです。

テレビのニュースがなんだか怖かったり、お隣さんの声が大きくてびっくりしたり、学校で何か大きなことがある日とかも、そうかもしれませんね。

そして、そんな「心配」で心がキュッとなっちゃった時には、こんなことしてみたらどうかな?って、具体的なアイデアをたくさん提案してくれるんですよ。

特別な誰かとおしゃべりしてみるとか、深呼吸してみるとか。

お友達に会いに行ったり、本を読んだり、思いっきりダンスしたりするのもいいね!って。

クスッと笑っちゃうような「頭にパンツをかぶってみる」なんていう、トッド・パーさんらしいユーモアあふれる提案もあって、子どもたちも「えー!」なんて言いながら楽しめるんじゃないかなって思います。

おもちゃをギュッてしたり、自分を強くしてくれるものを思い出したり、愛してくれる人たちのことを考えたりするのも、心が少し温かくなるかもしれません。

最後に、「心配しても、あんまり助けにならないよ。もし心配なことがあったら、大好きな人に話してみてね。きっと気分が良くなるから」というメッセージで締めくくられています。
シンプルだけど、とっても大切なことを教えてくれるんです。

The Don't Worry Book

英語学習のポイント

この絵本は、子どもの気持ちに寄り添う優しい言葉がたくさん使われています。
英語学習という視点で見ても、日常で使えるフレーズが自然と出てくるのがいいですよね。

例えば、絵本の中で “Worrying happens when you think too much about a problem” という一文があります。

これをものすごくざっくりいうと、「心配ってね、何か問題について考えすぎちゃった時にやってくるんだよ」っていう感じです。

ここでちょっと英語のワンポイント!

“think too much about 〜” は、「〜について考えすぎる」「〜のことを気にしすぎる」という意味で、とってもよく使う表現です。
誰かがくよくよ悩んでいる時に「Don’t think too much about it. (そんなに考えすぎないで)」みたいに声をかける時にも使えますね。

例文1: I tend to think too much about what others say. (私、人が言ったことを考えすぎちゃう傾向があるんだよね。)

例文2: He seems to be thinking too much about his mistake. (彼、自分のミスを気にしすぎてるみたいだよ。)

もう一つ、”When you worry, try doing something to keep yourself busy” というのも、覚えておくと便利なフレーズです。これは「心配な時はね、何か自分を忙しくさせておくようなことをやってごらん」という意味ですね。

 

ここでもういっちょワンポイント!

“try doing 〜”は、「(試しに)〜してみる」という意味です。何か新しいことや、普段やらないようなことに挑戦してみる、というニュアンスがあります。
似た表現で “try to do 〜” は「〜しようと努力する」という意味で、少しニュアンスが違うので、使い分けられるといいですね。でも、まずは「やってみる!」という気軽な感じで “try doing” を覚えておくと良いと思います。

例文1: If you can’t sleep, try reading a boring book. (もし眠れないなら、つまらない本でも読んでみたら?)

例文2: I decided to try learning Spanish. (スペイン語を試しに習ってみることにしたんだ。)

こんな風に、絵本の中には子どもたちの気持ちや行動を表す、シンプルで実用的な英語表現がたくさん詰まっています。
読み聞かせながら、「こういう時、こんな風に言うんだね」って、親子で発見するのも楽しいですよ。

The Don't Worry Book

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

Sometimes you worry.
時々あなたは心配します。

Worrying happens when you think too much about a problem or feel afraid that something bad is going to happen.
問題について考えすぎたり、何か悪いことが起こるのではないかとおもうと心配が発生します。

You might worry when you meet someone for the first time.
初めて誰かに会ったとき、あなたは心配するかもしれません。

 

When someone is being mean.
誰かが卑劣であるとき。

When it’s dark.
暗い時。

 

When you are trying to sleep.
寝ようとしているとき。

Or when you go to the bathroom.
またはあなたがトイレに行くとき。

 

When you go somewhere new.
どこか新しいところに行ったとき。

When you are alone.
あなたが一人でいるとき。

Or when you have too much to do.
または、やることが多すぎる場合。

You might worry when it rains.
雨が降ると心配になるかもしれません。

 

When you get sick or have to go to the doctor.
病気になったり、医者に行く必要があるとき。

When watching TV.
テレビを見ているとき。

 

Or from looking at screens too much.
または画面を見すぎてから。

You might worry when someone is being loud.
誰かが大声で話しているとき、あなたは心配するかもしれません。

 

When you go to school.
学校に行くとき。

Or when you overhear some bad news.
または、いくつかの悪いニュースを耳にしたとき。

 

Worrying can make you sad.
心配すると悲しくなります。

When you worry, try doing something to keep yourself busy, like talking to someone special.
心配なときは、特別な人に話しかけるなど、忙しくするために何かをしてみてください。

 

Taking deep breaths.
深呼吸する。

Visiting friends.
友達を訪ねる。

 

Wearing underwear on your head.
頭に下着を着ます。

Reading a book.
本を読んでいる。

 

Dancing.
ダンシング。

Exercising.
エクササイズ。

 

Squeezing a toy.
おもちゃを絞る。

Or thinking about all the things that make you strong.
またはあなたを強くするすべてのものについて考えます。

 

And remembering everyone who loves and takes care of you!
そして、あなたを愛し、世話をするすべての人を思い出してください!

 

Worrying doesn’t help you.
心配はあなたを助けません。

If you are worried, talk to someone you love about it.
あなたが心配しているなら、それについてあなたが愛している誰かに話しなさい。

It will make you feel better.
気分が良くなります。

The end.
終わり。

Love, Todd.
愛をこめて、トッド。


さいごに

とはいえ、子どもが何かに「心配」している姿を見ると、親としては「なんとかしてあげたい!」って思いますよね。でも、その「心配」を無理やり取り除こうとしなくてもいいのかもしれません。

この絵本『The Don’t Worry Book』が教えてくれるのは、心配な気持ちを否定するんじゃなくて、「そっか、今心配なんだね」ってまず受け止めて、じゃあどうしたらその気持ちと上手に向き合えるかな?っていう、具体的な方法なんだと思うんです。
トッド・パーさんの絵本って、いつもそうやって、子どものありのままの感情を肯定してくれる優しさがあるんですよね。だから、子どもたちも安心して心を開けるのかもしれません。

「心配な気持ちは、あってもいいんだよ」

「でも、その気持ちに振り回されないで、楽しいことや安心できることを見つけるお手伝いはできるよ」

そんなメッセージが、カラフルな絵とシンプルな言葉から伝わってくるような気がします。

というわけで、今日はトッド・パーさんの素敵な絵本『The Don’t Worry Book』をご紹介しました。皆さんの子育ての中で、何かホッとできる時間が増えたら嬉しいです。

それではまた!



 

まだの人はもらっておきましょう🎁
無料DVDと絵本のセットプレゼント!
サンリオの乳幼児向け英語教材Sanrio English Masterの無料モニターキャンペーン!