心やすらぐ寝かしつけに。静かな夜の英語絵本『The Christmas Quiet Book』

クリスマスが近づくと、子どもたちのテンションは最高潮。楽しみで興奮している姿は可愛いけれど、「今夜は早く寝てほしいのに…」と困ってしまうことはありませんか？そんな賑やかで慌ただしいホリデーシーズンだからこそ、一日の終わりには心を静める特別な時間が必要です。

今日ご紹介する絵本は、クリスマスの「静けさ（Quiet）」に焦点を当てた、ユニークで心温まる一冊です。興奮した心を優しく鎮め、穏やかな眠りへと誘うこの絵本は、クリスマスの寝かしつけにぴったり。静寂の中にあるクリスマスの喜びを、親子で一緒に味わってみませんか？

ここでは『The Christmas Quiet Book』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

絵本『The Christmas Quiet Book』の基本情報

あらすじ

クリスマスといえば、賑やかなパーティーやジングルベルの音を思い浮かべがちですが、実はたくさんの「静けさ」で溢れています。プレゼントを家中探し回る時のドキドキした静けさ、雪が降るのを願う時の祈るような静けさ、そしてクリスマスの朝の神聖な静けさ…。

ウサギやクマなど、愛らしい動物たちが過ごすクリスマスの様々な「Quiet（静かな）」瞬間を、柔らかなタッチのイラストと共に描いています。派手なイベントの裏側にある、小さな幸せや心の機微を大切にしたくなる、心優しい物語です。

英語学習のポイント

1. “Quiet” のバリエーションを楽しむ

この絵本では、すべてのページが「〇〇 quiet」というフレーズで構成されています。同じ「静けさ」でも、状況によってニュアンスが全く異なることを学びましょう。

• Searching for presents quiet（見つからないように息を潜める静けさ）
• Shattered ornament quiet（やってしまった…という気まずい静けさ）

2. 冬とクリスマスの名詞を覚える

クリスマスの情景を描写する具体的な名詞がたくさん登場します。イラストとセットで覚えることで、定着しやすくなります。

• Bundled up（厚着をした様子）
• Mistletoe（ヤドリギ）
• Gingerbread（ショウガを使ったクッキー）

3. 感情や状況を表す形容詞・分詞

単語だけでなく、その時の状況を説明する表現も学べます。

• Getting caught（見つかってしまった）
• Trying to stay awake（起き続けていようとする）
• Hopeful な気持ちや、Awkward な瞬間など、行間から感情を読み取る練習になります。

読み聞かせ動画

日本語訳（全文）

まとめ

『The Christmas Quiet Book』は、賑やかなクリスマスの陰にある静かな瞬間に光を当てた、心安らぐ一冊です。興奮してなかなか眠れない夜、お子さんと一緒にページをめくりながら、「どんなQuietが好き？」と語り合ってみてください。この絵本がもたらしてくれる穏やかな時間が、きっと素敵なクリスマスの思い出の一部になるはずです。それでは、静かで温かいクリスマスをお過ごしください。