英語絵本『Scribble Stones』

英語絵本『Scribble Stones』のあらすじと魅力を徹底解説、小さな石が教えてくれる大切なこと

お子さんに英語絵本を読んであげたいけれど、せっかくなら心に残るメッセージのある一冊を選びたい。そう考える保護者の方は多いのではないでしょうか。「自分には何ができるんだろう」「自分の得意なことって何だろう」——子どもだけでなく、大人でもふとそんな疑問を抱くことがありますよね。

Diane Alber作の『Scribble Stones』は、まさにそんな気持ちに寄り添ってくれる一冊です。灰色の小さな石が、自分の居場所や目的を見つけ、やがて多くの人に喜びを届けていく姿は、読み聞かせを通じて親子で「自分らしさ」について語り合うきっかけを与えてくれます。

ここでは『Scribble Stones』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

絵本『Scribble Stones』の基本情報

タイトルScribble Stones
著者・イラストDiane Alber
出版社Diane Alber Art LLC
対象年齢(目安)3歳〜7歳

あらすじ

むかしむかし、灰色で丸い、いつもニコニコしている石がいました。石は仲間たちと一緒に積み上げられた山の中で暮らし、いつか自分も「誰かの一日を明るくする存在」になれると信じて、自分の番が来るのをワクワクしながら待っていました。

ところが、仲間が次々と選ばれていく中、最後に残された石が連れて行かれた先は、なんと机の上。与えられた役割は「文鎮(ペーパーウェイト)」でした。がっかりする石でしたが、そこで出会ったのが、カラフルな「落書き(スクリブル)」や「絵の具のしぶき(スプラッター)」たち。彼らが紙を使い果たして困っているのを見た石は、ある素敵なアイデアを思いつきます。

自分の体をキャンバスにして、みんなに絵を描いてもらおう——。こうして生まれた「スクリブル・ストーン」は、やがて何千もの人に笑顔と思いやりを届けていくことになるのです。

英語学習のポイント

韻(ライム)を踏んだリズミカルな文章

この絵本の大きな特徴は、全編を通じて韻(rhyme)が使われていることです。英語のリズムや音の楽しさを体感するのに最適で、読み聞かせの際にも自然と耳に残ります。

  • He lived with the others, all stacked in a pile, and waited calmly with a large, friendly smile.(pile と smile で韻を踏んでいます)
  • Some would be landscaping, and some a stone pet.(pet と yet で前の行と韻を踏んでいます)

感情を表す表現が豊富

石の気持ちの変化を追いながら、感情に関する英語表現を自然に学ぶことができます。嬉しい、心配、がっかり、そして再び希望を見出すという感情の流れが、子どもにもわかりやすい言葉で描かれています。

  • his happy face slowly turned to a frown(幸せそうな顔がだんだん曇っていった)
  • although he was worried, he tried not to care(心配だったけど、気にしないようにした)
  • “This is so great.”(「これは最高だ」)→ “This just can’t be my skill.”(「これが僕の役割なんてありえない」)

日常で使える「目的」や「役割」に関する表現

自分の存在意義や目的について考えるフレーズが多く、親子で「あなたにはどんな力があると思う?」と英語で語り合うきっかけにもなります。

  • Each stone had a purpose but it wasn’t known yet.(石にはそれぞれ目的があったけど、まだ分からなかったの。)
  • Stone knew that his purpose would brighten someone’s day.(石は、自分の目的が誰かの一日を明るくすることだと分かっていました。)
  • “I’m supposed to bring happiness, not hold paper still.”(「僕は幸せを運ぶはずなんだ、紙を押さえておくだけじゃなくて。」)

読み聞かせ動画

日本語訳(全文)

This story is about one happy stone, who was gray and round and rarely alone.

この物語は、灰色で丸く、めったに一人ぼっちにならない、ある幸せな石のお話です。

He lived with the others, all stacked in a pile, and waited calmly with a large, friendly smile.

彼は他の石たちと一緒に積み上げられて暮らし、大きくフレンドリーな笑顔を浮かべて静かに待っていました。

Each stone had a purpose but it wasn’t known yet.

石にはそれぞれ目的がありましたが、それはまだ誰にも分かりませんでした。

Some would be landscaping,

ある石は庭園の装飾に使われ、

and some a stone pet.

またある石はペットの石になるのでしょう。

There were so many things that the stones could be.

石がなれるものは、本当にたくさんありました。

The hardest part was just waiting to see.

一番大変だったのは、何になるのかをただ待つことでした。

Stone knew that his purpose would brighten someone’s day.

「僕の目的は、誰かの一日を明るくすることなんだ」と石は分かっていました。

He just wasn’t sure how or in what kind of way.

ただ、どうやって、どんな方法でそうなるのかが分からなかったのです。

He imagined the things that he might soon become, as he watched all the stones get picked one by one.

石たちが一つ、また一つと選ばれていくのを見守りながら、彼は自分がもうすぐ何になれるのかを想像しました。

But his happy face slowly turned to a frown as he watched the tall pile start to dwindle on down,

しかし、高く積まれた山がだんだんと低くなっていくのを見て、彼の幸せそうな顔は少しずつ曇っていきました。

And although he was worried, he tried not to care until it was clear – he was the last one there.

心配でしたが、気にしないように努めました。しかし、ついに自分が最後の一つになったことが明らかになりました。

Then it finally happened.

そして、ついにその時が来ました。

Stone was quickly picked up!

石はひょいと持ち上げられました!

He was placed on a desk next to a very large cup.

彼は、とても大きなカップの隣の机の上に置かれました。

As Stone looked around, he thought, “This is so great.”

石は辺りを見回して、「これは最高だ」と思いました。

But he soon discovered he was a dull paperweight.

しかし、自分がただの地味な文鎮(ペーパーウェイト)だとすぐに気づきました。

“I’m supposed to bring happiness, not hold paper still. There must be a mistake. This just can’t be my skill.”

「僕は幸せを運ぶはずなんだ、紙を押さえておくだけじゃなくて。何かの間違いに違いない。これが僕の役割だなんてありえないよ」

Then all of a sudden, a splatter flew high, and then some bright scribbles came wiggling by.

すると突然、絵の具のしぶき(スプラッター)が高く飛び散り、明るい落書き(スクリブル)たちがくねくねとやってきました。

They were headed right toward the short paper stack and they filled up the paper on the front and the back.

彼らは積み上げられた紙の束へと真っ直ぐ向かい、紙の表も裏もいっぱいに埋め尽くしました。

They were all making art,

彼らはみんなでアートを作っていました。

It was happening so fast!

それはあっという間の出来事でした!

Stone feared that the paper would simply not last.

石は、紙が足りなくなってしまうのではないかと心配しました。

He couldn’t believe just how much the pile grew.

彼は、積み上げられた作品がどれほど増えたか信じられませんでした。

Then he heard a small cry from the fun splatter crew.

その時、楽しいスプラッター仲間から小さな叫び声が聞こえました。

“We knew that this pile was getting too tall!

「この山が高くなりすぎているのは分かっていたわ!

There is no more paper, we have used it all!”

もう紙がないの、全部使い切っちゃった!」

The scribbles all cried…

落書きたちはみんな泣きました……

They now saw it too.

彼らも今、そのことに気づいたのです。

“This is a disaster, oh what will we do?”

「これは大変だ、ああ、どうしたらいいんだろう?」

Stone didn’t want the scribbles to cry, so he thought of something that they all could try.

石は落書きたちに泣いてほしくなかったので、みんなで試せることを考えました。

He slowly rolled down the very large pile.

彼は、うずたかく積まれた山をゆっくりと転がり落ちました。

And said, “I know how to make you all smile!

そして言いました。「みんなを笑顔にする方法を知ってるよ!

まとめ

『Scribble Stones』は、自分の価値や役割に悩む小さな石が、創造性と思いやりを武器に多くの人へ喜びを届けていく心温まる物語です。「Scribble Stones 英語絵本 あらすじ」と検索してこの記事を見つけてくださった方に、この絵本の魅力が少しでも伝わっていれば嬉しく思います。

韻を踏んだリズミカルな英語は、読み聞かせにぴったり。お子さんと一緒に声に出して読むことで、英語のリズムを体感しながら「自分にはどんな力があるかな?」「どうやって周りの人を笑顔にできるかな?」と語り合う素敵な時間になるはずです。とはいえ、答えはすぐに見つからなくても大丈夫。この石のように、じっくりと自分の道を探していけばいいのです。



 

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