「恐竜が大好き!」という男の子、多いですよね。そんなお子様の興味を、英語学習や科学への好奇心につなげてみませんか?
『How to Catch a Dinosaur』は、学校の科学フェアで優勝するために「恐竜を捕まえる」という壮大な計画を立てる子供たちの物語です。様々な仕掛け(トラップ)を作って恐竜を追い詰める姿は、まさに実験と検証の繰り返し。STEAM教育(科学・技術・工学・芸術・数学)の要素も盛り込まれており、知的好奇心をくすぐります。
「もしも恐竜がまだ学校にいたら?」「どんな罠なら捕まえられる?」そんなワクワクする想像の世界へ、お子様と一緒に飛び込みましょう。
ここでは絵本『How to Catch a Dinosaur』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『How to Catch a Dinosaur』の基本情報
| タイトル | How to Catch a Dinosaur |
|---|---|
| 著者・イラスト | Adam Wallace / Andy Elkerton |
| 出版社 | Sourcebooks Wonderland |
| 対象年齢(目安) | 4歳〜10歳 |
あらすじ
明日は学校の科学フェア(Science Fair)。今まで一度も優勝したことがない主人公は、今年こそはと意気込んでいます。その作戦とはなんと…「恐竜を捕まえること」!ワニやサメが生き残っているなら、恐竜だってまだどこかにいるはず。
友達と協力して、公園やプール、学校の中に様々な「特製トラップ」を仕掛けます。強力な磁石やネット、スライムまで使いますが、恐竜はとっても賢くて、次々と罠をかわしていって…?果たして恐竜を捕まえて、科学フェアで優勝することはできるのでしょうか?
英語学習のポイント
韻(Rhyme)を楽しむ
この絵本は全編を通してリズミカルな韻を踏んで書かれています。声に出して読むことで、英語特有のリズムを体感できます。
- ruled / fooled(支配した / だまされる)
- class / pass(クラス / 通過する ※文脈によるが類似の音)や、true / clue(本当 / 手がかり)
科学・工作に関する表現
罠を作る過程や科学フェアの場面で、STEAM教育に関連する単語が登場します。知的な興味を刺激する言葉に触れられます。
- Science Fair(科学展・科学発表会)
- Trap(罠)
- Engineer(エンジニア・技師)
状況説明とアクションの動詞
恐竜が逃げたり、子供たちが追いかけたりするシーンでは、動きのある動詞がたくさん使われています。
- Dodged(さっと避けた)
- Slipped right past(すり抜けた)
- Smashed(粉砕した)
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
Tomorrow’s the big science fair! I’ve never won before. But this year I know I cannot lose because I’m catching a dinosaur!
明日は待ちに待った大きな科学展!今まで一度も優勝したことがないんだ。でも、今年は負けないって分かってる。だって、恐竜を捕まえるつもりだから!
The crocs and sharks we know today were here when the dinosaurs ruled. It makes no sense all dinos are gone. On this point, I cannot be fooled.
今日私たちが知っているワニやサメは、恐竜が支配していた時代にもいた。恐竜がみんな消えてしまったなんて、筋が通らない。この点については、僕はだまされないぞ。
We head straight to our local park to pick up some kind of trail. Wait! What’s that over there? Yes, I think it’s a dinosaur tail!
僕たちは手がかりを探しに、まっすぐ地元の公園へ向かう。待って!あそこにいるのは何?そう、あれは恐竜の尻尾だと思う!
The dino is more bird than reptile, we learned in science class, that’s true. And this one left something behind, I’ve got our first dinosaur clue!
恐竜は爬虫類というより鳥に近いって理科の授業で習った、それは本当だ。そして、この恐竜は何かを残していった。最初の恐竜の手がかりを見つけたぞ!
Looks like we’ve got a plant eater. The Venus flytrap had no chance. She danced right by our volcano and knew the exit at first glance.
どうやら草食の恐竜みたいだ。ハエトリグサの罠は全く通用しなかった。彼女は僕たちの火山のそばで軽やかに踊り、一目で出口を見抜いたんだ。
This clever girl runs fast as the wind and dodged our trap in a hurry. But we’ve got more in store for her, so this is no time to worry.
この賢い女の子(恐竜)は風のように速く走り、急いで僕たちの罠をかわした。でも、まだまだ用意してあるから、心配している暇はない。
Was she watching when I tested each trap with my action figures and toy bricks? It’s like she knows how each trap works… Can it be she’s onto my tricks?
僕がフィギュアやブロックで罠を試していたとき、彼女は見ていたのかな?まるで、それぞれの罠がどう動くか知っているみたいだ……。僕の仕掛けがバレているってこと、あるのかな?
Well that didn’t go according to plan. She slipped right past our noses and if that isn’t bad enough, I ruined mom’s prize-winning roses.
さて、計画通りにはいかなかった。彼女は僕たちの目の前をすり抜けていった。それだけでも最悪なのに、ママの自慢のバラを台無しにしちゃった。
We made a prehistoric playground and with lots of friends to play, our dino won’t be able to resist. This time she won’t get away!
僕たちは「先史時代の遊び場」を作った。たくさんの友達が遊んでいれば、恐竜も我慢できなくなるはずだ。今度こそ逃がさないぞ!
Tall enough to stop a giant, our trap had pulleys, ropes, and decks. But this dino smashed it all to pieces. She should be called T.wrecks!
巨人を止めるのに十分な高さ、僕たちの罠には滑車とロープとデッキがあった。でも、この恐竜は全部粉々に壊してしまった。彼女の名前は「ティー・レックス(壊し屋)」と呼ぶべきだね!
My mom is an engineer, so I’ve learned a trick or three. our Robo Hugger 9000 won’t let our dino go free!
僕のママはエンジニアだから、仕掛けのコツをいくつか教わっているんだ。僕たちの「ロボ・ハガー9000」は恐竜を逃がさないぞ!
That clever dino tricked our robot by dressing like a bird! If I don’t catch the dinosaur soon, I’ll be lucky to come in third!
あの賢い恐竜は、鳥の格好をしてロボットをだましたんだ!すぐに恐竜を捕まえないと、3位に入れたらマシな方になっちゃう!
We didn’t catch the Dinosaur. I don’t know what to do! But my friends remind me we still have a science fair entry or two.
恐竜は捕まえられなかった。どうすればいいか分からないよ!でも友達が、科学展への出し物はまだ他にもあるじゃないかって思い出させてくれた。
We did it! Better luck next time!
やったぞ!次はもっとうまくいくよ!
まとめ
『How to Catch a Dinosaur』は、ただの空想物語ではなく、「仮説を立てて、実験(罠)をし、失敗から学ぶ」という科学的なプロセスが楽しく描かれた一冊です。
恐竜好きな男の子はもちろん、工作や実験が大好きなお子様にもぴったり。読み終わった後は、「自分ならどんな罠を作る?」と親子でアイデアを出し合うのも楽しいですね。英語と科学、両方の種をまける素敵な絵本を、ぜひ手に取ってみてください。