フォニックスを覚えた子供って英語の聞き取り力が良くて発音の再現力も正確ですよね。
英語圏の子供達も幼児期に習うフォニックス学習は、アルファベット26文字を(エー、ビー、シー)だけでなく、(アッ、ブツ、クゥ、ドゥ)の音読みにも馴染めるよう何度も繰り返し練習します。ちょうど、4月より再放送の始まったNHK語学エイエイGOでも「アブクド」発音について取り上げていました。
フォニックスでは、それと合わせて前後の並びで変化するルールも繰り返しながら単語の読み方を自然に覚えるという学習法です。
分かりやすいフォニックスルールで言えば、マジックeの法則などがそうです。単語末にeがある場合、そのeは発音されないというサイレントeのひとつですが、直前に母音があるとその発音を変化させるというもの。
face / five / joke / are などがあります。
こういう発音ルールが身についているとhomeやjokeを初めてみてもホメとかジョケとは読まなくなります。
幼児向けの英会話スクールに行くと、大抵最初のうちはこのフォニックスアルファベットの歌や基本の単語の発音練習を繰り返しながら覚えていくことになるのですが、フォニックスの取り組みはおうちでもわりと簡単に行うことができます。
a,a,apple b,b,bear c,c..のようなアルファベットと主な英単語の表を使った基礎的な発音練習などがそうです。
これはアルファベットの名前読み「(A)エー、(B)ビー、(C)シー、(D)ディー」とあわせて、発音「(A)ェア、(B)ブッ、(C)クゥ、(D)ドゥ」を耳に馴染ませるやり方です。
家庭でフォニックス学習
ご家庭でフォニックス学習をやる場合、どうしても繰り返しになるので小さなお子さんだと飽きちゃう問題も出てきます。
最初に保護者の方がある程度フォニックスについて学び、お子さんをリードしながらコンテンツを少しづつ変えてキャラクターやリズムの違うものを用意したほうが良いのかもしれません。
フォニックスについてはネットでもいろいろ調べれば大まかにわかると思いますが、書籍だとこのあたりを参考に一緒に取り組んで行けると思います。
CDBフォニックス<発音>トレーニングBOOKは、86のフォニックスルールをていねいに解説、ネイティブ先生のCD音声でリズムよく発音練習も行えます。
その他、以前アブクドゥソングのyoutube動画を紹介した記事がこちらにあります。
→フォニックス流アルファベット(アブクドゥ)ソング
絵本を読みながら
幼いうちからフォニックスルールの規則性を自然と学ぶには、先ほどのアブクドゥの練習と合わせて絵本の多読がベストだと思います。
イラストに合った短めの文章と大きな文字、繰り返しの表現やリズミカルなライミング(押韻)で耳に残りやすいもの。
そういうのを考えると、できればフォニックスベースで書かれた絵本を選ぶのがよいです。
CD付きの絵本なら、普段は音声だけ聞き流しでかけておいて絵本を開いたとき保護者の方が読み聞かせてあげるといった使い方ができます。
こうすると、小さいお子さんだと聞きなれた感じで安心して聴き取ることができます。文字を指でなぞってあげながら読んであげるのも良いですね。
絵本は読んで聞かせて終わりにするだけでなく、暗唱できるくらいを目標にして、”読めたら褒めてあげる”ところまで1冊を使い切る感じです。
最初のうちは1冊が短めで子供に飽きの来ないこういった動物がたくさん登場するようなものから始めてみると良いかもしれませんね。
こちらも有名なフォニックス多読絵本のCD付きセットです。ステージを上げていくといつの間にか長い文章もすらすら読めるようになります。
→フォニックスの発音をyoutubeで学習できる子供向け動画まとめ