「牛乳と卵、それから……何を買うんだっけ?」
スーパーへ行ってから、買うものを思い出せなくなること。ありますよね。
『Pete the Cat’s Trip to the Supermarket』では、ピートと弟のボブ、そしてパパが買い物へ出かけます。
ところが、せっかく作った長い買い物リストが風で飛ばされてしまいます。
頼りになるのは、ピートとボブの記憶。
牛乳、卵、鶏肉、リンゴ、ラズベリー……。
スーパーの通路をひとつずつ進みながら、「次は何だった?」と思い出していきます。
食べ物の英語を覚えるだけではなく、親子で一緒に「まだ何が残ってる?」と参加できるのが楽しい一冊です。
絵本の基本情報
| タイトル | Pete the Cat’s Trip to the Supermarket |
|---|---|
| 著者・イラスト | Kimberly and James Dean |
| 出版社 | HarperCollins |
| 対象年齢(目安) | 6〜8歳頃 |
| レベル | I Can Read Level 1 |
お話のあらすじ
公園でたっぷり遊んだピートとボブは、お腹ぺこぺこ。
パパにおやつをお願いしますが、冷蔵庫にも食品庫にも食べ物がほとんどありません。
そこで3人は、スーパーへ買い物に行くことに。
牛乳、卵、魚、鶏肉。
ボブはラズベリー、ピートはリンゴも追加して、長い買い物リストを作ります。
ところがスーパーへ向かう途中、大切なリストが風に飛ばされてしまいました。
でもピートは平気。
ボブも覚えていると言います。
スーパーに着いた3人は、通路をひとつずつ進みながら、買うものを思い出していきます。
牛乳、チーズ、鶏肉、卵、パスタ、リンゴ、ラズベリー。
途中で試食をしたり、おやつを選んだり、おばあちゃんへの花を買ったり。
買い物が終わったとき、カートはおいしそうなものでいっぱいです。
でも最後にひとつだけ。
魚を買い忘れていました。
買い物リストがなくなったら、覚えていられる?
このお話のおもしろさは、スーパーに着く前から始まります。
みんなで作った大切な買い物リスト。
それが、
風で飛んでいってしまいます。
普通なら「どうしよう!」となりそうなところですが、ピートは落ち着いています。
「大丈夫。覚えてるよ」
ここから買い物が、ちょっとした記憶ゲームのように変わります。通路を進むたびに「次は何だった?」と買うものを思い出していくので、読む側も一緒に参加したくなる構成です。
スーパーで覚えたい食べ物の英語
牛乳|milk
milkは「牛乳」。
We need ~.は「~が必要です」という形なので、買い物でも使いやすい表現です。
卵|eggs
ピートが通路を通り過ぎそうになったところで思い出すのがeggs。
スーパーでは複数まとめて買うので、eggではなくeggsと出てくるのも自然です。
さらに、regular or jumbo? と、普通サイズかジャンボサイズかを選ぶ場面も登場します。
鶏肉|chicken
chickenは「鶏肉」。
Don’t forget ~.は「~を忘れないで」。
買い物だけでなく、持ち物を確認するときにも使える表現です。
リンゴ|apples
ピートが欲しいと言ったのがapples。
フルーツ売り場へ来たときにも、ちゃんと思い出します。
ラズベリー|raspberries
ボブが欲しいのはraspberries。
日本ではリンゴやバナナほど身近ではありませんが、英語圏の絵本ではよく登場する果物です。
パスタ|spaghetti / macaroni / bow ties
パスタ売り場では、spaghetti、macaroni、bow tiesが登場します。
bow tiesは、蝶ネクタイのような形をしたパスタ。
英語で形を表すおもしろい例です。
スーパーの場所を表す英語も見てみよう
通路|aisle
物語では、aisle ten、aisle nineのように数字と一緒に登場します。
aisleは、お店や飛行機などの「通路」。
スーパーでは「○番通路」という言い方でよく使われます。
乳製品売り場|dairy
dairyは牛乳やチーズなどの乳製品。
スーパーでは乳製品売り場を表す言葉として使われます。
買い物カート|cart
買ったものを入れていくのがcart。
最後にはカートがおいしそうな食べ物でいっぱいになります。
この絵本で注目したい英語
Can we have a snack?|おやつ食べてもいい?
公園で遊んだあと、お腹を空かせたボブがパパに聞く一言。
Can we ~?は「私たち~してもいい?」。
家族で何かをしたいときに使いやすい形です。Can we have ~?なら「~をもらってもいい?」「~を食べてもいい?」という言い方にもなります。
We need ~.|~が必要
買い物リストを思い出すときに使われる表現です。
needは「必要とする」。We need eggs.、We need bread.のように、買いたいものを入れ替えるだけで使えます。
Don’t forget ~.|~を忘れないで
ピートがパパに声をかける場面。
forgetは「忘れる」。
Don’t forget ~.で「~を忘れないで」。学校へ出かけるときなら、Don’t forget your bag.などにもつながります。
Remember ~.|~を覚えていて・思い出して
ピートが、自分の欲しかったリンゴを思い出す場面。
rememberは「覚えている」「思い出す」。買い物リストをなくした今回のお話では、物語そのものにつながる大事な言葉です。
pick / choose|選ぶ
ピートとボブは、おやつや花などを自分で選びます。
pickもchooseも「選ぶ」という意味。
たくさん並んだ商品の中から好きなものを選ぶスーパーは、「選ぶ」という英語を場面と一緒に覚えるのにぴったりです。
ピートたちの買い物を追ってみよう
お腹が空いたけど、食べ物がない
公園から帰ってきたピートとボブ。
おやつが欲しいのですが、パパが冷蔵庫を確認しても、食品庫を確認しても、食べ物がありません。
そこでスーパーへ行くことになります。
まずは買い物リスト作り。
ここから物語が始まります。
リストが風で飛んでしまう
せっかく長いリストを作ったのに、スーパーへ向かう途中で風がビューッ。
リストはパパの手から飛んでいってしまいます。
でもピートとボブは、「覚えてるよ」と頼もしい返事。
ここから、記憶を頼りにした買い物のスタートです。
通路を進みながら思い出す
まずは乳製品売り場。
牛乳、そしてチーズ。
次は鶏肉。
その次は卵。
フルーツ売り場ではリンゴとラズベリー。
通路をひとつ進むたびに、「次は何だっけ?」が出てきます。
ただ食べ物の名前を見るだけではなく、物語の中で思い出すから、単語も印象に残りやすくなります。
予定外のものもどんどん増える
買い物リストにあったものだけを買うわけではありません。
パパはベーコンを見つけ、ボブはパスタを選び、ピートはカップケーキを試食。
おやつやアイスキャンディーもカートへ。
さらに、おばあちゃんのためにチューリップまで選びます。
予定通りには進まないところも、家族の買い物らしいところ。
最後に忘れたものは?
買い物を終えたころには、カートは食べ物でいっぱい。
ほとんど全部そろいました。
ところがパパが気づきます。
魚がない。
あれだけ一生懸命覚えていたのに、ひとつだけ忘れてしまいました。
「また今度!」
完璧に終わらないところも、Peteらしい気楽なラストです。
読み聞かせ動画
スーパーの通路を順番に進みながら食べ物を思い出すので、声で聞くと「次は何だった?」というリズムがさらに分かりやすくなります。
ほかのPete the Cat英語絵本も読んでみたい方へ
Pete the Catには、学校、キャンプ、宇宙、買い物など、子どもに身近なテーマの作品がたくさんあります。
「次はどれを読もう?」と迷ったときは、シリーズまとめも参考になります。
ねこのピート(Pete the Cat)英語絵本おすすめガイド|初心者はどれから読む?人気作と選び方 →
まとめ
『Pete the Cat’s Trip to the Supermarket』は、スーパーでの買い物をテーマにした身近な英語絵本です。
milk、eggs、chicken、apples、raspberries。
普段の食卓にも出てくる食べ物の名前を、買い物の流れと一緒に楽しめます。
さらに、
We need ~.
Don’t forget ~.
Remember ~.
など、家庭でもそのまま使いやすい表現がたくさん。
そしてこの本の楽しいところは、買い物リストをなくしてしまうこと。
「次に買うものは何だった?」
ピートたちと一緒に思い出しながら読めば、英語絵本がちょっとした記憶ゲームになります。
実際にスーパーへ行ったとき、「milkはどこかな?」「Don’t forget the eggs!」なんて遊んでみるのも楽しそうです。