「ペットを飼いたい!」と子どもに言われると、犬や猫、うさぎなど、一緒に遊べる動物を思い浮かべることが多いですよね。
今回のねこのピートが選んだのは、金魚。
名前はGoldie(ゴールディ)です。
ところが家に連れて帰ってみると、ボール遊びもできないし、一緒に泳ぐこともできません。
「じゃあ、何をしよう?」
そこでピートが思いついたのが、ゴールディの絵を描くことでした。
『Pete the Cat: A Pet for Pete』は、初めてのペットとの暮らしから、ピートの絵が友達や町の人たちへどんどん広がっていくお話です。
『Pete the Cat: A Pet for Pete』ってどんな絵本?
ピートは、お母さんとペットショップへ出かけます。
鳥、ハムスター、トカゲ……いろいろな動物がいる中で、ピートの目に留まったのは一匹の金魚でした。
その金魚をGoldieと名付け、初めてのペットとして家へ連れて帰ります。
ところが、ここでちょっとした問題が。
ゴールディとは、外を散歩したり、ボールを投げて遊んだりできません。
そこでピートは、金魚をじっと見ながら絵を描き始めます。
この一枚の絵が、思いがけない展開につながっていきます。
本の基本情報
| タイトル | Pete the Cat: A Pet for Pete |
|---|---|
| シリーズ | My First I Can Read |
| 主人公 | Pete the Cat(ねこのピート) |
| 主な登場人物 | Pete、Goldie、家族や友達 |
この絵本の見どころ
できない遊びより、できることを見つけるピート
ゴールディを家に連れて帰ったピートは、一緒に遊ぼうとします。
でも、金魚なのでできることは限られています。
そこで「遊べないからつまらない」で終わらず、ピートが始めたのが絵を描くこと。
ゴールディの姿をよく見て、ヒレやオレンジ色のしっぽを描いていきます。
ペットとの接し方が、散歩や抱っこだけではないところが、このお話のおもしろいところですね。
一枚の絵がどんどん広がっていく
ピートの絵を見たお母さんや友達は大喜び。
「自分にも描いてほしい」という人が次々と現れます。
学校のshow-and-tellでもゴールディの絵を紹介すると、クラスのみんなからも大好評。
やがて、町の人たちまでピートの絵を欲しがるようになります。
最初は一匹の金魚を描いただけだったのに、話がどんどん大きくなっていく展開も楽しいところです。
最後は「みんなで楽しめる一枚」に
たくさんの人に絵を描いてあげたいピート。
でも、宿題もあるし、ゴールディのお世話もしなければなりません。
一人ずつ描いていては時間が足りない。
そこでお母さんのアイデアを聞き、ピートは外へ飛び出します。
最後に作るのは、町のみんなが一緒に楽しめる大きなゴールディの絵。
「一人ずつ作れないなら、みんなで見られるものを作ろう」という解決の仕方が、いかにもピートらしいですね。
英語学習のポイント
You can keep it.
You can keep it. は、「それ、持っていていいよ」「それ、あげるよ」というときに使える表現です。
ピートが自分の描いた絵を相手に渡す場面にぴったり。
例:
A: I like this picture!
B: You can keep it.
(この絵、好き!/それ、あげるよ。)
show-and-tell
show-and-tell は、自分の好きな物や大切な物を学校へ持っていき、みんなの前で紹介する活動です。
日本の学校ではあまり聞き慣れませんが、英語圏の子ども向け作品ではよく登場します。
ピートはゴールディ本人ではなく、自分で描いた絵を持っていくところもポイント。
例:
I’m going to bring my toy for show-and-tell.
(show-and-tellに、おもちゃを持っていくよ。)
a big hit
ピートの絵について、物語ではa big hitという表現が登場します。
hit は「大当たり」「大人気」という意味でも使われ、a big hitなら「大好評」「大人気」といったニュアンス。
例:
The new game was a big hit with the kids.
(その新しいゲームは子どもたちに大人気でした。)
物語の流れを見てみよう
初めてのペット、ゴールディ
ペットショップで金魚を見つけたピート。
家へ連れて帰る途中でも、ゴールディに「ぼくの初めてのペットだよ」と話しかけます。
初めてペットを迎えるうれしさが伝わってくる場面です。
ゴールディの絵を描いてみる
一緒に遊ぶ方法を考えたピートは、ゴールディをモデルに絵を描きます。
その絵を見た人たちから、次々に「自分にも描いて」とお願いされることに。
ピートも楽しそうに描き続けます。
学校でもゴールディは人気者
ピートはゴールディの絵を学校へ持っていき、show-and-tellで紹介します。
「かわいい!」「色がいいね!」と、クラスのみんなも興味津々。
ここから、ゴールディの絵の人気はさらに広がっていきます。
町のみんなが見られる大きな絵へ
とうとう、町のみんなから絵を頼まれるようになったピート。
さすがに一人ずつ描くのは大変です。
そこで最後は、外に大きなゴールディを描きます。
一枚の絵をみんなで楽しめるようにしたことで、ピートもひと安心。
家へ帰ると、本物のゴールディにも今日の出来事をたっぷり話して聞かせます。
読み聞かせ動画
英語のリズムや発音を聞きながら楽しみたいときは、読み聞かせ動画も参考になります。
ねこのピートの英語絵本をもっと読む
ねこのピートには、学校やキャンプ、季節のお話など、いろいろな英語絵本があります。
まとめ|ゴールディの絵から広がった楽しい一日
『Pete the Cat: A Pet for Pete』は、ピートが初めてのペット、ゴールディを迎えるお話。
一緒に遊べることが少なくても、ピートはゴールディをよく見て絵を描きます。
その一枚が友達へ、学校へ、そして町のみんなへ。
金魚との暮らしから始まった小さなアイデアが、どんどん広がっていくところが楽しい一冊です。
You can keep it. や show-and-tell、a big hit など、短くて使いやすい英語も自然に拾えます。